為替

荒れる世界情勢に対して安定したドル円相場

2020年ドル円

2020年に入り、思いもかけない要因から、結果的にドル円市場は波乱含みの年始スタートとなった。

1月3日に米国防総省がイランのソレイマニ司令官を殺害。その報を受け、両国の緊張激化を憂慮したリスク回避の株安・円高が加速して108円中頃から、一時107.77円と約3カ月ぶりの安値圏に到達したのだ。

しかし、そこで止まり、反転した。

日本の年末年始で円絡みの市場取引が薄くなり、相場が荒れ易い時期に、誰も予期せぬ想定外の地政学的リスクが強まったにもかかわらず、ドル円が1円ほどの値動きだけで、107円台後半で下げ止まったのである。

本来、このレベルの地政学的リスクがあれば、もっと大きな為替変動が起きてしかるべきである。

8日にイランがイラク国内の米空軍基地にロケット弾を撃ち込んだことが嫌気されても107円60銭台で下げ止まった。

前例ないほど変動幅の少ないドル円ペア

なぜ、このような事件が起きても相場がそれほど動かないのか?その理由は分かるだろうか?

実は現在、ドルと円の為替の値動きは年々減少している。

2019年のドル円の値幅は約8円に収まり、変動相場制導入後の最小記録だった2018年の9円99銭を約2円も縮めた。

この3年間で見ても、ドル円相場は104円台〜114円台で推移しており、近年のドル円相場は過去例のないほど、安定した通貨ペアになっているのである。

ドル円の為替相場でトレードしていた投資家としてはもっと値動きが欲しい、という声も聞こえてきそうだが、恐らくこのトレンドは2020年も継続すると思われる。

大統領選挙が終わるまではトレンド継続

まず、ドル円相場がどうなるか、を予想する上で重要な点は、今年は11月3日にアメリカ大統領選挙があるということである。

トランプ大統領の再選か、または他の野党が政権を取るか?どちらにせよ、アメリカの政策金利は、その大統領選が終わるまでは現状維持となろう。

ドルと円の金利差がこれ以上開かなければ、ドルと円の間で大幅な価格差が発生するきっかけもない。

再選を狙うトランプ大統領自身も、今のタイミングで景気悪化のリスクは冒せないため、今手一杯の対中貿易関係以外の問題をこれ以上増やすことはなく、今年も変動幅が過去最小を更新してもおかしくないだろう。

また、トランプ氏が大統領に就任してから、明らかにドルと円の間で同調した動きが強まっている。

EU離脱問題や今回の中東での衝突など、大きな政治・経済のイベントがあっても、ドルと円は他の通貨と比べるとシンクロして動いている。

今や「有事のドル買い・円買い」になっており、世界情勢のリスクが高まっても、結果としてドル円のペアの価格の動きは少ない状況が続いているのである。

狭いレンジ相場で勝ちやすい「システムトレード」

ドル円の、109円を軸に添えた104円台〜114円台のレンジの相場では、多くの短期トレーダーはあまり魅力を感じないだろう。

リスクは低いが、リターンも低いためである。しかし、今のような相場では「システムトレード」が非常に有効である。

システムトレードとは?

システムトレードとは、投資を行う際に自身の考え(裁量)を排し、予め設定しておいた一定売買ルールに従い、コンピュータに売買を行わせる非裁量トレード手法の事を言う。

これまで海外の投資家間では有効な投資スタイルの1つとして幅広く使用されていたが、昨今は日本でも多くの一流のトレーダー達が導入をするようになった。

システムトレードのメリットを活かせるドル円相場

ではなぜ、このシステムトレードが今のドル円相場のトレードで有効なのか?

それはシステムトレードが、売買ルールのプログラムであるためだ。

導入すれば、そのルールに従って機械的に売買を行っていくが、そのルールをどのように設定しているかというと、多くのシステムトレードはこれまでの相場の記録と傾向を見て、勝てるトレード条件をプログラムに加えているのである。

つまり、イレギュラーの少ない読みやすい相場において、プログラムでのトレードは強い。

逆にいうと、過去にない大きな変動などに弱いのがシステムトレードと言える。

今のドル円相場は安定したレンジの中で上下を繰り返す、イレギュラーの少ないボックス相場であるため、システムトレードの最も得意とする状況になっている。

むしろ、人間では判断できないスピードで価格の上下に反応して利益を取れるため、人のトレードよりも平均的なトレーダーよりも優秀だとも言えるだろう。

この2020年の安定したドル円相場で、十分トライする価値のある投資手法である。

システムトレードを選ぶ時の注意点

今や、システムトレードのプログラムは何百と世にあり、販売業者も使い方も多種多様あり、当然、システムトレードが有効であると言っても、どんなシステムでも良いわけではない。

人の意思の介入しないトレード故に、そのシステムに搭載されたロジックの良し悪しが、パフォーマンスの全てを決める。

それ故に、実際に大切な資金を使ってトレードをさせるのであれば、慎重に選ぶ必要がある。

そして、残念ながら、あらゆる相場でも永続的に対応できるようなシステムは存在しない。

世界の市場環境・政治・経済状況は日々変化しており、それに合わせて中長期の相場のトレンドも変化しているためである。

そこで、システムトレードを選ぶ際に重要なのは、「ごく最近でもパフォーマンスが出せているシステムであるかどうか」、という実績を確実に確認することだ。

数年前は非常に良いプログラムでも、今は全く稼げなくなった、という話は枚挙にいとまがないが、それは当然だからである。

ドル円相場でのオススメは「為替システムトレード Libra」

そんな数あるシステムトレードの中でもAI TRUST編集部がもし一つ選ぶとすれば、2020年の最新版にメンテナンスされてリリースされた「為替システムトレード Libra」をあげる。

昨年の2019年のパフォーマンスも年間86%ほどと、決して低いパフォーマンスではなく、運営側のサポートも充実している。

為替の初心者やパソコンなどに詳しくない方にも簡単に扱える点も優れており、まさに「最新のシステムトレード」と言った印象だ。

興味があれば、その内容を一度覗いてみると良いだろう。

ABOUT ME
【AI TRUST編集部】大泉
【AI TRUST編集部】大泉
AI TRUST編集部の為替担当大泉です。FX、為替歴は11年。今までにトレーダーとしても活躍。最近は為替の自動売買ソフトのアドバイザーなども務めており、為替のプロフェッショナル。
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