日本の国際競争力強みと弱みは?
新型コロナの世界での最新の感染者数は15,909,757人、死亡者数は641,889人となりました。
昨日は高齢者のIT化が進まないことによる日本の衰退リスクについて書きましたが、本日は現在の世界における日本の国際競争力の順位についてまとめ、そこから考えられるリスクについてまとめてみました。(*この数字は各専門サイトの情報から抜き出しています。)
【 経済 】
世界競争力報告(6位)
繁栄している国(23位)
人財競争力(20位)
世界GDPランキング(3位)
旅行・観光競争力(4位)
損保市場(4位)
国際観光客到着数(11位)
国際観光収入(9位)
国別IT投資マインド(ワースト1位)
ビジネス環境ランキング(29位)
世界の貿易収支ランキング(167位)
自動車の輸出(2位)
国民総所得の高い国(3位)
新薬創出国ランキング(3位)
特許取得件数・出願件数(3位)
経済面においては日本はまだまだ国際競争力の中でもトップランキングにあることがわかります。これは日本という国の強さというより、トヨタ自動車を始めとする、個々の企業の強さにあります。
旅行・観光分野においても、開催予定だった東京五輪に備え、各国に対してのビザ枠緩和を行ったことでの成長面もありました。
【 労働 】
労働生産性(20位・ワースト1位)
平均給料(22位)
労働時間(22位)
最低賃金(11位)
出世の意欲(ワースト1位)
有給休暇取得率(ワースト1位)
起業意識(ワースト1位)
労働面においては、給与・時間等について先進国の中でもかなり下位となっており、意識面においてはワースト1位になっていることは、かなり深刻な状況と言えると思います。今後の日本の成長性において疑問視されるわけです。
【 健康 】
自殺死亡率(ワースト6位)
男女別の喫煙率(男性70位、女性55位)
睡眠時間(ワースト1位)
健康な国(4位)
平均寿命(2位・1位)
健康寿命(2位)
自然災害による平均死亡率(2位)
自然災害死亡者数(4位)
健康面においては、寿命や健康では上位に入るのは国民皆保険制度の中で、医療体制が充実していることがあります。
自殺率は少し下がりましたが、引き続き上位にありますし、労働条件面が悪いために睡眠時間が少なく、ここからも自殺につながっていることが考えられます。
そして自然災害での死亡が高いのも特徴で、異常気象が恒常化する中で、このリスクはますます高くなることを考えておくべきでしょう。
【 政府・税 】
年金システム(31位)
高課税国ランキング(2位)
政府債務残高対GDP比 国別ランキング(ワースト1位)
法人税率(14位)
消費税率(4位)
たばこ価格・たばこ税(16位・20位)
腐敗認識指数(18位)
政治民主化度(41位)
国会議員報酬(3位)
国家予算(2位)
国の借金のGDP比率は世界でも圧倒的にNO.1であり、既に高課税ランキングでも2位ですから、これ以上、税を上げるには限界にも近づいており、それなのに年金については既にかなり先進国内では下位に落ちている。
本当にリスクの高い状況に国民がお来れているということを、日本人はもう少し真剣に理解すべきだと思います。そしてそのような状況にあるのに、国会議員の報酬は高く、政府の民主度は低いという現実です。国民は疲弊し続けるのは当然のことですね。
【 安全・平和 】
軍事力ランキング(6位)
平和な国ランキング(9位)
都市の安全度(3位)
殺人発生率(168位)
安全面で言えば日本は世界のトップランキングにあることは間違いありません。しかし今後は新型コロナの経済影響による、犯罪の増加にも注意をすべきです。
【 環境・エネルギー 】
風力発電の状況(19位)
廃プラ輸出(2位)
クリーンエネルギー投資額ランキング(3位)
一人あたりの電力消費量(4位)
水使用量(9位)
原発稼働数(3位)
ごみ排出量(33位)
環境面では企業努力も進んでいますが、更に日本はこの分野は世界をリードして推し進めるべきでしょう。
【 社会 】
キャッシュレス化(10位)
幸福度ランキング(58位)
離婚率(39位)
老後の暮らしやすさ(23位)
報道の自由度(67位)
報道の自由度の低さに驚かされましたが、幸福度ランクの低さもなにか繋がる物があるように思います。老後の暮らしやすさが年々下がっているのも、【 政府・税 】分野での指摘事項から直結しているわけです。
【 人口 】
世界の人口ランキング(10位)
高齢者人口比率(1位)
世界・人口増加率(194位)
出生率(184位)
言語ランキング:母語人口(9位)
高齢者人口比率は既に世界1位ですが、人口増加率、出生率の低さも際立っており、人口減少は加速化します。言語ランキングは9位となっていますが、日本人以外は使わない言語ですから、人口の減少とともに、更に世界では通用しない言語となることは間違いありません。
【 生活 】
世界生活環境ランキング(東京49位・神戸49位・横浜55位・大阪58位・名古屋62位)
生活費が高い都市・国(5位)
G20子どもの豊かさランキング(3位)
住みやすい国(10位)
悲惨指数(ワースト1位)
生活環境自体は世界的に見ても上位に入っていますが、悲観指数はワースト1位となっており、富の二極化による分断された社会ということが見て取れますし、これはますます広がることを覚悟しなければなりません。
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