経済ビジネス

【徹底解説】Web3.0で個人が儲ける方法は?

今回はWeb1.0。Web2.0を改めて簡単に理解をし、Web3.0が広がる世界で、個人個人がどのように収益をあげられる可能性があるのか?この点についてまとめてみました。

Web1.0とは?

1990年代の多くのウェブサイトは静的なHTMLページやHTMLマークアップのシンプルなページが主流で、その多くは一方的な情報発信と受信に限られるものでした。インターネットの速度も低速かつ不安定であり、インターネットの利用が生活と深く結びついている層は現在と比べると非常に限定的な層に限られていました。

”インターネットを活用して個人個人が儲ける!”という時代ではなく、”インターネットを使えばこのような事ができるかもしれない!”という時代で” ビジネスモデルをわかりやすいプレゼン資料に変えて資金調達をする”時代だったと言えます。

そこでは若手IT起業家で大きな資金調達に成功した人が多数出ましたが、その殆どは資金を短期間で使い果たし、事業として成功した事例はごく一部でした。これは2017年のICOバブルと通じるものがあります。

Web2.0とは?

Web2.0とは端的にいえば、GoogleやAmazon、Facebookなどのテクノロジー企業が大きな影響力を持つ現在のインターネットのあり方を示したものです。インターネットはADSLや光回線などの普及により速度や安定性が上がっただけではなく、日本では2008年にiPhoneが上陸したことによりスマートフォンの普及が加速度的に増加し、常時インターネットに接続することが主流になりました。

これに伴うソーシャルメディアの普及により、SNS上で誰でも世界中に自分の言葉を発信ができ、誰もが広範囲で人と繋がることができるようになりました。Webが、双方向で、参加型になったことにより、インターネットはWeb1.0時代のような一部のパワーユーザーのためのものだけではなく、広く人々の生活に普及していくことになりました。

そしてこの時代には、個人個人がインターネットを活用して利益を上げるチャンスが大きく増えました。例えばヤフオクでの販売でも、個人でも月額1,000万円を超える利益を上げることができました。アフィリエイトで高額報酬を得ることもできますし、SNSで交流しながらYoutube誘導で多額の広告収入を得ることも可能になりました。

株式市場ではマザーズ銘柄が高騰し、インターネット銘柄と言われるだけで、株価は急上昇しました。投資家にとっては千載一遇のチャンスとなり、大きな資産形成ができた人も多数出現しました。しかしその多くも、ライブドアショックを境にした新興市場の大暴落により、ほとんどの資産を失うことになりました。

Web2.0では、インターネットを活用してお金を稼ぐ人のほとんどは、全て巨大なITプラットフォーマーの掌の上で利益を稼がせてもらっているわけで、ここに大きなリスクや縛りがあります。そして、この問題を解決するのがWeb3.0なのです。

Web3.0とは?

ブロックチェーンなどの分散型技術の発展により、デジタル主権および個々のデータ管理権を、ITプラットフォーマーを含む中央集権組織からユーザーの元へ返却し、信頼を必要としない分散的な方法で管理すべきだというのが大まかなWeb3.0の概念です。

Web3.0では現在のクラウド型からブロックチェーンなどの分散型フレームワークを基盤としたアプリに移行していくと言われています。こうした自律分散型アプリケーションの総称は「DApps(Decentralized Application)」と呼ばれ、 現在数多くの分野でDAppsの開発が進んでいます。

Web3.0の主流トレンドは?

Web3.0の主流トレンドは主に下記の3つです。

① DeFi
② NFT
③ Metaverse

それでは順番に説明していきます。

① DeFi

ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス全般をDeFi(分散型金融)と呼びます。

これまでは金融サービスを使う際には、銀行や証券会社などを使用する必要がありましたが、DeFiではこのような仲介企業を必要とすることなく、ローンやレンディングなどの金融サービスを利用できます。UniswapやMakerDAOがその一例です。

Uniswapは時価総額10位前後と人気化しています。

現在、AI TRUSTでも、Defiを効果的に活用する方法を研究しています。高い成果が見込めるものに関しては、サロンの方で順次公開していきます。

Defiについて理解を深めたい方はこちらのレポートをご覧ください!

