昨年11月半ばの段階から銅の先物をレバレッジ2倍で買っています。
銅の価格は2022年3月から9月末の段階で3割余り下落しました。
この時の値下がりは、世界的なリセッションに陥いるリスクから需要が損なわれるとの懸念から売られたわけです。
この数日は価格が少し下がっていますが、買った11月半ばと比べれば今のところ順調に値上がりしています。
銅の需要は非常に大きい!!
銅はコンピューター用半導体からトースター、電力システムやエアコンに至るまで、あらゆる用途に利用されています。世界経済が低迷から抜け新たな成長期に入った段階では、圧倒的に需要が増加すると予想されています。
銅は電化を支える金属であり、電化は脱炭素化のエネルギー転換を支える金属と言っても過言ではないのです。
そして、大手鉱山会社はあとほんの数年で銅が深刻な不足に陥ると警告しています。銅不足は世界の成長を抑制し、製造コストを押し上げてインフレに拍車をかけるとともに、気候変動対策での世界的な目標の達成を危うくしかねません。
世界は様々な場面で電動化、省エネ化に向かっており、その上で大量の銅がこのあと必要になります。そして、なんといっても中国経済の回復が後押しします。世界最大の消費国である中国の経済再開が需要を押し上げることになるでしょう。
↓↓中国コロナ感染拡大と資源価格の相関性↓↓
さらにはインド経済の成長も銅の消費を後押しします。世界はEV化、クリーンエネルギーに邁進していますがここでも大量の銅がキーになるのです。今の発電システムより将来のエネルギー転換では銅への依存度が高いです。
2050年までに銅の使用重量は現在の3倍以上
EVと充電インフラだけで2050年までに銅の使用重量は現在の3倍以上に跳ね上がると言われています。
ミドルクラスの内燃機関乗用車で使用される銅の重量は、およそ22Kg
ハイブリッドで40Kg、プラグインハイブリッドで55Kg
100%電気とモーターで駆動するEV車の場合:80Kgの銅が1台に必要になります。
商業用バスを完全なEVの場合:サイズにもよりますが250Kg以上の銅が使われます。
EVの普及も銅がキーとなっているのです。
↓↓AI TRUSTでは2020年の段階から中国でのEVの加速に注目していました↓↓
世界的な銅不足が今後起こる!!
ところがみな銅や鉱物が無尽蔵にある前提で設備投資が進められています。
鉱山の新規生産は2024年に減少し始めると既に予想されていますが、最近の価格変動を受け、供給は近い将来にさらに逼迫する可能性があります。
そして、今銅の取引所の在庫は過去最低水準付近にあります。
ゴールドマン・サックスは、ロンドン金属取引所の銅相場が2倍近く上昇し、2025年の平均は1トン=1万5000ドルと予想しています。LME銅3ヶ月先物価格は本日8,892ドルですから、ここから70%程度の上昇は見込めるということです。
銅の価格は大きく上昇する
今の世界の大きな流れを考えれば、銅は必要不可欠な鉱物であり、価格は大きく上昇することを確信し購入しています。
短期的な売買ではなく、中長期的な視点で保有し続ける予定です。
なんといっても世界の方向性にわかりやすく一致していますから。
円安対策にもなる
銅への投資は基本的に米ドル換算です。銅価格の上昇と中長期的には円安という二重のメリットを受けられる可能性が高いわけなのです。
円の価値が将来的に暴落した時にも銅の価格は守られることになり、円からの分散にも適していると言えますね。
ただし、銅の価格が大幅に上昇することは、様々なものの価格の上昇にもつながります。世界では多少落ち着き出しているインフレ率ではありますが、長期的な目線で見た場合、本質的に物価が上昇していく要因が数多く見て取れます。
↓↓日本のインフレを他国を例に考えてみる↓↓
インフレに対しての資産をどのように守るのか
?これは本当に大切な戦略ポイントになるかと思います。
↓↓ インフレに負けないものの資産とは?↓↓