暗号通貨

今さら聞けないビットコインの話②

ビットコインの可能性はどのようなところにあるのか?

ビットコインの可能性は下記の通り。

1.送金手数料がかからない
2.両替手数料がかからない
3.移動が瞬時に行われる
4.銀行に行く手間がかからない

では、順番に説明していきます。

1.送金手数料がかからない

ビットコインの取引には、一般の貨幣の送金と違い送金手数料がほぼかかりません。

ビットコインの移動には、超少額費用以外には、ほぼ手数料がかからないのです。

通常、銀行を通じて送金を行った場合、国内送金でも数百円。海外送金であれば、4,000円〜8,000円程度かかります。

1万円の送金に対して国内で数%のコストが海外であれば数十%のコストがかかってしまいます。

ビットコインであれば、このコストがほとんどかからないのです。

現在の世界の貿易量は1,500〜1,600兆円程度と言われています。

仮に為替差を含めた銀行の手数料が4%とした場合、この総額は1,500兆円に対して年間で60兆円になります。ビットコインはこの60兆円をゼロにする可能性があるのです。

仮にこの20%がビットコインで決済された場合、12兆円の手数料が銀行の収益から削られることになります。

今の金融市場そのものを大きく変える可能性があります。

今の金融機関がとっている手数料を半額で決済するサービスがあれば?

その会社は大きくシェアを伸ばしていくことになるでしょう。

様々な企業がここに限りない可能性を見出し、このジャンルにどんどん進出をしています。

更には多くのベンチャキャピタルがその可能性を感じ、ビットコインに対しての周辺サービスを行う会社への投資を行っています。

2.両替手数料がかからない

海外との送金を行う場合、単に資金を移動するというだけでなく、その国の通貨に両替を行い、入金をする必要があります。

ここにかかる両替手数料は実質1%以上かかっています。(レートを金融機関が決めているため、負担が見え難い仕組です。)

新興国通貨の場合、3%~5%はざらに取られます。

もし1,000万円に対して3%の両替手数料だとした場合、30万円の手数料を取られることになります。金融機関は本当に上手に儲けていますよね!!

ビットコインの場合、両替という概念がそもそも必要ありません。

一つの通貨で統一して世界で使用されているわけですから。

3.移動が瞬時に行われる

銀行を使った海外送金の場合、数日間の日数を必要とします。

ビットコインであれば、ほんの数分から10分程度で処理が終わります。

全ての作業はパソコンやスマートフォン上で処理できるのです。

4.銀行に行く手間がかからない

日本では、海外送金を行おうとすれば、非常に手間がかかります。

銀行自体、実際にお金の現物を海外に送っているわけではなく、数字、データだけがコンピューター上だけで、Aという金融機関から、Bという金融機関に移動しているだけにも関わらず、わざわざ面倒な人の手を介して作業を行っています。

そうしなければ、高い手数料を取る示しがつかないということなのでしょうか?

自宅のPC上で、オンライン口座で完結できることをわざわざ複雑な仕組み、手間をかけて送金させられています。

銀行窓口まで行って、送金目的を根掘り葉掘り聞かれるはめになります。海外からの入金に対しても厳しく、税務署から問合せがあったりします。本当にまるで犯罪者のような扱いを受けさせられます。

多くの人は、こんな手間や嫌な思いをすれば海外に送金すること自体、嫌になってしまいます。

実はこれが日本という国の一番の目的なのではないか?

そんな風に勘ぐってしまいます。

新型コロナ収束後の世界では、更にこの手続きが厳しくなる。資金の移動が厳しくなる可能性が高いのです。

ビットコインであれば、そんな手間や心配もなくなります。

全てパソコンやスマホ上で処理を瞬時に行う事ができるのです。

金融危機のたびにビットコインは値上がりしている!!

ビットコインの誕生は2008年の秋、リーマン・ショックのあと、インターネット上に公開されたひとつの論文から始まりました。

金融業界に起こしたグリード(強欲)により、未曾有の金融危機が巻き起こりました。

既存の金融システムそのものに意義を唱えたのがビットコインの考え方なのです。

世界中で大きな金融危機や国家危機があるたびにビットコインの価格はその都度大きく上昇してきています。

なぜビットコインが金融危機のたびに上昇をするのか?

紙幣に対しての信頼が、そのつどなくなっており、資産逃避の先としてビットコインが選ばれているのです。

続きは下記からご覧ください!

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AdachiMasahiro
現在、世界4ヶ国語で発売されている、英国発祥の暗号通貨専門誌CRYPTO CROWD日本版の編集長を担う。発刊以来すでに1年以上が経過し、今では日本国内で一番古い暗号通貨専門の月刊誌となっている。