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② NFT

固有のデータが記録されたトークンのことで、アートやゲームのキャラクター・アイテムなどさまざまなものに応用されています。最近では、アーティストのコアなファン向けのデジタルアイテムとして数十億円単位で価格がつくNFTが生まれたり、多くの知財ホルダーがトレーディングカードゲーム化などを睨み、参入を始めており日本国内でも徐々に事例が増え始めています。

NBA Topshotも年初に大ブームとなりました。多くのNFTはイーサリアムが活用されたことで、イーサリアムの年初からの価格上昇を後押ししたと考えられます。

AI TRUSTではNFTについても研究を行ってきましたが、結論から言えば、リスクとリターンのバランス、手間が合わないと判断し、投資を見送っています。興味のある方は是非こちらの3つの記事をお読みください。一連の流れを理解頂くとケーススタディも学べ勉強になるかと思います。

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③ Metaverse

デジタル空間で作られた仮想空間のことです。主にEthereumブロックチェーンを利用することで、デジタル空間上の土地やアイテム、アバターなどさまざまなアセットを取得したり売買すること等ができるようになったことで更なる広がりが生まれています。

こちらは既存のゲームなどとの相性も良く、先々大きく広がる可能性も高いのではないかと感じています。

Web3.0の課題

は?

Web3.0 は世の中への一般的な広がりという面ではまだまだですが、仮に分散型Webが一般利用のフェーズまで行くとすれば、Web3.0と言うべき変化が訪れる可能性があります。現在の問題は、まだ Web3.0 の技術面の話題しか出回っていないことにあります。

最初にインターネットが普及し出した時も、Web2.0 の時も、技術仕様や開発を議論する時は、いろいろユースケースを想定した高尚な議論がされました。しかしそのうちの多くは実社会では広がりを見せることはありませんでした。

ただし、一部の領域においては爆発的な広がりと成功を見せたのです。そして

Web2.0では、爆発的な広がり・成功事例に乗る形で、そのプラットフォームを利用し、実践した個人が大きな収益を得ることができたのです。

そして、爆発的な成功を収めたGAFAのようなプラットフォーマーに早くから投資をした人たちに大きな成果をもたらしました。

Web3.0でも、必ず身近なところに一般向けのゴールドラッシュの落とし所があると考えられます。

Web3.0で収益を得るには?

そしてここで収益を得るためには

① そこに参入するか
② もしくはツルハシを売るか
③ そのプロジェクトのトークンを買うか
④ マイニング、Defiでそのトークンを得るか

このいずれかを選択することで、具体的なチャンスを掴むことができると考えられます。

Filecoinを事例にとると?


Filecoinは、ファイル保管を可能にしているピアツーピアのネットワークであり、IPFSという根幹技術に欠如している経済的インセンティブを補完しています。

IPFSでは分散的な方法でファイル保管が可能ですが、他のユーザーのファイルを保管しておくためのインセンティブが内在していません。そこで、Filecoinの仕組みをIPFS上に構築し、ファイル保管スペースを他のユーザーに貸し出したユーザーに対して、Filecoinで報酬を与えることにより、一種のファイル保管スペース市場、および経済的インセンティブが創出されています。

Filecoinでは
③初期に市場でトークンを買った人。
④ マイニング案件に参加した人が大きな果実を得ることになったわけです。

このあと、デジタルコンテンツを売ることなどが ①や②のツルハシになる可能性はありますが、” 卵が先か、鶏が先か”の議論と同じで、技術の浸透がまだの時点では、この領域に参加することは得策でないと考えられます。

マネタイズはどこに?

ネットビジネスのマネタイズ3原則は「広告」「課金」「販売」にあります。

大きく成長するブロックチェーン・プロジェクトの情報に常にアンテナを向けつつ、初期の段階では③④を実践し、実際に投資を行うことで、そのトークンへの興味を深く持ち、理解を深めていく。そして実際にそのブロックチェーンが大きな広がりを見せた段階で、①②で、それぞれ個人個人ができる形を「広告」「課金」「販売」の3原則の中から探して実践していく。

この形が最も大きな成果につなげられると考えられます。

このあと、どのプロジェクトが大きく成長する可能性が高いのか? この点をAI TRUSTでは常に研究していますので、具体的な情報開示にご期待ください。

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