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米CPI発表、金融市場にはパーフェクト!BTC,ETHは利確

2月CPIでは、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数が前月比0.5%上昇と、5カ月ぶりの大きな伸びとなり市場予想(0.4%上昇)も上回りました。

前年同月比では5.5%上昇し、こちらは市場予想と一致し、米国株は前日までの大きな下げもあり、大きく反発しました。

↓↓昨日時点での市場の読みはこちらから↓↓

【米CPI本日発表】金融市場はこのあとどうなる? 先週、米国のシリコンバレー銀行が破綻し、12日にはニューヨークのシグネチャーバンクも事業停止を強いられました。 2行はステーブルコ...

BTC・ETHを全て利確

暗号通貨市場はなぜ今の状況下でここまで上がるのか?

非常に不思議に思いますが、BTCは昨年6月以来の26,500ドル台をつけました。保有するBTC、ETHを昨日全て売却・利確しました。

先月は高値圏を予測しつつも、売り指値を欲張り売り切れませんでした。

今回はBTCは24,500ドル台で半分を売却、24,998ドルで1/4を売却、そして残りの1/4は26,000ドルを超えたところで売却です。

10日の下落時に買い指値を入れてあった21,000ドル、20,000ドル程度が買えており、数日の短期で25%程度の利益が取れたのでこの分はラッキーでした。

ETHも今回はほぼほぼBTCと同率の利益を取りました。

市場はまだまだ混乱要因が多いですから、慌てず下値で買い直しします!

↓↓2月21日記事 米国株・暗号通貨、一時的な天井間近か?↓↓

米国株・暗号通貨、一時的な天井間近か?今日は今週の米国株・暗号通貨市場の動きについて考えてみたいと思います。 メタ株上昇がNASDAQを押し上げるか? 3連休だった米国市...

地銀株上昇で次週のFOMCでの利上げ確率は上昇

スワップ市場が織り込む来週のFOMC会合での利上げ確率は約80%に上昇しました。前日の取引終了時点では約50%でした。これは米国株、特に大きく下落した地銀株が上昇したことが要因としてあります。

ファースト・リパブリック・バンクは13日に62%急落しましたが14日は27%高となりました。

パックウェスト・バンコープは34%、ウェスタン・アライアンス・バンコープは14%上昇
バンク・オブ・アメリカ(BofA)やシティグループなどの大手も上昇です。

FOMCにとっての難題は、シリコンバレー銀行等の経営破綻を受けて、金融安定へのリスクが増大する中で、依然高過ぎるインフレへの対応にどう優先順位を付けるかです。

過去の歴史を振り返ると、FRBは2007年、原油高によってインフレが加速していたにもかかわらず金融システムが明らかに崩壊状態にあることを踏まえ、利下げに踏み切っています。

今回はインフレ率が目標値をはるかに上回り、雇用情勢は引き締まったままです。

パウエル議長は先週にSVBが破綻するまで金利をより高く、より長く引き上げる必要性を説いていました。今の状況をどう判断するか注目です。

米銀が抱える含み損は自己資本の28%の84兆円!!

先日、FDICが発表したデータによると、米銀は2022年末時点で債券ポートフォリオに6,200億ドル(約84兆円)もの含み損を抱えています。

※参照元:https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/74332?page=4

これは自己資本の28%にも相当する前代未聞の莫大な金額です。

もちろん、途中売却しない限り、その損失は表面化しませんが、総資産(約23兆6000億ドル)の4分の1を債券(約5兆9000億ドル)が占めており、平均5年とされる債券の償還期限まで資金が固定してしまいます。急激な預金流出に対応せざるを得なかったSVBのように、売った瞬間に莫大な損失を計上することになるので、本来であれば売りたくても売れない状況にあります。

そんな状況下にあって、銀行預金と預入期間が同じである短期国債の利回りが急騰していますからこれでは銀行預金が減少するのは当然のことです。

↓↓米銀行が連続破綻の中での市場の読み↓↓

【米銀行が連続破綻】来週の金融市場はどうなる?昨日の米国株は大幅続落で、特に金融関連銘柄が売られました。暗号通貨系のシルバーゲート、そしてITスタートアップ企業への融資に特化したシリ...

債券を積み上げることにより問題が勃発

債券を満期まで保有する予定の銀行は、債券を額面で評価し続けます。それが問題となるのは、債権者や預金者への返済のために債券を売却する必要が生じた時だけです。

そして、今回、SVBとシルバーゲート銀は債券を積み上げていました。

両行は、金利に特に敏感な顧客(ハイテク起業家や暗号資産顧客)に注力していました。金利が上昇すると、リスクの低く利回りを得られるMMF等に預金から大量の資金が引き出され、両行とも現金が必要になりました。

その結果、ブーム時に大量流入した預金が一気に流出し、債券の売却を迫られたわけです。

今回の特別な保護策の対象となったのは?

今回の特別な保護策の対象となった預金者の多くはハイテク企業と、シリコンバレーの裕福な投資家たちでした。

FDICによる通常の預金保護の対象となるのは1預金者当たり25万ドルまでですが、彼らの預金額はそれをはるかに超えていました。

例えば、SVBの最大級の預金者であるロク(Roku)社の場合、当局への届け出によると4億8700万ドルをSVBに預金していました。ストリーミング技術を提供する同社の創業者は、億万長者のアンソニー・ウッド氏です。

SVBに預金している企業が全預金額へのアクセスを確保できなければ、給与の支払いに必要な資金が手当てできず、従業員の解雇に踏み切らざるを得ません。そのリスクにバイデン政権は直面し、その解決方法として預金を全額保護をしたわけです。

SVBがFDICの管理下に置かれている間に同行の預金者が損失を被ることになれば、それを目にした他行の預金者らが預金の引き出しに走り、パニックの拡大が助長されるのではないかと懸念したことも理由にあるのでしょう。

中小の銀行から大きくて潰せない大手行に資金がどんどん集まり、中小銀行の現金が枯渇すれば84兆円まで積み上がった含み損が現実損になります。そして、大量の中小銀行は破綻します。

そうなれば改めて世界中の株価は暴落しますし、暗号通貨市場も暴落します。

まだまだ決定的な上昇局面ではありませんので、今回は一度利確が正解だと考えています。

過剰流動性バブルが再来し、インフレは再度高まる

今回、米政府及びFDICは、SVBとシグネチャー銀行の預金者に対し、全預金額を回収できるという保証を与えました。今後は他のすべての預金者に同じ保証を与えないという対応は困難になり、今後の救済策のコストが大きくなる恐れが高いです。

多数の中小銀行が破綻すれば数十兆円にまで保証額が拡大する可能性もあるわけです。

もう後戻りはできないところまで来てしまいました。

新たな過剰流動性バブルが発生する

結果的にそれは新たなばら撒きが行われるということであり、新たな過剰流動性バブルをもたらすことになります。混乱の中で、下落がありつつも、その先は大きな上昇が暗号通貨市場にはありますね。

そして、インフレ率については紙幣が新たにばら撒かれるわけですから、インフレは高止まりし、再度の上昇に向かっていくことも十分にあると考えるべきです。

↓↓3月頭の保有するポートフォリオです。BTC,ETHは利確済↓↓

3月の投資市場を占う!!現在保有するポートフォリオ進捗2023年もあっという間に2ヶ月が経過し3月入りです。 まずは今年に入ってからの自らの投資ポートフォリオを確認してみると? ①米...

暗号通貨市場で大きな投資成果を得るために必須のアイテムです。

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