経済ビジネス

今週の暗号通貨市場動向

先月注目していた米国の雇用者数は9月に引き続き堅調なペースで増加しました。失業率は予想外に低下し、労働市場は底堅く、インフレ抑制を重視する米金融当局が再度の大幅利上げを実施する可能性が高くなりました。

雇用者数の低下、失業率の上昇する場面となれば、株式市場、暗号通貨市場共に上昇すると考え、その時には一度利確し、再度の下落の場面での買い直しを想定していましたが、残念ながら市場は下落し、利確の局面は訪れませんでした。

しかし、BTCの過去1ヶ月のチャートを見ると、米株式市場と比較して底堅さを保っているように思います。ドルコスト平均法での買いは、BTCだけでなく、他の暗号通貨についても、過去1ヶ月につけた底値あたりを一つの基準として行っていくと良いかと思います。

今日のAI TRUSTのメルマガではハイパーインフレについて書いていますがこちらも非常に重要な内容なので、改めてじっくりと読み直してみてください。

【投資熟考】ハイパーインフレが日本で起こるリスクを真剣に考えるべき時がきている!!ドル円が再度145円を超えてきました。 米雇用統計が労働市場の好調を示し、米金融当局の積極的な利上げが今後も続く公算が大きいと判断...

VIX指数 及びVIXとNASDAQの相関性

CTR専用サイト内にVIX指数及びVIXとNASDAQの相関性についてのグラフを追加しました。VIX指数が高まる時にはNASDAQ株は大きく下落し、そして暗号通貨市場も下落します。

この傾向は非常にわかりやすいものですから、数週間から1ヶ月単位での売買を行う場合、このグラフを一つの指標として天井・底値を探ってみれば、効果的なトレードにつながると思います。

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今週の暗号通貨市場リスク要因

①米CPI発表 日本時間13日、午後9時半

先月はアメリカのCPI(消費者物価指数)が前年比+8.3%と前月の同+8.5%から小幅鈍化したものの、市場予想(同+8.1%)を上回りました。また、食品・エネルギーを除くコアCPIも同+6.3%と前月の同+5.9%から上昇率が加速し、市場予想(同+6.1%)を上回る結果となりました。

これにより米当局の利上げの姿勢は厳しくなると市場が判断し、株式市場、暗号通貨市場とも大幅に下落しました。22,400ドル台まで上昇していたBTCは、一気に1週間で18,000ドル代まで下落しました。この時も一段の上昇局面で利確して買い直しを予定していましたが、CPIの市場予測よりも上回る点を読み切れず、売却機会をロスしました。

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②ウクライナ戦争 ロシアによる戦術核攻撃

ウクライナ南部のクリミア半島とロシアを結ぶ欧州最長の大橋で8日朝に爆発があり、その一部が崩落しました。攻撃がウクライナ側からによるものかはまだ不明ですが、ロシアの劣勢は明確です。

ロシア政権内部でもかなりの混乱が見えていますし、戦術核を使用するリスクは確実に高まっています。

万が一、核が使用された場合、戦局は新たな局面に入ります。欧州経済に与える打撃はさらに大きくなりますし、株式・暗号通貨市場では、リスク資産からの逃避が起きる可能性は高いです。

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③ 中国でのコロナ再拡大

中国では国慶節の大型連休後、新型コロナの新規感染者が再拡大しています。今月は16日からの共産党大会に向けた準備作業のため、首都北京には党幹部が集まっており、今まで以上に厳しい移動規制措置が取られる可能性が高いです。

コロナに注意して」でアナ停職 中国・遼寧、当局の情報隠し想起? [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル既に中国各地では部分的なロックダウンは行われていますので、党大会、さらには冬に向けて感染拡大が続く場合、厳しい措置が取られる可能性があります。

工場の停止、港湾の停止が続けば、物流体制が再度混乱します。中国経済はただでさえ不動産不況に入っている状況がさらに悪化することになり、経済成長は下落します。

世界の株価には重しになりますので、暗号通貨市場の上昇にも重しになると理解しておいてください。

インフレに備える!

先月末からインフレに備えるためのレポートを連続配信しました。

暗号通貨投資を行なっている皆さんは、他の日本人よりも資金移動方法など既に幅広い選択肢を持たれていますが、今日のメルマガでも書いた通り、日本の状況はかなり深刻です。

改めて今置かれているリスクを理解した上で、万全な備えを行なっていきましょう。

インフレに備える 心構えと方法論
インフレ継続時の効果的な投資方法
インフレ・円安を利用してお金を稼ぐ方法
効果的な資金移動方法

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EA利用報告

暗号通貨BOTの一つは引き続き冴えない状況にありましたので、損切りして利用を停止しました。

それに対して為替EAは堅調に推移しているため、暗号通貨BOTに入れてあった中から、切りの良い7,000USDTを追加投入し、元本は17,000USDTで今週からは運用を行なっていきます。そして、状況を見つつ運用額を随時増やしていく予定です。

7,000USDTはまだ口座に反映されていませんが、初回トレードでは928USDT程度の利益を上げ、今は2回目の自動トレードに入っていますが、220USDT程度の含み益を持っている状況です。

こちらについても毎週レポートに進捗を入れていきます。

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