暗号通貨

今さら聞けないビットコインの話①

CRYPTO CROWD編集部からビットコインをこれから理解したい人に、そして改めて理解を深めたい人にシンプルにわかりやすく、ビットコインのことをシリーズでお話します。

(*CRYPTO CROWDはイギリスで創刊された暗号通貨関連の専門情報誌です)

ビットコインの可能性はどこにある?

まだまだ多くの人は、ビットコインの可能性の大きさ、そしてビットコインを使うことの利便性を理解出来ていません。

ビットコインは今後急速に世界中で拡大をしていくと確信しています。

新型コロナによる世界経済の低迷、移動の規制が広がる中、世界各国が協力し、経済支援を行っています。

今後、資金の移動についても金融市場を安定させるという大義名分の中で、規制されるリスクもあります。

そのタイミングでは改めてビットコインの価値、意味が見直されることになります。

今のタイミングは物凄く大きな投資のチャンスと考えられます。

なぜ大きなチャンスがあると考えるのか?

これにはまず、通貨の歴史、金融資本主義を理解する必要があります。

大量に紙幣が刷られる

現在の金融資本主義では、大きな経済危機が起こるたびに大量の紙幣が刷られています。

そしてそのたびに、資本の二極分化は広がり、人々も二極化します。

仕組みを理解する側の資産は大きく増え続け、理解しない側の資産は相対的に価値を失くしているのです。

今回の新型コロナにより、金融市場は大暴落しましたが、大きく資産を毀損する個人投資家が多い中、世界の富裕層はバーゲンセールされた市場で、安値で買い漁っています。

金兌換制度が廃止された!

ここ数十年、世界経済で起こったことを大きく理解してみましょう。

アメリカで金兌換性がなくなり、紙幣の価値が大幅に下がりました。

1971年8月15日、ニクソン政権化で金兌換性は廃止されました。

それまで米ドルは、アメリカが保有する金に裏付けされていました。

諸外国が保有するドルはいつでも価値に相当する金に交換ができたのです。

しかし、金兌換性が廃止されたため、幾らでも資産に裏付けされない紙幣を刷り続けることが可能になったのです。

米ドルの価値が大きく下落したのもこのタイミングです。

通貨が数字に変わった!

1990年代のコンピューターの発達は、通貨を数字に変えました。

今までは紙幣として流通していたものがコンピューター上の数字に置き換わったのです。

これにより大幅に数字上の通貨は増え、通貨の価値は再度下がりました。

レバレッジが更に通貨の価値を下落させる!

そして更に、金融工学の発達により、大きなレバレッジが効くようになりました。

アメリカの金融工学の発達により、更にはグリード(強欲)により、多くの金融商品が開発されました。

リーマン・ショック時には、実体経済が6,000兆円に対して金融派生商品の規模は、6京円という実体経済の10倍の規模に膨れ上がったのです。

リーマン・ショックで何が行われたか?

100年に一度の金融危機と言われたリーマン・ショックは実質的には1年間で回復を果たしました。

世界中の国々で大規模な金融支援策が行われ市場に大量の紙幣をばら撒いたのです。

融資が緩くなり、数字上の通貨もばら撒かれました。

これにより、株式、不動産の大幅な下落は抑えられ、中国を始めとする新興国ではバブルが発生しました。

度重って起こる金融危機

有り余る通貨、そしてレバレッジによりボラティリティの高い相場が形成されています。

何かがあればあっという間に逃げ出すお金は、市場を混乱させます。

本質的な解決を行わず、金をばら撒くことでの問題の先延ばしは結局その後の問題を更に大きくし続けます。

これは今回の新型コロナによる金融市場の大暴落を見れば明白です。

金融市場に携わっている人間は、少ない資金をより大きなレバレッジをかけ、大きなリターンを得られれば、相応の高いボーナスを得ます。

個人でも、レバレッジをかけて投資に成功すればより大きな資産を形成することができます。

紙幣が刷り続けられることで紙幣の価値がどんどん減る中、この仕組を理解出来ていない人間は、二極分化の下層に落ちます。

本物の資産は価値を増し、偽物の資産は価値を減らします。

この理屈を理解していたとしても、大きなレバレッジは大きなリスクを生み、投資の失敗による数多くの破綻者を生み出しています。

超富裕層の資産は増え続ける!

2008年のリーマン・ショック後、上位1%の超富裕層は減った資産をあっという間に元に戻し、それだけではなく資産をとてつもなく大きく増やしました。

上位15%の富裕層も、減った資産を元に戻し、資産を大きく増やしました。

これ以下の25%の層は、減らした資産を元にまだ戻せていません。

そしてそれ以下の層は、減らしただけではなく、殆ど無くした上、貧困の罠にはまり、元に戻れなくなってしまいました。

今後も同様のことが度重なって起こることになるでしょう。

新型コロナが大流行するアメリカでは、今後失業率は35%を超えるともいわれています。

多くのアメリカ人が職を失い、家を失い、生活基盤が崩壊します。

この理屈を理解し、活用する側にいる人間は物凄いお金持ちになり、それを知らない側、使えない側の人間の資産は相対的に減るのです。

お金の価値がどんどん下がっているわけです。

ビットコインの未来

ビットコインは、新型コロナ収束後の世界で、ますます価値を高める可能性が大きいです。

これを活用できれば、物凄く大きな資産を生み出すチャンスがあります。

そして何よりも、ビットコインは、現在、世界のほとんどの国の規制がかからず、そして口座そのものが匿名性も高く、守られているため、秘めているポテンシャルは限りなく大きいのです。

では、どのようなところにその可能性があるのか?

続きは下記からご覧ください。

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現在、世界4ヶ国語で発売されている、英国発祥の暗号通貨専門誌CRYPTO CROWD日本版の編集長を担う。発刊以来すでに1年以上が経過し、今では日本国内で一番古い暗号通貨専門の月刊誌となっている。