暗号通貨

ビットコインの全体の60%が未稼働という事実

ビットコイン2020年

ビットコインの全体の約60%は1年間移動していない

フィンテック企業デジタル・アセット・データ(Digital Assets Data)の調査によると、約1,070万のビットコインが過去1年間で一切動いていない。発行済みのビットコインの合計数は1月20日現在で1,814万程度であることを考えると、ビットコインの全体の約60%は1年間移動していない状態で、2019年から売買されたものは、全体の40%に留まっていることを意味している。

そして、1年以上動いていないビットコインの割合は2017年以降で最高水準にある。

ハードウォレットに保管する大量のビットコインを、それごと渡してしまえば、移動の記録は残らない形になるため、大口でのこのような移動も考えられるが、やはり、過半数は未稼働の状態であろう。

動いていないビットコインは、5月18日の半減期を期待する長期ホルダーのものであり、暗号通貨投資家の多くが、今後は中長期期なビットコインの上昇を予想しているものと考えられる。

参考記事:ビットコイン半減期に起こる価格上昇を予想する

2019年のビットコインの値動きはどうだったのか?

ビットコインの2019年の動きをみてみると、かなりの価格変動を記録している。

上半期だけで3,693ドルから1万3,879ドルまで上昇したあと、12月中旬には7,179ドルまで値下がりした。下半期の激しい下落にも関わらず、2019年にビットコイン価格は年初から約2倍になり、株式、金、商品先物、債権等と比較しても、最も上昇率が高い投資成果をあげた。

このような状況があったのにも関わらず、ビットコインの多くは動いていないのだ。この1番の理由はおそらく5月の半減期を前後する大きな価格上昇への期待がある。

しかし、市場が高い期待に応えられない場合は、ある程度の売りが予測され、眠ったままのビットコインの数は減少することになる。売り圧力が強くなれば、半減期を超えたあと、価格が下落する可能性もある。

長期間動いていないビットコインが増えているもうひとつの大きな理由は、ビットコインホルダーの多くが、現在の価格では含み損がある状態で、先々への期待感と、わざわざ損失を出してまで売却をしたくないという心理から、塩漬け状態にしている可能性も高い。

2017年の夏以降にビットコイン投資を初めて行った投資家の多くは、2017年、2018年の高い価格で購入したビットコインを含み損を抱えている可能性も高く、これが塩漬けになっていることが予想される。

ビットコイン20,000ドルの過去高値超えはいつか?

2019年の最高値は1万3,879ドルだったが、2017年12月〜2018年2月までの価格帯はこれよりも高い水準であり、このときにさらなる高値を期待してビットコインを購入した投資家は、2019年の高値圏では、損失を確定させてまで売却をしなかったわけだ。

今後ビットコインが中長期的な価格上昇をする上では、2019年の1万3,879ドル、2018年初頭の高値圏の20,000ドルを達したときの売り圧力をどれだけスムーズにこなせるか? この点がポイントになりそうだ。

60%の未稼働のビットコインの総額は円換算で言えば10兆円近い額になる。

日々のマイニングにより、10分毎、市場には新たなビットコインが誕生しており、これを含めても60%が1年未稼働ということは、実は長期の価格上昇を期待するホルダーも多いのは確かだが、それ以外の理由も大きそうだ。

秘密キーの紛失

1つ目は、秘密鍵などをなくしてしまい、動かしたくても動かせないビットコインが多いのではないだろうか。

クレッグライト氏と元のパートナーとの110万ビットコインの所有権争いにしても、秘密キーがみつからないことで、現状はまだ動かせないようだし、2008年〜2010年当時に興味本位でマイニングに参加した人たちの多くが同様にあってもおかしくない。

所有している事を忘れている

もう1つとしては、そもそも多くの投資家が、ビットコインを所有していた事自体を忘れてしまっていることが考えられる。

2010年〜2016年の期間にビットコインへの投資を行った人たちは、当時はビットコインの価格も100ドル〜400ドル程度で長く推移していたこともあり、小遣い程度で買った数ビットコインを、多数の人たちが保有自体を記憶から忘れ去られ、思い出したとしても、何処に保管したかを忘れてしまっていることも多いだろう。

この2つの理由が未稼働のビットコインの多くに当てはまるとすれば、実は想定する以上に流動するビットコインの数量は少ない可能性が高いことになる。

50,000ドルを超える展開も期待大!!

このことが市場にどのような影響をもたらすのか?

現在、ビットコインの日々の取引高は過去最高レベルにある。

ビットコインの流動数が少ないことで、市場が上昇したときには想定以上の上昇幅を見せる可能性が高く、過去最高値をスムーズに超えることができれば、それ以降は極端に大きく上昇するというシナリオが描ける。

2017年には数千ドルから一気に20,000ドルを超えたように、20,000ドルを超えてからは、50,000ドル程度まで短期間で一気に上昇する可能性もあるだろう。

2020年5月18日のビットコインの半減期の前後は、まさにこのきっかけとなるタイミングであり、この後のビットコインの動向には継続的に注目していかなければならない。

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現在、世界4ヶ国語で発売されている、英国発祥の暗号通貨専門誌CRYPTO CROWD日本版の編集長を担う。発刊以来すでに1年以上が経過し、今では日本国内で一番古い暗号通貨専門の月刊誌となっている。
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