10月22日サッカーの本田圭佑選手が独自のデジタル通貨「KSK HONDA COIN」を発表、ローンチした。
このデジタル通貨を保有することでファンと本田選手は距離が一気に縮まり、コミュニケーションが図れるようになる。
「KSK COIN 誕生」
お金の在り方をを考える新しい挑戦。
誰もが自分だけの通貨を作れる時代がやってくる。今回はその第一歩。特徴
新しい透明性、新しい繋がりhttps://t.co/HK8SzKNfQg pic.twitter.com/mba8qpLSvB— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) October 22, 2020
本田選手は教育家、起業家としても有名ですが、投資やブロックチェーンプロジェクトにも積極的に取り込んでいます。
昨年、俳優ウィル・スミスさんとベンチャーファンドを設立したことも記憶に新しく、50を超える企業に投資しています。
ファンと繋がる新しい形
本田選手はこのデジタル通貨の参加者(トークン保有者)は、世界中のどこにいても恩恵を受けてつながれることが出来るとしています。
そして実際にDiscord(SNSチャットツール)を使い、コミュニケーションを取れる手段を準備しています。
最近ではコミュニケーションを図る手段として、握手会やイベントなど積極的に行うものもありますが、基本的に一方通行になりやすいのがファンとの関係性です。
どうしても個対大多数になるため仕方ないことですが、その分、関係性は希薄になりがちですがそこに透明性を持たせ、距離を縮めているのが今回のプロジェクトです。
ブロックチェーンによるコミュニケーションツール
今回、本田選手のプロジェクトは、次世代のエンゲージメントエコノミーを構築するクリエイターコインを発行するrallyを使っています。
Rallyはコミュニティとのより深いエンゲージメントを実現するためのブロックチェーンエコシステムで、クリエイターにはブランドを拡張し、構築するツールを提供し、ファンにはお気に入りのクリエイターと交流するためのメリットとトークンによる経済的インセンティブをもたらしています。
ブロックチェーンを活用することで透明性もあり、視覚化出来るのです。
ファンはトークンを保有することで
独自コンテンツへ参加
限定商品の購入
表彰や報酬
などの恩恵を受けられます。
本田選手のようなプロスポーツ選手、芸能人、アーチストなど、個として活躍する人にはファンとの繋がりに最適なエコシステムになり得ます。
さらにRallyでは支払い時、購入時におけるトランザクションフィーのみ発生としており、売り上げやクリエーターから徴収はないとしていますので、クリエイター側には非常にありがたいシステムです。
KSK HONDA COINについて
10月22日リリース
スタート価格 $0.096
10月25日現在 $7.972
Total Supporters 201名
Total Support Volume $33.1K
ボリュームはまだまだ少ないですが、かなり人気があり価格が上昇しています。
Creator Coin Rally
現在、24のクリエーターがリスティングしており、ゲームの攻略やE-Sprotsなどのトッププレイヤーが多く参加しています。
ゲーム産業も巨大な市場であり、そのトッププレイヤーともなると多くのファンがつきコミュニティが存在するのです。
購入する場合、プラットホームであるRallyにアカウントを作成する必要があり、クレジットカードまたは暗号通貨での購入になります。
暗号通貨の場合、
Bitcoin
Bitcoin Cash
Dai
Ethereum
Litecoin
USD Coin
にて購入可能です。
なお、KSK HONDA COINを始めとするRallyにリスティングするクリエーターコインは現時点ではプラットホームの基軸通貨であるRLYとしか互換性がありません。
間も無くUSDCと交換できるようにすると名言はしていますが、その詳細もまだ発表されてはいませんので、あくまで応援出来てコミュニケーションが取れるプラットホームと考えた方が良いでしょう。
ボーダーレスな時代
常に新しいことに挑戦し続ける本田選手ですが、今回の試みは個が活躍する時代の今、まさしく求められるものかも知れません。
間を中抜きされることなく、届けたい人に直接思いや応援を届けられるこのあり方は、ブロックチェーンの特性を活かしたものであり、暗号通貨業界にとっても活気をもたらす要因になるものと期待します。
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