資産運用のニーズが高まっています
歴代最長となった、安倍政権が幕を閉じました。外交はもちろんのこと、経済面ではアベノミクスによる株価上昇、失業率の低下、女性雇用の促進など成果としては悪くないのではないか?といった反面、賃金が上がらない、一向に生活が楽にならないという声も聞かれます。少子化も加速しています。
少子化は、経済とは無関係に見えがちですが、経済的理由から結婚ができない、子供を産んだとしても育てていく自信がないなどといった経済的不安からくる内容も懸念されています。そして、政府は副業を促進してきています。
これは、高度成長期でいえばあり得ない話です。仕事以外に稼いでいる・・ などといったら数十年前でいえば、そのような人は少し不思議な目で見られたのではないでしょうか。ただ時代は変わり、本業のみではやっていけない、本業自体の賃金を上げるのには限界が来ています。
このような日本の状況下で、副業同様に注目を浴びているのが資産運用です。今回は、投資初心者の方が失敗せず、無理せず行える資産運用について解説します。
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ハイリスク・ハイリターンは避けるべき
資産運用する前に、資産が飛んでしまっては意味がありません。資産運用の中にはハイリスクの運用方法もあります。これを理解して行なっているのか?良く分からずにネット情報で気分が高まって入り込むかでは大きな違いがあります。ハイリスク・ハイリターンでいえば。。
・外国為替証拠金取引(FX)
・先物取引
・仮想通貨(暗号資産)
このような類です。僕自身は、この辺りも行なっていますが、なぜ気をつけるべきかといいますと、仕組みを理解して行わなければ、一気に資産が増える一方で一気に減ることもあるからです。ですので、あまり慣れていない初心者の方にはオススメしません。もちろん段階を踏んで参入されるのであれば問題はないのですが、その前に知っておくべき、コツコツと行う資産運用もあります。
日本円のみで保有している人はリスクが高い
資産を日本円のみで保有している人が多いのではないでしょうか。これは、日本人特有ともいえますが、銀行に日本円を預けた状態の方が多いようです。米国も最近貯金の意識はコロナの影響で高まっていますが、考え方としては「同じ円で保有するのはリスクである」と考えることも大切です。日本円がリスク?というとピンと来ないかと思いますが、分散投資という考え方があります。” 卵を一つのカゴに盛るな “ という考え方があります。
これは、同じカゴに卵を盛っていると落とした際にはどうなるでしょうか?一方でカゴをいくつかに分けて分散していたとき、仮に1つのカゴを落としたときに残りのカゴはどうでしょうか。円のみで保有するというのは、卵を1つのカゴに盛っている状態です。これを分散して分けて資産を保有しておきましょうということです。
ローリスク・ローリターン
分散投資とはいえ、投資運用初心者の方は、損をすることを極端に嫌います。僕自身もそうでした。しかし資産が増えるということは、減るリスクもあるということですから、これをしっかりと頭に入れておいてください。
とはいえ、この意識が根付くまでには時間がかかります。ハイリスクでの投資、資産運用はストレスにしかなりませんし、気にし過ぎて生活が乱れることもあります。そのような観点から、資産運用を初心者の方が行うのであれば、まずは徹底して「ローリスク・ローリターン」を意識されてみてください。
リスクを取っていない分、リターンも少なめですが、比較的安全に資産運用を行いたい場合は、ローリスク・ローリターンから始めて、そこから興味があれば、知識を深めていくことをオススメします。ローリスク・ローリターンの資産運用は以下の通りです。
・外貨預金
・預金
・個人向け国債
・金投資
資産運用を自動化「ウェルスナビ」
投資をする初心者の方の中で、最近話題なのがウェルスナビ(WealthNavi)です。ウェルスナビの最大の特徴が自動で資産運用をしてくれるところです。専門知識は不要、6つの質問に答えると、それぞれに合った独自の運用プランが提案され、ポートフォリオが自動で構築される仕組みとなっています。
あなたのニーズに応じた、あなただけの資産運用ということですね。資産運用をされる際に注意しておきたいのが、預け先の実績です。ウェルスナビでいえば、ロボアド資産運用では預かり資産(1800億円突破)・運用者数No1(15万人利用)です。
ウェルスナビ資産運用シュミレーションより
・初期投資額100万円、毎月3万円を積み立て
・30年後に元本1,180万円が50%の確率で約2倍の2,399万円以上
毎月3万円を貯金していくと、自動資産運用で30年後には資産が倍になるということですね。ただし50%の確率ということも理解しておく必要があります。このような数字を見ると初心者の方は、「絶対に増える」と勘違いしがちですが、投資は全てにおいて絶対はありません。あくまでも目安ということです。とはいえ、お金がお金を増やす仕組みでしかも自動というのは興味深いですね。
日本で投資している人の割合は1割に満たないという事実
投資をするにはもう遅いのか?と考える方もいらっしゃいますが、投資はご自身の資産をいかに運用するかですので、遅い、もう株価は上がっている、などといった直近のみの状況で判断するものではありません。
日本では、学校でお金に対する教育がされていません。2022年度からようやく、高校家庭科で「投資信託」が取り入れられます。米国や英国などはすでに進んでおり、教育を受けている人が親になっているのですから、当然家庭内でも意見が交わされています。しかし日本の家庭ではどうでしょうか。
子供、夫婦間で投資についての話が出る家庭は少なく、実際投資をしている人の割合は1割しかいません。この辺りや海外の取り組みを考慮しても、学んでおいて損はないカテゴリーといえるでしょう。
そして小さなお子様がいらっしゃる方でしたら、逆に「え?そんなことも知らないの?」といった現象が、今後教育が進むことで出てきそうですので、全く学んでいない世代としては、知識の一環としても投資への理解は必要ですね。
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