暗号通貨

【 まだまだ認識不足 】ビットコイン危険性は?

ビットコイン、仮想通貨を知る

ビットコインってなんか聞いたことある、や知り合いに急に勧められた、などビットコインを知る人は、いつの間にか意識の中に入り込んでいると思われます。その反面、まだビットコインの言葉すら知らない、意識など全くしていない人も世の中には多く存在するのも事実です。

そんなビットコインや仮想通貨(暗号資産)は、今後投資として大きく飛躍するでしょうか。これに関しては、” 期待度が非常に高い ” と個人的に考えていますが、その前にビットコインや仮想通貨の危険性を知る必要があります。ビットコインにたいしての認識が甘いと、「聞いていなかった、知らなかった」ということになり後でとんでもないことになる可能性も秘めています。今回はビットコインの危険性について解説します。

ビットコインの実物は存在しない

ビットコインは、存在しないという表現は少し語弊があるかも知れませんが、よくイラストで書かれている、「B」が真ん中に書かれいてるコイン。あれが存在して手に取れると信じている人がいます。しかし、実際あれはイメージであってあれ自体に価値はありません。おもちゃとして300円くらいで購入することが可能ですが、それももちろん本当のビットコインではありません。

過去に日本でこのようなことがありました。ある芸人が、おもちゃのコイン(「B」と書かれた)を10万円で売られたという滑稽な事件がありましたが、それは、ビットコインの存在をしっかりと認識している人からすれば、あり得ない笑い話かも知れませんが、知らない人からしたら信じてしまう内容です。ビットコインは、デジタルのやりとりです。

デジタルが価値を持つ、そしてそのデジタルが移動したり、価格が上がったりします。紙幣で考えてみると、紙幣はお財布に入れることが出来ますので実物を確認できますが、銀行間の資金移動は、実際にあなたの銀行口座のお金が相手の口座にわざわざ移動している訳ではなく、ただ数字が移動しているだけです。

このような原理に似ていますね。ですので、ビットコイン自体は形としてはデジタルの数字としての存在のみであるということを、ご存知ない方は認識されておいてください。

ビットコインが、ある日突然消える

保有していたビットコインがある日突然消えることがあります。その危険性は、いくつかあります。

1、取引所がハッキングにあう
2、あなたのパソコンがハッキングにあう
3、ウォレットのパスワードを忘れる

まず1の取引所がハッキングにあうですが、これはビットコインや仮想通貨を保有している取引所自体がハッキングにあうというリスクです。過去の有名な話でいえば、 MtGox(マウントゴックス)やコインチェックが代表的です。これらは仮想通貨の取引所ですが、何者かによってハッキングにあい、多額の仮想通貨が流出しました。

最近では、ハッキングに対しての保証などのインフラは整いつつありますが、それもまだまだ完全とはいえません。数年前でいえば取引所にビットコインや仮想通貨を預けておくこと自体がリスクと言われていました。この辺は、あまりリスクを知らない人からすれば、大丈夫でしょ?となりがちですが、そうではありません。

そして次に2ですが、あなたのパソコン自体がハッキングにあうと、それを通じて取引所に勝手にログインされてしまい、ハッカーによって、あなたの保有しているビットコインや仮想通貨をあなたの取引所からハッカーが準備した専用アドレスに勝手に送金されてしまいます。ここで注意したいのが、パソコンの機能で「パスワードやIDを記憶させる」保存機能がありますが、これがあるとハッカーにとっては、あなたのパソコンさえハッキングすれば、簡単にログイン出来てしまうということです。オンライン状態というのは、世界中全てとつながっているという認識を忘れずに、パスワードやIDはパソコン内に残さずに、外部でしっかりと管理することが大切です。

外部で管理といえば、3のウォレットのパスワードを忘れるですが、これは、あなた自身がメモをした情報をなくしてしまう、どこかにやってしまい大切なビットコインが入っているウォレットにログイン出来ないというケースです。これは、意外と多いです。ですので、多くのビットコインを保有されている方は、外付けのウォレットなどにビットコインを移してそれを貸金庫に預けるなどの対策をしている方もいます。

家族が理解していくれないむずかしさ

大切なビットコインは、大きく価値が上がればあなたにとって大きな資産を築くことが可能ですし、紙幣とは別の資産として分散して保有することも重要です。ただ、これに対して家族や財産を共有する身内が理解していないと意味がありません。自身だけでビットコインの知識が深まり、資産をせっせとビットコインで保有して、しっかりと管理していても、もしあなたに万が一のことがあったとき家族に譲渡出来る状態でしょうか。

これは、税理士さんなどにも同様のことがいえます。税理士さんといえどもビットコインへの理解が乏しい人もいます。理解されていないのが、普通と考えていてもおかしくないのが2020年の現状です。

ビットコインをどう扱い、万が一の時そのビットコインをどう取り出すか、管理はどうしているかなどは共有しておく必要があります。もちろん現時点で、家族であってもパスワードやIDを知られたくないという方もいるでしょうが、どこかにメモをしておくことは大切です。

かなりインフラは整いつつある

ここまで、ビットコインの危険性について書きましたが、正直な話「慣れる」しかありません。僕自身もビットコインを触りだしたのは、2016年ですが当時は、新しいものに対しての苦手意識でなかなか進みませんでした。勝手に脳みそをクローズさせていたんですね。

これは、人間ならだれしもあると思います。新しいもの、よく分からないことにたいして、向き合う前に背を向けてしまいがちですが、知ってしまえばそれほど難しいことではありません。そして以前に比べて非常に使いやすく、理解しやすい情報も出ていますのでその辺はフル活用して流れに乗っておきたいですね。

ABOUT ME
Hatanaka
投資歴16年。過去には様々な投資案件を行ってきており、為替FX、暗号資産(仮想通貨)分野に精通しており、現在は、トレーダー講師としても活躍中。