お金の話

お金について思うこと①

お金についての興味や欲は誰にでも当然あるものですが、自分は人よりこれが強く、だからこそ様々な投資やビジネスで実践を数多く積み上げてきたわけです。

詳しくは、「世界中で行った様々な投資」をお読みください。

そして欲があるからこそ、人は迷い、そして過ちを犯します。

数々のバブルを活用し、成長を活かし、投資でも成功も収めましたが、繰り返し失敗もしています。全く同じ過ちは繰り返していませんが、まだまだ埋めきれない穴があり失敗もします。

今はそれも達観し、失敗して一定の資産を失うことに対しても割り切っていますので、大きなショックを受けることも正直あまりなくなりました。今回はお金について幾つか思うことを書いてみたいと思います。

そもそもなぜ人はお金を求めるのか?

これは釈迦に説法で誰もが当然わかっていることかと思います。お金が余分にあれば漠然とした不安から心が開放されますし、人生の選択肢を増やすことができます。そして老後に対しての不安が減ることになります。

働けているうちは日々、毎月の収入が入ってきますが、働けなくなれば収入は年金以外に途絶えることになります。

年金自体も先々のことを考えれば、これだけ積み上がる日本の借金の現状をみると、今後増えていくことは考えにくく、税負担の増加と様々な社会保障コストの増加により、相対的に減ることになるのはまず間違いないでしょう。だからこそ、今少しでも多くの蓄えをしておきたいと誰もが考えるわけです。

なぜ人は投資をするのか?

手元にあるお金を使って、お金にお金を稼いでもらうことを行うことは、人として合理的な行動です。福沢諭吉(1万円)は文句も言わず、寝ることもせず、食べることもせず、24時間365日働き続けてくれますから。投資によりお金が多く増えてくれることに多くの人は期待をするわけなのです。

1990年代までの高金利の時代であれば、郵便局の定期預金でも年間8%近い利息がついたこともありました。複利を活かすことで、年間7.2%の利息が付けば10年で元本は2倍になりますので、これほど手堅い投資もありませんでした。

単純計算すれば、10年で2倍、20年で4倍、30年で8倍になります。実際のところは、年々金利は下がり続けましたので、満期が来れば次の申し込みは低い金利になりますが。安心安全でこれだけ増えるのであれば、余分な投資をする必要もありませんでした。

不動産価格もこの当時は年々上昇する不動産神話が続いていた時代ですし、良い学校を出て、大手企業に就職すれば退職時にはまとまった退職金ももらえ、一生安泰の人生が送れたわけです。しかしこれが現在は全く状況が変わってしまいました。

ゼロ金利の現状はまだまだ続く

日本のバブルが崩壊してから預金金利はどんどん下がり、2000年代以降はほぼ利息などなくなりました。現在はゼロ金利が続いていますので、利息がつかないどころか、先行きを考えれば、口座を持っていることでの維持手数料が増えるようにもなるでしょう。ATMからの出金は以前は無料でしたが、ここでも手数料を取られる時代になりました。

リーマン・ショックで各国は借金を積み上げ、そして今回の新型コロナで更に莫大な借金を各国は積み上げていますので、マイナス金利、ゼロ金利は相当長期間続くと考えるべきです。預金に対しての利息は今後も一切期待できず、結果的に多くの人が、ある程度の積極的な投資を行わなければならない状況に追い込まれたわけなのです。

なぜ投資が投機に変わるのか?

人の欲というのは本当にコントロールが難しいものです。それぞれの投資をあまり良くわかっていない状況のときは面白いもので、ビギナーズラックで儲けることができたりします。慎重にあれこれ考えるよりも、すぐに動いたことが良い結果につながったりもするのです。

金融市場が活況化し、相場が上昇しているときというのは、ビギナーズラックが何度も続くことになります。そして多くの人が段々と欲が膨らみ、投資額を増やすようになります。投資額が増えれば利益額も大きくなり、毎月汗水たらして働いて得るお金よりも、投資で得られる金額が大きくなります。もしかしたら自分は投資に向いているのでは?と勘違いし、油断も生まれます。

そして常に金融市場のことが気になりだし、市場の動きを何度も確認するようになります。売買頻度がどんどん増え、1回の取引での利益は小さくなっていきます。それでも金融市場が上昇していれば利益は上がりますので、これがどんどんエスカレートしていくことになります。投資が投機に変わってしまうのです。

なぜ損失が大きく膨らむのか?

売買を重ねながら、毎回積み上げる利益は小さくなるのですが、損切りをする勇気を持っていないため、市場が下落し始めると泥沼に陥ることになります。即座に売る決意をすることができず、明日はきっと市場は戻ると期待し、保有し続けます。しかし金融市場というのは一定の法則があり、下がるときは最初はじわじわと、そして途中からは投げ売りも加わり大きく下落します。

更に今の時代は大手金融機関やヘッジファンドのクオンツトレードが商いの中心になっていますので、相場の上下の動きを加速させます。悩んでいる最中に相場は暴落し、今までの儲けが全部吹っ飛んで、大きな損失を抱えることになります。

株の現物取引であれば、所有し続けることで含み損の状態で済みますが、信用取引や他の金融市場のレバレッジ取引であれば、投資額全部を失うことにもつながるのです。

お金について思うこと②に続きます。

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チャーリーTAKA
チャーリーTAKA
日本を代表する投資家兼実業家でもあり、グローバル・チーフ・ストラテジストとして活躍中。
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