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日銀の政策変更リスクに備えよ!!

黒田総裁が10年前に量的・質的金融緩和に踏み切って以来、日銀は465兆円もの日本国債を買い上げ、利回りを押し下げるとともに国債市場に未曽有のゆがみをもたらしました。

その結果、国内投資家は同期間に206兆円相当の国債を売却し、海外の様々な債権、株式に投資をしています。この資金がこのあとの日銀の政策変更で逆流することになります。

世界の国債市場で日本勢が持つ国債は売却されますので、これはかなりの金融市場へのリスクとなると思います。

日銀トップ交代まで1週間。来月はこの点を意識して投資を判断すべきでしょうね。

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米銀行問題はまだまだ根が深い!!

FRBの利上げで債券価格が急落していた昨年、米銀大手の一部はバランスシートに巨額の損失が積み上がらないよう会計上の扱いを変更しています。

価格が大きく下がっている証券の大部分について、売却するのではなく償還期限まで保有するという項目に付け替えていました。

これにより、当該証券はどれだけ市場で価格が下がっても、満期までいわば「塩漬け」状態となります。

チャールズ・シュワブおよびPNCファイナンシャルを含む米銀6行が、昨年、合計で5,000億ドル(約66兆3300億円)以上の債券について会計上の扱いを変更したことを特定しました。

これでバランスシートから含み損を排除することが可能になり、実際には保有資産の価値が実勢を大きく下回っているにもかかわらず、十分な資本を保有していると報告することができた銀行もあります。大手6行は帳簿上の扱いを変えるだけでバランスシートを強化できました。

会計上では保有する資産を「売却可能」証券として扱うと時価を反映させる必要があります。

米銀行の保有する証券の含み損は合計で6,200億ドル

一方、「満期保有」証券とすれば償還期限まで売却しないことを意味し、銀行は簿価で計上することが可能となります。

昨年は債券価格の急落を受けて、WSJが特定した6行のみならず、業界全体で会計上の変更が行われました。

米連邦預金保険公社(FDIC)のデータによると、2022年末時点で米銀が保有する証券の48%は満期保有目的に区分されており、この割合は前年の34%から上昇しています。

銀行の保有する証券の含み損は合計で6,200億ドルで、このうち3,410億ドルは満期保有目的とされます。大手6行の満期保有証券の含み損は業界全体の35%を占めています。

シュワブの含み損は同社の自己資本の39%に相当


そして、最も大きな含み損を抱えるのがチャールズ・シュワブです。同社は貯蓄貸付持株会社で、FRBの監督下にあります。同社は1,886億ドル相当を売却可能証券から満期保有証券に変更しました。

2021年末時点では満期保有目的とした証券はゼロでしたから、巨額な含み損を抱えていることは明白であり、これを受けてチャールズシュワブからの資金流出は継続しています。

破綻したSVBの親会社SVBファイナンシャル・グループは、昨年、会計上の変更は行っておらず、大半の証券については当初から満期保有目的と区分していました。SVBは金利が長期的に低水準にとどまると見込んだ取引で自らの手足を縛っていたことになります。

年末時点でこれら債券の含み損は、SVBの自己資本163億ドルにほぼ匹敵するところまで膨らんでいました。

そのためSVBは損失を計上せずに売却することはできず、資本が毀損しました。

そして急速な資金流出が続く中で、保有債権を大きな損を出しても売らなければならず、あっという間に破綻したのです。

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昨年末時点で、シュワブの満期保有債券の時価は、バランスシート上の価値を141億ドル下回っていました。含み損は同社の自己資本の39%に相当します。

また62億ドル相当の同社の有形自己資本を上回る規模です。このあとも資金流出が続くようであれば、破綻リスクも高くなります。

ボストン連銀のコリンズ総裁は昨日の会合で、利上げ継続指示を話していますし、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁も同様の意見。アメリカの利上げはまだ継続されると考えるべきです。利上げにより債権価格が下落すれば銀行の含み損は更に増えることになります。

昨日の米国株もハイテク関連を中心に上昇していますが、慌てずに投資のタイミングを待つのが正解でしょう。

メタバース関連銘柄への投資は行わないのが得策!!

Web3.0への流れは加速していきますがメタバース関連は不発に終わる可能性が高いと考えます。

個人的には既に年初の段階でメタバース関連の暗号通貨は売却終えています。今後も完全にメタバース関連暗号通貨は投資対象からは外します。

株式投資についても同様で、メタバース関連には投資しません。

・仮想空間プラットフォーム「Decentraland(ディセントラランド)」の土地の販売価格中央値は、1年前から90%近くも下落しています。

・ディズニーもメタバース事業から関連に撤退です。

・マイクロソフトもVR関連の買収先事業を閉鎖しました。

・メタもメタバースからAIに完全にシフトしているように感じます。

・ソニーが発売するVRヘッドセット「PSVR2」の先行予約が想定していたほど伸びておらず苦戦しています。

メタバースは期待されるほど伸びず、実社会への定着は極一部に終わると予想します。

メタバースよりも圧倒的に生成系AI関連、AI関連に投資を振り分けるべきでしょうね。

暗号通貨市場、生成系AI関連で大きな投資成果を得るために必須のアイテムです。

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