恐慌特集

GAFAM比率を継続注目!!【世界の株式時価総額の5分の1を占めるまでに】

バブル崩壊はいつ起きるのか?バブルが崩壊するきっかけの理由として、今までに下記の6つをお伝えしてきましたが、

本日は、バブル崩壊のきっかけ7つ目の理由「GAFAM比率」についてお話させていただきます。

プラットフォーマーの成長は今回の新型コロナのパンデミックにより、さらに加速されたわけですが、流石に昨年からここまでの上昇スピードは行き過ぎな感はあります。GAFAMを中心としたIT株人気は引き続き健在です。

GAFAとは?

GAFAと呼ばれるGoogle, Amazon, Facebook, Appleの4社はプラットフォーマーの代表的な存在で、膨大な個人データを蓄積し活用することで、さらに市場支配力を強めています。同時に情報操作や、データ流出、第三者への提供などによるリスクも広く認識されるようになりました。

昨今は市場の独占とデータ独占に対する批判的な立場から、2018年4月にEUが先駆けてプラットフォーマーに対して規制を強化しています。プラットフォーマーの影響力が大きくなるほど、その社会的責任も大きくなっているといえます。そしてお膝元のアメリカでもバイデン政権下での大企業への増税が予定されていますし、米中関係の悪化からくる規制リスクもあります。現在はITセクターへの資金集中リスクが生じていると考えるべきでしょう。

GAFAM率が世界の株式時価総額の5分の1を占めている

アメリカ株のITセクターは現在、世界の株式時価総額の5分の1を占めています。この割合は1990年代末のドットコム・バブル期以来の高水準となっています。

【 GAFAM時価総額 】

社名 時価総額
アップル 2兆1613億7万8592ドル
マイクロソフト 1兆8381億8977万2800ドル
アマゾン・ドット・コム 1兆6742億4019万6608ドル
グーグル 1兆4239億4182万8608ドル
フェイスブック 7543億4780万2624ドル

GAFAM5社の合計時価総額は本当に大きくなりました。この5社で世界の株式の時価総額の合計に占める割合が継続上昇しています。そしてこの5社の中で配当を出しているのは、アップルとマイクロソフトだけなのです。しかも両社ともに1%以下の配当です。他の3社は配当は全く出しておらず、長期的に保有をしていても、値上がり益の他は分割での株数増加でしか保有メリットはありません。

いくら低金利、マイナス金利だからこといって、配当ももらえない会社の時価総額が、世界の株式時価総額の20%を占めるというのは流石に行き過ぎなようにみえます。ただし今まではその不安を超えるだけの継続的な成長を過去に成し続けてきたのは事実です。

しかし同様の成長を今後も長期間継続できるのか?

成長は当然するでしょうが、過去のような急成長がいつまでも続くとは考えにくいです。

個別の投資選択が重要

アップルはアップルカーが発売されることになれば、売上・収益は大きく伸び、一段の成長が考えられますし、時価総額が3兆ドル規模を超えることも十分予想できます。

Amazonのサービス展開の広がり、物流のさらなる効率化、無人コンビニ、ドローン配送などを考えても、まだまだ成長余力は大きく感じられます。

しかし、Facebookに関して言えば、広告に頼る事業モデルには限界があると感じます。今から10年後の世界では、ネット広告そのものが今とは全く違った形になるでしょう。人工知能が今よりも格段に進歩し、個々人にリコメンドされたニーズにマッチする情報が届けられるようになると予想できますから、この部分でもAmazonに分があるように思います。

今後はプラットフォーマーを全て共通して成長するものだとは考えず、個別の選択をしていくことが重要な投資戦略となりそうです。ある程度利益が取れているのであれば、市場が混乱する前には一度売却をし、相場下落後に買い直しをするという選択肢が正しいように感じます。

永遠に上昇し続ける株などあり得ません。必ずどこかのタイミングで下落は始まります。金利上昇局面ではIT銘柄の下げ率はより大きなものになります。ボラティリティの高い相場環境だからこそ、売りが売りをよび、下げを加速する場面が出てくるでしょう。

融合が新たな編成を巻き起こす

そして、GAFAMを超える企業が登場することも考えるべきでしょう。

この後の10年間は過去10年と比較できないほど、様々な進化が加速していきます。コンバージョンズ=融合により、加速が加速するのです。今、様々なテクノロジーが融合しつつあります。これにより、今までは想像だけのものが、現実のサービス、製品として登場することになるでしょう。プラットフォーマーの淘汰も始まると考えておくべきでしょう。分散投資をし、そして確実に利益確定を行っていくこと。これを継続実践することが重要です。

過剰流動性バブルの崩壊が過去に例のない規模の崩壊となり、そこからの立ち直りには長期間要する可能性は高いと考えています。しかし新たなテクノロジーの融合が、新たな経済成長を巻き起こし、それによって世界経済が次の成長に入り、金融市場が復活していく。

このストーリーが、一番可能性として高いのではないかと現状では考えています。一度大暴落し、そのあと長期間の低迷期があり、そこからの再成長というシナリオです。なんにせよ、一度は大きな暴落が起こると想定できますので、そこに備えることが何よりも重要になるわけです。

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チャーリーTAKA
チャーリーTAKA
日本を代表する投資家兼実業家でもあり、グローバル・チーフ・ストラテジストとして活躍中。
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