ニューノーマルで何が変わる?
未だに収束の目処が立たない新型コロナウィルス。連日テレビでは、後遺症など不安を煽る報道が続きます。ただそんな中でも専門家の中には、「ウィルスは弱毒化している」など、前向きな発信をされている方も増えてきています。
人は、思い込み、擦り込みで考えをなかなか変えることが出来ません。あなたはどうでしょうか。新型コロナウィルスを受け入れた時期は?どの発信を信じている?そして、現時点でのあなたの見解は?これは人それぞれ違うでしょう。専門家でも分かれているわけですから。
ただ、確実にいえるのは、ウィルスや感染がどうこうというよりも、「新型コロナウィルスは、世界を変えた」という事実です。
さらに世界恐慌レベルの経済ショックが襲うともいわれており、今後どのように考え? どのように行動するかが重要です。
世界の状況を変える力はなくても、自分の生き方、考え方を変えることは出来ます。今回は、”ニューノーマルな生き方”にスポットをあてて、じっくりと向き合う時間を設けてみたいと思います。
ビジネス面では、テレワークが進む
ビジネス面では、テレワークが加速しており、テレワークは感染が落ち着いた後も進むと考えられます。
気になるのが、家庭との距離感
明治安田生命保険が行った6月12~15日、6歳までの子どもがいる計1100人のアンケートでは、「夫のテレワークは、主婦の4人に1人が望まず」という結果が出ています。これは、働く側の旦那さんからすると非常に悲しい結果ともいえます。
ただ、日頃の生活が一転している主婦側にもいい分はあるでしょう。そしてその反面、テレワークを行った人の約9割は、「今後も行いたい」と前向きな感想が出ています。このギャップがさらに心苦しいところですね。これは経営者側も頭を悩ますところですし、工夫が必要でしょう。
コロナ禍で、職場の人間関係は、テレワークの導入などで新たなステージに移行するでしょう。しかし、一番重要な家庭内での関係性のギクシャクは、企業側もなかなか入り込めない部分です。さらなる改革と理解を深める必要がありそうです。
副業、投資を取り入れて行っている
自粛期間中に、本業以外でも稼ぐ柱を作り出そうと動き出している人も多くいます。ネットビジネスや投資など、会社の給料以外での収入面は、経済的に豊かになるだけでなく、心にゆとりが出来ます。
動き出す人は動き出していますが、成果が急に望めないという事実もあります。個人的な経験値からいうと、場数、経験値を積み重ねて初めて結果がでることだと考えていますので、ここは焦らずにじっくりと本業と両立させる必要があります。
焦りは禁物、逆に損する結果になることも
また、焦りが出ると高額な情報商材を購入するなど、逆に出費がかさむこともあります。高額商材を否定する訳ではありません。ただ中には悪意のある商材もあります。ご本人が納得されているのであれば問題ありませんが、だれでもやればすぐ成果が出る訳ではない世界ということを理解した上で行うのがいいのではないでしょうか。
最近では、SNS手当を出す会社も増えてきており、SNS手当を得ることをまずは目的として、ツイッターなどを始めてみるのもいいかもしれません。
詳しくは「コロナ後の世界で広がる ”インフルエンサー業” と”SNS手当”とは?」で書いていますので、気になる方は是非読んでみてください。
あくまでも副業や投資で稼ぐには時間がかかるというのは、僕や僕の周囲の実行している仲間の過去を見て得た経験則からの意見です。参考になれば幸いです。
ニューノーマルが自分を見つめ直すきっかけに
外出自粛のおかげで、ストレスが解消されたという方は少なくないようです。職場の上司や同僚からの誘い、恒例の会社の飲み会、友人との付き合いなど、実は今までなんとなく参加していたことにたいして、それがなくなったときに、『本当は面倒だったんだ』ということに気づかされた人も多いでしょう。
特に職場の付き合いの場合は、お給料が発生しない中でさらに、仕事の話も多く、頭が休まっていないことも多いので、仕事好き人間でなければ、その場にいる事自体が厳しい時間ともいえます。
家族との時間が増える、無駄な消費が減る
家族との時間が増えることで、ライフスタイルが変わり、あらゆることを見直す機会にもなりました。中には、虐待やDVに発展、離婚にまで至ったケースもありますが、これはある意味で「相手の本性が分かった」ということです。
多くの人は、家族との時間を楽しみ、そして無駄な付き合いによる消費が減りました。無駄な付き合いは、お金が減るだけでなく、時間や体力、気力も奪われます。
緊急事態宣言による自粛要請は、非常に息苦しいと感じる反面、プラスに見直される面も多かったということです。単身者の方も人との付き合い、距離が見直され、「本当に大切な人」を意識したのではないでしょうか。
無駄な消費から、楽しい消費へ
一回の飲み代はバカになりません。少なく見積もっても2000円〜3000円。それが月に3回なら1万円もあなたの手元からなくなっています。必要で楽しめていれば問題ありません。しかし無駄であれば見直しし、無駄な消費で浮いた分は思いっきり楽しみたい内容に使うといいですね。
大好きな趣味を拡大するもよし、家族のために使うもよしです。Go Toキャンペーンが始まっていますが、タイミングを見て活用してみるのもいいでしょう。
現時点でGo Toキャンペーンで対象外となっている東京都でも、高級ホテルも安価な価格での宿泊を提供していますので、体験をしたことのない空間を大切な人と過ごすことに使うのもいいですね。
先程の、夫のテレワークに反対していた主婦の方へ、テレワークでこれだけ消費が浮いたから あなたのために・・ なんてお金の使い方をしたら、もしかしたらテレワークにたいして協力者に変わるかも知れませんね。
仕事の話を持ち込んでいた飲み屋さんに大切な人を連れていき楽しい消費をするなどもやってみてはいかがでしょうか? 観光業や飲食店の生き残りをかけた争いは始まっています。そこで消費するのも大切です。
一連の流れを振り返る
ニューノーマルな生き方、これは新しいカタチですので、言い方を変えれば、今までの状態ではなくなるということです。
しかし、なにがどうなるのか?自分自身はどうしたいのか?まだ煙に包まれているようなボンヤリとしたイメージで、日々流されてい生きている人も多いのではないでしょうか。
ここで大切なのが、新型コロナウィルスによって変わった自分の仕事、生活を1つ1つ振り返ってみることです。
紙に書き出すことで多くの気づきが見つかります。その中で、コロナ禍での体験に必ず、メリット、デメリットが出てきます。
そして、そこを今後どう付き合っていくか?そして、付き合う必要のない部分は、思い切って切り離してみて下さい。案外、切り離してみたら、今まで行っていたことが、たいしたことではなかったと感じることも多いでしょう。大切なものに重点を置くことで、よりよい人生の道しるべになるかも知れません。