2026年4月26日 過去24時間の市場動向と経済ニュース
過去24時間の市場ダイジェスト
ビットコイン
ビットコインは77,515.09ドル、前日比-0.06%とほぼ横ばいでした。直近の反発で78,000ドル近辺まで戻した後、上値追いはいったん一服しています。
リスク資産全体の地合いは悪くありませんが、80,000ドル手前では利食いと戻り売りが出やすく、ETF・機関投資家需要の強さと短期的な過熱感が綱引きしている状態です。
2026年4月25日の重要経済・金融ニュース
米イラン和平協議が急失速、原油リスクは再び週明け市場の焦点に
Trump大統領は、Iran和平協議のためにPakistanへ派遣予定だったSteve Witkoff氏とJared Kushner氏の訪問を取りやめました。
Reutersによれば、Iran側は米国の「最大限要求」を受け入れない姿勢を示し、直接協議にも慎重な立場を崩していません。
一時は和平進展期待から原油価格の上値が抑えられていましたが、協議の空転で週明けの原油・インフレ期待・航空株・消費関連株には再び警戒が必要です。
市場にとって重要なのは、戦争そのものよりもHormuz海峡の通航、Gulf産原油・LNGの供給、保険料・輸送コストの上昇です。
金曜の株式市場はテック主導で強かったものの、この材料は週末中に出たため、日曜夜の米株先物と原油先物が最初の反応点になります。
短期投資では、AI・半導体の強さを追う一方で、エネルギー高による利益率悪化セクターを分けて見る必要があります。
大型テック決算が集中、AI相場は「投資額」から「回収力」の審査へ
来週はApple、Amazon、Microsoft、Alphabet、Metaの決算が集中し、AI相場にとって今年前半最大級の審査になります。
Investors Business Dailyは、これらの大型ハイパースケーラーがS&P 500の約4分の1に相当する影響力を持つと指摘しています。
焦点は、単なるAI投資継続ではなく、クラウド成長、広告収益、生成AI機能の課金、データセンター投資の採算見通しです。
MicrosoftではAzure成長とCopilot、AlphabetではAI投資とGoogle Cloud、AmazonではAWS、Metaでは広告とAI効率化が注目されます。
Nasdaqが最高値圏にあるため、好決算でもガイダンスが弱ければ利食いが出やすい位置です。
個人投資家としては、「AIなら何でも買い」ではなく、AI設備投資の受益側と、設備投資を負担する側を分けて見る局面です。
BlackRockのビットコインETFに節目、暗号資産は投機商品から主流金融商品へ
CoinDeskは、BlackRockのビットコインETFが大きな節目に達し、暗号資産が主流金融商品の一部として定着しつつあると報じました。
ビットコインは77,000~78,000ドル台で推移し、4月としては大きく戻した後の高値圏で足踏みしています。
価格だけを見ると横ばいですが、ETF経由のアクセス拡大は、年金・アドバイザー・証券会社プラットフォームへの浸透という点で構造的に重要です。
一方で、CoinDeskは78,000ドル近辺が過去の買い手の戻り売り水準になりやすいことも示唆しており、短期的には80,000ドル手前の上値抵抗が意識されます。
暗号資産市場では、ETFフロー、ステーブルコイン規制、米金融機関の参入が価格材料として株式市場以上に効きやすくなっています。
したがってBTCは、単独の投機資産というより、AI株・金利・ドル・ETF資金流入と連動する「リスク資産の一部」として見るのが現実的です。
Hormuz混乱で米エネルギー輸出が急拡大、世界の供給地図が短期的に変化
WSJは、Persian Gulfの混乱を受け、米国の原油・石油製品・LNG輸出が記録的水準に達していると報じました。
中東からの供給が不安定になるなか、AsiaやEuropeは代替供給として米国産エネルギーへの依存を高めています。
これは米エネルギー企業やLNG関連には追い風ですが、輸送距離、精製設備の適合性、港湾・タンカー能力には制約があります。
また、FranceのMacron大統領はHormuz海峡の自由航行回復に向けた国際的取り組みを強調し、TotalEnergiesも長期化すれば特にAsiaで深刻なエネルギー不足が起こり得ると警告しました。
市場への含意は、原油価格だけでなく、LNG、航空燃料、化学、海運、電力コストまで波及する点です。
短期的には米国エネルギー供給網が代替役を担いますが、長期化すれば「米国が供給余力をすべて吸収する」ほど単純ではなく、インフレ再燃リスクとして見ておくべきです。
