経済ビジネス

2023年以降、日本のインフレは加速する!!

円安が止まりません。

覆面介入も行われているのかもしれませんが、アメリカのインフレ率の高止まり、FRBによる今後も継続的な利上げが行われることを考えれば、円安はまだまだ継続すると考えるべきです。

ドル不足に陥り介入ができない?

日本の貿易収支はエネルギー価格上昇、食料・資源価格上昇に円安が加わることで、継続的な赤字体質になっています。そして経常収支自体の赤字化も定着、拡大する恐れがあります。そうなれば、常にドルが足りない状況に陥ってきます。

エネルギー・食料・資源を海外から購入する上でドルで支払いを行う必要がありますが、経常収支が赤字ということはドルが足りないということであり、円を売ってドルを買ってエネルギー・食料・資源をを仕入れる必要が出てきます。

財務省の発表によると、9月末の日本の外貨準備高は8月末に比べて4.2%減の1兆2380億ドル(1ドル145円換算で約180兆円)。減少率は過去最大となりました。

政府・日銀は円安に歯止めを掛けようと、9月22日に円買い・ドル売りの為替介入を24年ぶりに実施し、これが減少の主な要因となりました。外貨準備高の減少は2カ月連続です。

貿易収支の赤字が拡大し、常にドル不足の状況に陥った場合、継続的な市場介入は非常に難しくなります。少なくとも米経済がリセッション入りし、アメリカの金利上昇が止まるまでは、円安への流れは止まらないでしょうね。

そして、日本のインフレは今後更に上昇する理由を理解しておく必要があります。

日本のインフレが2023年に加速するシンプルな理由

コロナ移動規制が外国人に対して解けたため、日本への外国人観光客が急増しています。その理由は誰もがわかるように円安で外国人からすれば、今の日本は30%から40%引きのバーゲンセールだからです。

※参照:メ~テレ(名古屋テレビ)

マレーシアやタイといったアジア各国よりも日本で物を買った方が圧倒的に安いのです。
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様々な商品も売れていますし、不動産も売れています。これだけのバーゲンセールですから当然です。日本の様々な資産が外国人によってどんどん買われています。

需要に対して供給が追いつかなければどうなるか?

答えはシンプルで価格が上昇するということです。インフレが起こるわけです。

不動産の販売在庫が無くなれば仕入れ価格が上昇します。値段が上昇すれば新規に売る人が増えたとしても、為替の影響で30%から40%のバーゲンセールであれば、少しの上昇など関係なく買われることになるでしょう。

不動産価格がインフレにより上昇します。日本人にとってどんどん高嶺の花になっていくのです。ただし不動産の場合は極端に二極化が起こり、外国人にとって魅力のない不動産の価格は上昇しない可能性は高いです。

 様々な商品も外国人によって爆買いされています!

商品が売れて販売するものが無くなれば、新しく作る必要があります。作るための原価コストが上昇していますから、次からの商品の価格は上昇します。

企業物価指数は9月は9.7%上昇しています。今までは企業が自社の収益を減らし値上げを最低限に抑えてきましたが、外国人の購入という需要が大きくありますので、この分が確実に今後は価格に転嫁されます。

レストラン、飲食店も外国人観光客で一杯になれば、仕入れ原価が高騰していますから、販売価格を値上げします。日本人が顧客のメインであれば値上げもなかなかできませんが、円安で外国人が大量に入りお金を使ってくれるのであれば、値上げするハードルが低くなるわけです。

日本円を持っている日本人のみがインフレの中で苦しくなる

日本円を持っている日本人のみがインフレの中で苦しくなるのです。サービス業や飲食業などの時給底上げは起こるでしょうが、全体の高い賃上げにはなかなかつながらないでしょう。

労働組合の中央組織・連合は、来年の春闘での賃上げ目標を「5%程度」に引き上げる方向で調整に入りました。過去7年は「4%程度」としてきましたが、物価高で家計の負担が増していることを踏まえた形です。ただし実際の賃上げ率は2%前後に低迷しており、目標の水準に近づくことは難しいでしょう。

大企業でさえこの状況ですから、中小企業で大きな賃上げをする余裕などありません。

中古ブランド品の価格がなぜ上昇したのか?

一昨年くらいからロレックスやパティックフィリップ、エルメスのバックなど、中古品市場が高騰しました。

みなさんの街でもブランド品の買取店がかなり増えたのではないかと思います。思いのほか高値で売れたとテレビの番組などでもやっていましたよね。実は高値で買取されたほとんどの商品は海外に輸出されたのです。

昨年1月からのドル円のチャートを見ればよく理解できますが、円安がスタートし、質の高い日本の中古ブランド品が海外にどんどん流出したのです。中古品だけでなく、割安な新品のブランド品も海外に並行輸出されました。それによって店頭に商品在庫がなくなり、プレミアムがついたわけです。

 円安によって日本は外国人の爆買いで大量に買われ、様々な分野の在庫がなくなることで、新規の日本人の需要に対して様々なものの価格はこのあと上昇するのです。日本人は可処分所得が減り続ける中で、今後インフレが国内で進めば、更に買えなくなってしまうのです。インフレになる流れを理解し、そこに備える必要があるのです。

インフレが日本でも加速します!!

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