そもそもビットコインとは何なのか?
ビットコインという暗号通貨(仮想通貨)の本質は何なのか?
“ ピア・ツー・ピアネットワークによる、プルーフ・オブ・ワークでブロック・チェーンを維持することにより運営される仕組み “となります。
シンプルに言えば、既存の金融のシステムとは切り離された非常に堅牢なセキュリティの上で取引される暗号通貨です。
そして様々な暗号通貨がある中で、圧倒的なNO.1の地位を占めるのがビットコインです。
いままで様々な暗号通貨が日本でも紹介されましたが、その90%以上は偽物、詐欺行為のものでした。
ブロック・チェーンとは?
ブロックチェーンとは、通貨のデータをどのアドレスからどのアドレスに送ったということが記録されている履歴(データベース)ということになります。そして、そのデータは一つの場所に保存されているのではなく、ビットコインに参加しているコンピュータに分散されて保存されています。取引記録(トランザクション)をブロックにまとめて、そのブロックをチェーン(鎖)のようにつなげて保存したものになります。
こちらのサイトを見れば、現在取引されている生の情報をみることができます。
https://blockchain.info
非常に数多くのビットコインの取引が成立しているのが見て取れます。
世界では既に多く普及している現実があるのですよね。
マイニングとは?
ビットコインマイニングとは?
現在、世界中で使われているビットコインは「金 (ゴールド)」と似たような 性質を持ちます。
暗号通貨でありながら、世界での流通量が限られていて、そして匿名性、公平性、安全性を持ち合わせているのが特徴です。
そして特に特徴的なのはビットコインを「掘る」事ができる事です。
高い演算能力を持ったコンピュータを使って、計算させる事によりビットコインを手にする事ができます。
この計算を掘る事になぞらえて、採掘の意味であるマイニングといいます。
では、コンピュータにどんな計算をさせているのか ?
これは、ある条件にあった数をみつけるために、何度も、何度も、数字を変えて計算させて、条件にあった数を見つけ出す事によりコインを採掘する事ができます。
これはビットコイン取引の正当性を確認するために行われている為の計算で ビットコインの取引の裏側で行われている、いわばメンテナンスのようなものです。
マイニングを簡単に言えば “ コンピューターに計算させるとビットコインがもらえる ”ということになります。
ビットコインはインターネットである!
こう言われて多くの方は??? と思うかもしれません。
どういうことかといいますと・・・・
ビットコインという暗号通貨は特定の機関や企業が運営しているわけではありません。
世界中の多くの企業、人が参加をし、この仕組自体を作り上げています。
インターネットというものも、特定の組織、企業、機関が運営をするわけではなく、世界中でインターネットに接続する様々な企業、人により、つながっているのです。
一方的なつながりではなく、碁盤の目のように更にはそれが立体的につながることにより、安定さを保っています。
グーグルやAmazon、Yahooやマイクロソフトがインターネット自体を運営しているわけではありません。
これらの企業は、インターネットと言うインフラを活用し、それぞれがインターネット上でサービスを展開したり、インターネットをより使いやすくするためのハードを提供しています。
ビットコインも同様に考えればわかりやすいと思います。
インターネットが大きく急速に普及したようにビットコインが大きく普及するタイミングがあると考えます。
ちょうどそれがまさに今だと思っています。
今後様々な大手企業がサービスを展開し、そして様々なサイトでビットコインが使われるようになるでしょう。
利便性が高まれば高まるほどその価値は上昇していくことになると考えられます。
小額決済での取引の拡大の可能性
ウエスタン・ユニオンという両替・送金所が世界中に広がっています。日本にも多数できてきています。
銀行よりは両替レートもよく、送金手数料も安いです。
しかし、やはり数千円レベルの送金手数料はかかります。
誰がこれを一番利用しているのか?
世界中で出稼ぎに出ている外国人です。
例えばフィリピン人は、人口の10%、現在で言えば1,000万人が世界中に出稼ぎをし、毎月祖国の家族に送金をしています。
仮に月5万円を送金するとして、それに対して3,000円の手数料がかかり、両替手数料が4%かかれば、合計5,000円のコストとなります。
送金額の10%をウエスタン・ユニオンに支払うことになります。
ビットコインならば、インターネット上で全てを完結できます。
圧倒的に手数料を下げることが可能になります。
この両替・送金手数料を1%に下げることができたとすれば、負担は500円で済み、毎月4,500円得をするとすれば?
ほぼ全員がビットコインに鞍替えする可能性があります。
1,000万人のフィリピン人が月5万円送金するとすれば、1ヶ月:5,000億円の送金規模になり、1年間では6兆円という途方も無い金額となります。
現在かかっているコストが10%であれば6,000億円です。
これがビットコインで1%に下がれば600億円になります。
ビットコインでの両替ビジネスを行うことで、この600億円を取り込める可能性があるということなのです。
世界中には多くの両替・送金所があります。
ウエスタン・ユニオンと同じレベルの会社も2社ありますし、他社に先駆けて、何処か大手が自社のシステムをビットコインに変更していくことは考えられますよね!!
スマートフォンの広がりがビットコインの普及を加速させる
スマートフォンを使い、常に手元で全て完結される送金の仕組み、そして利便性を考えてみてください。
インターネットバンクが更に進化をしたイメージです。
海外送金だけでなく、商品の購入や様々な支払いがこの中で完結できれば???
潜在的なポテンシャルは非常に大きいわけなのです。
大手ECサイトが自社独自でサービスを展開することも考えられますし、専門サービスを提供する会社が出てくる可能性もあるでしょう。
中国大手のテンセント社はウィーチャットでの決済システム、ウィーチャットペイを4年前にスタートし爆発的に拡大させました。
アリペイ、アップルペイもしかり、同様の決済システムが次々と登場しています。
ビットコインの価値は高まる!
ビットコインはマイニングという作業の中2140年まで新たに生み出され続けています。
合計で2,100万ビットコインになった段階で終わり、それ以上は増えません。
マウントゴックスという暗号通貨交換所の破綻のときには、1ビットコインの価値が、投機的に上下したため、ビットコインの潜在的な可能性ではなく、表面的な投機面だけが日本では多くニュースになりました。
コインチェックでの500億円以上のハッキングでの暗号通貨盗難事件ではリスクや危険性が大きく報道されました。
これによってビットコインの投資の価値が全く勘違いされた形で多くの日本人には伝わりました。
しかし今後、様々な利便性が理解され、多くの人がビットコインのウォレット、財布を保有するようになることで、総量が決まっているビットコインは1枚あたりの価値が増していくことが予想されています。
ビットコインを引き出しできるキャッシュディスペンサーも世界中に増えています。
ビットコインを使える場所が広がるに連れてその価値が確実に上昇しているのです。
このあとのシリーズも楽しみにお待ち下さい。
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