ベアマーケットラリーでの上昇も終了か?
昨日のNY株ではNASDAQが継続下落し、今日の東京株式市場も下落。27,500円の節目を割っています。
暗号通貨市場も昨日から一段安となりBTC価格も16,800ドル台です。アメリカ株のベアマーケットラリーは一旦終了し、再度下落していく確率は大きくなっていますので一度利確が正解でしょうね。
カナダ中銀が0.5%利上げをしましたが、来週のFOMCでも0.5%利上げ。そしてアメリカの金利は来年2.3月のFOMCでも利上げです。
↓↓米金利と米国株の相関性↓↓
JPモルガン ダイモンCEOの警告
昨日、JPモルガンのダイモンCEOが来年の市場に対しての警告を鳴らしています。
” コロナ禍の間に膨らんだ家計の貯蓄がインフレと金利上昇によって侵食されるなか
個人消費の勢いは弱まっていくだろう ”
米国人の銀行口座にある預金総額は約206兆円パンデミック前の3倍超に膨らみましたが、これが今どんどん減ってきています。
アメリカでは3回、コロナ禍に給付金が配られました。景気刺激策として国民に総額で約127兆円あまりの給付金支給を行いました。これによって過剰流動性バブルが発生したわけです。
↓↓2021年の年初には過剰流動性バブルの継続を発信しています↓↓
世界最強だったアメリカ経済
米国の個人消費は過去1年で10%上昇しコロナのパンデミック前に比べると40%増えています。
アメリカ経済は世界で最も強かったわけです。アメリカの個人貯蓄率は2020年4月に過去最高の33%超に達しましたが、今年10月にはわずか2.3%と17年ぶりの低さまで下がっています。
来年半ばにはこの206兆円は底をつくことが予想されていますので、個人消費は確実に落ち込んでいきます。これによって経済は失速し、リセッション入りするわけです。
リセッションでどこまで落ち込むのか?
これがどの程度の落ち込みになるのかは今はまだ確実な予測はできません。
まだまだ高いインフレ率が続いていますが個人消費が落ち込めば経済は悪化しますので、FRBによる利上げも止まります。エネルギー価格も下落基調が続きますし、住宅価格も下落していますので、家賃の上昇も止まっています。
労働市場が引き続き強いですが、貯蓄が底をつけば、セミリタイアしている中高年層でも再度働く人も出てくるでしょう。需給バランスが変わることで、人件費の上昇も止まります。そうなればインフレが収まっていくことになります。
ただし、急速に経済が悪化することで、FRBが再度のばら撒きを行えばインフレは再度上昇するリスクも高いです。この後のパウエル議長の舵取りに注目です。
↓↓アメリカ経済の10年ごとの振り返り↓↓
投資の狙い目は?
米国優良株の分散購入は来年の2月、3月あたりが狙い目とみています。アメリカの経済が落ち込めば当然日本に及ぼす影響も大きいです。
今年は一気に円安が進みましたが、アメリカ経済の落ち込みにより円高ドル安が更に進む展開になると、日本株にもマイナス影響が大きいです。
個人的には日本株には魅力を感じませんので気にもしませんが。日本円については本質的にどうしても信頼ができません。
日銀が10年債をイールドカーブコントロールで0.25%上限で買い上げていますがこの額があまりに膨大です。
超長期の金利は確実に上昇しており、日銀が行っている政策があまりに無謀であり、出口戦略が全く見えません。
↓↓日銀保有の国債8,749億円の含み損を考える↓↓
日本人は今あるリスクをもっと真剣に考えるべき!!
結局のところ、最終的には日本に住む日本国民に全ての皺寄せがきます。
税の負担は高くなり、社会保障は根底から崩れ、年金をもらえる額は減り、もらえる年齢はあと伸ばしされる。医療費は高くなり、福祉は今よりも貧相になり、社会のインフラ基盤は痛み続ける。
そんなイメージしかありません。
日本人はこの20年間確実に貧しくなっている
これは20年近く前から言い続けていることですが、実際に今までの20年間でそうなり続けてきています。日本人はこの20年間確実に貧しくなっています。
ばら撒き続けるお金をさらに防衛費2%積み上げでばら撒きます。財源の確保は全くできておらず、結局のところ国債を刷り、さらには税負担も言い出しています。
↓↓防衛費2%と兵器産業株の推移↓↓
どう考えても、非常に残念なことではありますが、日本の未来は暗いです。自分や家族の未来を守るためには投資は非常に重要なことですが、預貯金を行っても円では利息がほぼつきません。
積立NISAを金融庁が推し進めていますが、日本の投資信託やETFなど、無駄な手数料がかかって証券会社を儲けさせるだけの話。
そもそも円建てで所得を取っているのに、円の資産の日本株を買うなど全く分散投資になっていません。円からの分散が重要なのです。
BTCのドルコスト平均法での継続買いはかなり効果的
所得を円で取っているからこそ、分散投資は基本的にはドルで行うべきです。そしてそこで考えられるのが米国の優良株であり、暗号資産なのです。
金という選択肢もありますが、金は利息がつきません。BTCもETHも基本的にはドル建ですから、円からの分散として有効です。BTCのドルコスト平均法での継続買いはかなり効果的です。
暗号通貨の次のバブルで価格が大きく上昇したタイミングでは一度全て売り切ってしまうことが重要。そして、再度ドルコスト平均法で買い直しを行うのです。
余裕があれば安定した賃料が入る海外の優良不動産も良いですね。ただし、国・街・立地・物件管理などきちんと理解して見抜くことが重要です。
戦争リスクも確実に高まっていますので、中立国に住むという選択肢も今後は非常に重要な考え方だと思います。
円安が進み、インフレが進む中でもらえる年金は減り国民負担がますばかりの日本。
本当にこのまま日本に住み続けて良いのか?
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