経済ビジネス

TikTokはこの後世界一になる!?

Tiktokの世界での利用者が広がる

TikTokはショートムービーの特性を生かして多様な表現ができるプラットフォームとして幅広い層から支持されており、アプリのダウンロード数も伸び続けている。

また、昨今のデジタルコンテンツの需要の拡大でさらに存在感を強めており、新たなマーケティングの可能性を開くSNSとして注目されている。

TikTok は、中華人民共和国のByteDance社が開発運営しているモバイル向けショートビデオのプラットフォームである。

世界150カ国で利用者拡大

ショート動画サービスのTikTokは、海外進出を果たした中国のIT関連プロダクトの中では最も成功した例といえるだろう。

親会社のバイトダンスが2018年7月に発表したデータによれば、

TikTokは世界約150カ国の市場に投入され、39カ国語に翻訳され、世界での月間アクティブユーザー数は5億人以上に使われている。

TikTokユーザーは現在も増加し続けており、現在ではさらなる伸びを記録している可能性が高い。

トランプ大統領への抗議運動でもTiktokが利用された

トランプ米大統領が6月20日にオクラホマ州タルサで開催した大統領選に向けた大規模集会は、米Forbesによると、19,200人収容の会場に約6,200人しか集まらないという空席の目立つものになった。

10代のTikTokユーザーとK-Popファンがイベントを失敗させるために数十万のチケットを入手したとの報道もあるが、主にK-PopファンなどがTiktokでの抗議運動を拡散し、組織的に入場券申し込みを行い、会場には誰も実際にはいかないことで、空席が目立つ事態となった。

10代、20代世代の反トランプの流れが、中国企業のプラットフォームを使われて拡散しているというのも、米中関係悪化の中で、非常に皮肉でもある。米中関係悪化を推進させているのは、まさにトランプ大統領なのだから。

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TikTokの広告収入が大きく伸びている

TikTokは各国の大市場において収益化の初期段階にあるため、広告収入は依然としてFacebookや他のプラットフォーマーとも大きな隔たりがある。

しかし広告主、広告量の増加とアプリ内での付加価値サービスにおいてTikTokは着実な収益を得ており、業界関係者もTikTokがFacebookの売上にとっての脅威となる日もそう遠くないとみている。

InstagramもTiktokに広告を打っている

急激なユーザー増の勢いとこれまでに蓄積してきた膨大のユーザー数のおかげで、TikTokはすでに海外市場で無視できないプラットフォームに成長した。TikTokをライバルと見なす大手SNSでさえ、TikTok上に広告を掲載せざるを得ない状況になっている。

Facebook傘下のInstagramは昨年12月以降、TikTokのレコメンドの「おすすめ」画面にローカル動画広告を出しており、広告数は年初の16本から5月には一挙に200本まで増加している。

LIVE配信に高い可能性

TikTokといえば、かつてはインフルエンサー専用も同然だったが、いま、向上を続けるそのライブストリーミング機能にビューティブランド勢が次々と注目している。

TikTokによれば、E.l.fとトゥー・フェイスド(Too Faced)、ミルク・メイクアップ(Milk Makeup)はすでにライブストリーミング機能の利用をはじめている。

同機能はTikTokに当初から備わっていたが、今回の新型コロナ禍中に注目度が一気に高まった。ビューティブランドの利用法は、ユーザーとのQ&Aセッションや新製品の販促、チュートリアル動画の公開が主となっている。

中国政府に従順な姿勢はTiktok離れにつながる可能性も

TikTokにより今月、中国政府をからかう動画を投稿した米国の中国人留学生のアカウントが封鎖された。これは同プラットフォームが中国政府の検閲規則に従っている証拠だと考えられるだろう。アメリカのニュージャージー州で留学中のアカウントは6月上旬、中国国歌の替え歌を歌い、中国政権を風刺する動画を投稿した。

この動画は、香港で中国国歌を侮辱する行為を犯罪とする法案が香港議会で可決されたことへの抗議だという。

香港での中国への抗議活動の様子など、中国に都合の悪い反中国の投稿が全て閲覧され削除されることになれば、Tiktok離れにつながるだけでなく、TiktokボイコットがSNS上で拡散され、利用者が急減するリスクも有るだろう。

ライバルのZynnはGoogle Playから削除

海外展開を加速する中国の2大ショート動画アプリが、相次いで逆風にさらされている。欧州データ保護会議は、TikTokを調査するための作業部会の設置を発表した。そしてほぼ同じタイミングで、北京快手科技の快手の海外版であるZynnがグーグルのアンドロイド向けアプリ配信ストア「Google Play」から削除された。

TikTokは2019年に欧州で延べ9100万回ダウンロードされ、ゲームを除くアプリのダウンロード数ランキングで4位に入った。しかしアメリカでは昨年からTikTokのデータ収集やセキュリティを懸念する声が高まっており、それが欧州に飛び火した格好となっている。

TikTokになぜ注目すべきなのか?

最大の理由は親会社の上場が間近に迫っている可能性が高いからである。各国で大ヒットした短編動画アプリTikTokを世に放ち、評価額750億ドル(約8兆2000億円)をつける世界最大のユニコーンとして知られる中国企業バイトダンス(字節跳動)がIPOを検討していると関係者の間では情報が広がっている。

香港市場での上場を検討しているようだが、世界中の投資家の注目は集まり、現在のナスダックのプラットフォーマー銘柄の時価総額の伸びをみれば、バイトダンスも相当高い評価を受けることは間違いない。

そして今の過剰流動性相場を考えた場合、株価は継続的に大きく上昇する可能性があり、投資チャンスを探り続けるべきだし、今後の分散投資先としては有力候補の1社に加えるべきだろう。

過剰流動性がもたらすインフレ圧力日本で初めて過剰流動性を言われたのは? 過剰流動性という言葉が日本で初めて取り沙汰されたのは、1971~1973年である。大規模な金融...
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チャーリーTAKA
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日本を代表する投資家兼実業家でもあり、グローバル・チーフ・ストラテジストとして活躍中。
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