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世界の金融不安、金融危機に向かうのか?

日経平均が大きく下落し、昼前の時点で26,877円、9日の28,635円からたった1週間で2,000円以上の下落です。

昨日のNY株は2月の米生産者物価指数(PPI)は前月比0.1%低下と予想(0.3%上昇)に反して低下したことで、インフレ圧力が一部弱まったことが好感され米株はまちまちの展開でした。

世界中の金融不安はこのまま広がって金融危機に向かうのか? 今日はこの点に焦点を当てて投資市場への影響を考えてみたいと思います。

クレディスイス株価は一時31%下落

クレディスイスの筆頭株主が追加出資の可能性を否定したことをきっかけに混乱が終日生じたことから、この日の市場でクレディ・スイスの株価は一時約31%安となり、社債価格は財務面で深刻なディストレスを示唆する水準に下落しました。

不祥事が相次いだ同行に対する懸念が拭いきれない上に世界的な銀行株の売りが重なりました。

これに対してスイスの連邦金融市場監督機構とスイス国立銀行はクレディ・スイスが必要に応じて流動性支援を受けると発表しています。

約7兆1500億円を借り入れる計画を発表

そして、先ほどクレディスイスから、スイス国立銀行から最大500億スイスフラン、約7兆1500億円を借り入れる計画を発表しました。

これで市場が落ち着けば良いですが、これだけの規模を借りなければ立ち行かないというのは問題の相当の根深さを感じますし、相当内情が酷いように思いますので、実際にこの融資が実行されるまでは市場は疑心暗鬼になるでしょう。

他の大手銀行は、クレディスイスとの取引はリスク回避で抑えられ、融資が実行されたとしても、厳しい状況は継続するでしょう。

ECB利上げをどう判断するか?

ECBは本日政策決定ですが、金融市場が大混乱している最中に0.5%の利上げを行うのか?

EU各国では高いインフレが継続していますので、インフレと戦う姿勢を見せれば0.5%とすべきですが、これによって金融混乱が拡大すれば、ラガルド総裁の歴史的な汚点になりかねません。

日本時間の今日の夜も株式も為替も荒い展開を見せることになるでしょう。

そして、来週のFOMCでの利上げも同様で、体裁を気にし、保身優先のパウエル議長は利上げ無しという選択も十分あると思います。

そうなれば安心感から米国株は上昇となりますが荒い展開が続くでしょうね。

個別株は継続保有。このような状況下でもエヌビディア株は強いです!!

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暗号通貨市場にも注意を!!

株式市場が大きく下落する中でもそれでも暗号通貨市場の下げは割合落ち着いています。ただし、この後は再度荒れる展開を予想しています。

USDC問題が再浮上するのではないかと思っています。USDCの運営元のサークル社の資金の預け先の1、2位の銀行が既に破綻しています。

この資金は米政府が保証することで戻ってくる安心感から、一時的に12%以上乖離したUSDCは現在元に戻っています。

しかし新たな問題が発生しています。サークル社が資金を預けている四番目の銀行が苦境に陥っています。資金預け先4位銀行。ファースト・リパブリック・バンクです。

格付け会社のS&Pグローバル・レーティングとフィッチ・レーティングスは、ファースト・リパブリック・バンクの格付けを投資不適格級に引き下げました。昨日株価は21%を超える下げをみせ、資金流出は続いています。

情報拡散、噂はあっという間に広まる

今の時代、Twitterなどの情報拡散により

” ○○銀行が危ない ”

噂があっという間に広がり、ネットバンキングが普及しているからこそ、即座に資金が引き上げられます。本当にあっという間に資金が枯渇し、破綻するのです。

ファーストリパブリックバンクが破綻ということになれば、サークル社は多額の資金をどこに預ければ良いのか?再度のUSDC売りに繋がり、暗号通貨市場にショックを与えると考えています。

↓↓BTC,ETHは利確↓↓

米CPI発表、金融市場にはパーフェクト!BTC,ETHは利確2月CPIでは、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数が前月比0.5%上昇と、5カ月ぶりの大きな伸びとなり市場予想(0.4%上昇)...

アメリカの中小銀行の連鎖倒産の可能性はまだまだ高く、そうなると世界的な金融危機につながる可能性も高くなります。

ソフトバンクグループは苦境に!!

ソフトバンクグループ株は16日の株式市場で5日続落し、約9カ月ぶりの安値を付けています。

新興企業向け融資大手の米シリコンバレー銀行の経営破綻で、スタートアップのエコシステムが打撃を受け、ファンド投資を本業とするビジネスモデルに暗雲が垂れ込めています。

米国で利上げが始まって以降、急速にスタートアップ企業の資金繰りが難しくなり、新規株式公開(IPO)の機会も減少しています。

ソフトバンクGの含み損は相当大きな額に

テック企業のバリュエーションの切り下げは起こりますから、新興企業の缶詰のようなファンドを運営するソフトバンクGの含み損はこのあとの決算でも相当大きな額となるのは明確です。

今からショートをしようとは思いませんが、個人投資家に人気のある株ですから、日本株は重い展開が続きそうです。

↓↓ソフトバンクG過去の悪夢を振り返る↓↓

ソフトバンク悪夢
ソフトバンクGの悪夢を振り返るジェットコースターのような株価 2020年2月中旬の6,000円弱の高値から3月23日には2,660円と半値以下まで急落し、その後、2...

日銀の金融政策変更には好機!!

シリコンバレー銀行の破綻をきっかけに世界的に金利が急低下しています。日本の10年債金利も直近までずっと上限の0.5%に張り付いていたものが、現在は0.29%まで下がっています。

イールドカーブコントロールを修正・撤廃する際には、新たな国債の売り仕掛けによる金利急騰リスクが懸念されるわけですが、今の世界の金融市場を見ると、長期金利が上昇しづらい状況にありますので、撤廃するには非常に都合の良い状況になっています。

4月の植田総裁就任直後の撤廃は十分にあると思いますし、今の金融環境が続いていた場合、急激な金利上昇にはならない可能性も高いです。せいぜい0.6%とか0.7%程度までに落ち着くか・・・

早い判断が正しそうに思いますし、金利が急騰しなければ、日銀はゆっくりと問題解決に向かえますので、日銀に取っては却って今は良い環境とも言えると思います。

個人的には日本国債をショートしていますが証拠金を積み上げて対応し、金利上昇場面を待ちます。ヒヤヒヤものですが(汗)

日銀問題は出口がなく、インフレが進む中でもらえる年金は減り、様々な形で実質的な税・国民負担がますばかりの日本

本当にこのまま日本に住み続けて良いのか?

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