経済ビジネス

世界中で広がる干ばつ【拡大する温暖化】

メコン川周辺の干ばつが深刻化している

日本では岡山県で、1ヶ月の猛暑日の日数記録が更新されました。全国的に異常な暑さが続きましたが、世界の異常気象も年々酷くなっています。中国湖北省にある三峡ダムの水位上昇が国際的に注目を浴びる一方で、東南アジアのメコン川流域では中国の巨大ダム建設による干ばつが深刻な問題になっています。実状を隠蔽しようとする中国側と、それを批判する欧米諸国の攻防、そして世界的に干ばつが深刻化する状況についてまとめてみました。

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深刻なメコン川流域

近年、メコン川周辺地域での干ばつが深刻化しており、地元メディアでは中国が上流に複数のダムを建設したことが原因だと報じています。米政府の資金提供のもと、水資源のコンサル企業「アイズ・オン・アース」がおこなった調査の報告書によれば、中国はメコン川流域のダムに470億キロリットルの水を放出せずにためているといいます。

ベトナムでは干ばつのために非常事態宣言が発令され、タイでは救援活動に軍が出動するほどの極度な水不足に陥っています。米中それぞれの調査研究の結果は、東南アジア諸国における利権をめぐる両国の闘いの始まりとなっており、米中関係悪化がここでも表面化してきています。アメリカとしては、中国との関係が親密なアジア各国を中国との関係を悪化させることも目的に在るのかもしれません。

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チリ:湖が消滅

チリの首都サンティアゴのアクレオ湖が近年の干ばつで消滅しました。アクレオ湖の消滅はあまりに突然で、まるで誰かが巨大な栓を抜いて、湖の水を全部流してしまったかのようだったといいます。面積12平方キロのアクレオ湖は2011年まで、1時間ほど離れたサンティアゴの人たちの避暑地として人気を集めていました。

長い南半球の夏を過ごしに数千人が湖を訪れ、泳いだり、水上スキーをしたり、ボートに乗ったり、湖畔でキャンプをしたり、ただ涼んだりして楽しんでいました。レストランで食事をするのに列を成すほどの混みようでした。10年間の干ばつが続いたあと、とうとう湖が消えてしまいました。それとともに観光、キャンプ、ビジネスなど何もかもがアクレオ湖からなくなってしまいました。

地球温暖化による降水量の減少

かつては6メートルもの深さがあった湖は2011年から水位が下がり始め、2018年5月までに完全に干上がりました。複数の理由がありますが、気候変動が大きな要因となっています。地元の人も専門家も、降雨量の大幅な減少を指摘しています。しかし、農業用水が大量に必要となったことや、湖畔の開発なども要因として挙げられています。

チリ中部の平均年間降水量は、1980年代は350ミリ近かったのが、2018年までに半減しています。地球温暖化のせいでこの減少傾向は今後も続くと、科学者らは予測しています。将来的に降雨量が減少する傾向があるため、今後数年間はこれまで経験してきたのと同じくらい雨の少ない年が続く可能性が非常に高いと専門家は指摘し、さらに農業も、湖の生態系の負担となっています。かんがい用水として水が乱用され、特に農家に多くの利益をもたらすアボカド栽培に使われたことで、水が失われていきました。

隣接する農業地域の作物のために湖の水が使われることが負担となり、その結果として、水がなくなってしまったと専門家は説明しています。干ばつで失われた湖といえばアラル湖が有名ですが、アラル湖の干ばつの状況も説明していきましょう。

干上がるアラル湖

中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンにまたがる形で塩湖であるアラル湖があります。日本の東北地方とほぼ同じ広さの湖面積が、わずか半世紀で10分の1にまで干上がりました。漁村は荒廃し、乾いた湖底から吹き寄せられた塩混じりの砂が町村を襲っています。ソ連時代の無謀な水資源計画のつけを、人々は今も払い続けています。かつてはアラル海に面した漁村が数多くありました。湖面は今やはるか10キロ先となり、漁業は衰退し、塩混じりの砂がたまって多くの人々も去り、学校が移転する事態も起きました。

アラル海の湖面積は1960年ごろは6万8千平方キロでしたが、近年はその面積は10分の1になっています。干上がった最大の原因は、ソ連が第2次大戦後に実施した大規模な灌漑政策にあります。アラル海に注ぐ、2千キロ以上を流れるシルダリア川とアムダリア川の水を、流域の綿花と水稲の栽培拡大に使ったことにより、アラル湖に流れ込む水量が激減したのです。

国連環境計画によると、60年に約450万ヘクタールだった灌漑農業用地は、2012年には約800万ヘクタールへと増加しました。それと引き換えに、アラル湖に注ぐ年間水量は5分の1以下になったのです。持続可能でない水利用は、アラル湖の水量を保てる量をはるかに超えることになりました。

カザフスタン・クズルオルダ州政府の資料などから推測すると、漁場を求めたり砂に追われたりして移住を余儀なくされた環境移民は数万人規模に上るとみられ、20世紀最大の環境破壊とも言われています。アラル湖の危機は、自然に対する人間の無責任さの実例であり、綿花や米を栽培する必要があったしても、環境と人々の健康に回復不能な損害を与えていいことにはなりません。

世界中で広がる灌漑

中国でも灌漑による干ばつは広がっています。新型コロナの影響により新興国、途上国の食糧不足も顕著になっており、世界各国が食料自給率を高めるために灌漑を拡大すれば、水資源がいままで以上に不足することになり、結果的に世界各国で、特に途上国での近隣国との緊張化は増すことになるでしょう。

日本は水資源においては世界各国と比較して恵まれた環境にありますが、水源地の他国からの買収は引き続き行われており、これこそ、政府、政党が国民にリスク、危機を伝え、最優先に守るべきものだと思います。

干ばつ被害は継続的に起こる国では起こっていきます。その国の経済成長に影響を与え、為替にも影響を与えていきますので、投資という視点から、この点にも注視をしていくと良いでしょうね。

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チャーリーTAKA
チャーリーTAKA
日本を代表する投資家兼実業家でもあり、グローバル・チーフ・ストラテジストとして活躍中。
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