アメリカの雇用統計が昨日発表されました。11月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は市場予想を上回る増加となり、平均時給は前月比0.6%増と、市場予想の2倍の伸びとなりました。
日本では年間で0.6%の伸びもなかなか難しい企業がほとんどですから、アメリカの経済の底堅さ、インフレに対しての柔軟な対応がわかります。まだまだ人手不足が続いていますから、高い報酬を払い、募集しなければ現場は回りません。
根強いインフレ
今回はインフレ圧力の根強さが示された格好ですので、米金融当局が政策金利を一段と引き上げる可能性が高まったことになります。といっても12月のFOMCでの利上げは0.5%に収まるでしょう。
来年2.3月での利上げは合計0.5%というのがメインシナリオでしたが、合計1%というのも十分あり得ると思います。
今から1%から1.5%の利上げが行われ、日米金利差は拡大します。アメリカの長期金利は再度上昇していくことになります。そして金利上昇局面では株価の上値は抑えられます。
↓↓米金利と米国株の相関性↓↓
米国株の調整は近い?
10月からアメリカ株は相当な勢いで上昇しましたが、12月のどこからのタイミング、もしくは1月からは再度の大きな下落を予想します。FTX破綻時の暗号通貨市場の混乱も鎮静化していますが、その時点では暗号通貨市場も再度大きな調整があるでしょうね。
アメリカ株とBTCの価格には一定の相関関係があります。10月以降、S&P500は上昇していますが、BTCはFTXの破綻があり下落しました。大きな失望売り、強制ロスカットが起こったことも出来高を見れば予想できます。
日本のインフレはまだまだ続く!!
インフレは欧米でピークアウトをしたのではないかという安心感から、債券市場は上昇(金利低下)し、株式市場は金利上昇の頭打ちを予想して上昇しましたが、インフレはまだまだ根強く、下降傾向は続くとしても2023年は目標の2%と比べて6%台以上の高い数字は当面続くことになるでしょうね。
日本のインフレは今年の急激な円安の影響が遅効性を持って出てきます。来年の上半期はさらに様々なものの値段は上がることは覚悟すべきです。
↓↓日本のインフレが加速する理由↓↓
エネルギー価格が下降傾向にありましたが、中国がゼロコロナ政策を変えて、経済が大きく動き出せば、需要も増えますし、エネルギー価格は再度上昇するでしょう。
150円を超えた円安は135円台まで円高に戻っていますが、日米間の金利拡大により、再度円安に向かう確率は高いです。そして長期的にみた場合、日本の財政運営継続には疑問符を持たざるをえません。
↓↓日銀の8,749億円の含み損を考える↓↓
インフレからのリスク回避を常に意識してください
自分自身は海外に居住しており、この点は正直リスク回避をしていますので傍観していますが、日本に住まれる皆さんは常にこのリスクにはアンテナを張っておきましょう。
インフレからのリスク回避の考え方として、圧倒的に安くものを買えるルートを持つという方法があります。世の中には非常に不思議な流通ルートというものもあり、ネット販売で返品された商品群をただのような価格で買えるところがあります。
返品された商品は箱が傷んでいたり、思ったものと違ったという理由であったりします。再度出品するには少しでも外観に傷があれば難しく、これらの多くは廃棄処分されます。それが非常に安価な価格で購入できるわけです。商品ジャンルも様々あり、自分で使うも良し。転売して稼ぐこともできます。
↓↓今すぐこちらから内容を確認してみてください↓↓
稼ぐ力をつけることも非常に重要ですが、商品のルートの構造がどうなっているのか?商品の流れの裏側を知れば、そこから得られるヒントは膨大です。
様々なものの流れには裏ルートがあります。そこを開拓していけば、生活にかかるコストはどんどん抑えられるようになるわけですから。