お金の話

【 進学希望者必読! 】私立大学の学費は4年間で平均いくらを知り堅実な将来設計

進路の時期、私立大学の学費について親子で向き合う

8月に入り、進路を真剣に考える高校3年生。早い人では2年生から進路を考えているでしょう。ただ私立大学などは、あなたが学生であれば「行きたいから行くレベル」ではないことを理解しておく必要があります。

そこには、多くの学費が必要となり、それをどう支払うのかは親子で話し合うべき内容です。これはあなたの家庭の家計事情がどうであれ同様で、これだけの学費が4年間必要となるという漠然とした数字だけでも知るだけで、大学に通い学ぶ姿勢、真剣度も変わってくると考えられます。

通常大学を出ると社会人になります。ここでのギャップが、学費を支払っていた側の学生が、卒業後の春には突然社会人になり、お給料をもらう側になるということです。厳しい言い方ですが、お給料に見合ったことが即戦力として出来ているか?といえば、そんな人は少ないでしょう。

このギャップを埋めるのは紛れもなく、進学するあなた自身の大学生時代に過ごす意識です。今回は、私立大学の学費を含む大学の学費の平均、そして堅実な将来設計について考えて見たいと思います。

私立大学の学費、4年間の平均は?国公立大学との比較

まず、国公立大学か私立大学か迷う方もいらっしゃると思いますが、学費も大きく変わってきます。国公立大学と私立大学の学費は4年間で最低100万円の差があると考えておくといいでしょう。

私立大学の方が国公立大学よりも高いです。国公立大学ですが、文部科学省が出している国立大学の学費標準額と、平成29年度の公立大学の学費平均額は、4年間の学費は国立大学で242万円、公立大学で254万円です。医歯系学部の学費は6年間で約350万円です。

私立大学の学費4年間での平均は学部により異なりますが、文系で395万円、私立大学・理系で538万円、私立大学・医歯系で2332万円となっています。私立と国公立でも変わって来ますが、文系、理系、医歯系でも学費に大きな差があるということは、理解しておきたいところです。

学費以外にもかかる費用を知っておく

ここまでは、4年間の平均学費をご紹介しました。では、その金額を用意すれば大丈夫なのか?といえばそうではありません。あなた自身が4年間大学を通うために必要なのは、学費だけではありません。主に必要となってくる内訳は以下の通り

・受験費用(願書、宿泊費)
・初年度納付金
・パソコンや教材
・ゼミ合宿費
・一人暮らし費用
・交通費
・クラブ活動、サークルなど交際費

まず、大学に通う前に受験があります。受験をするための塾や家庭教師の費用や受験に関しての費用も人によっては変わりますが、多く受験すればするほど必要となり、また遠方であればそれだけ費用が必要です。そして学生生活が始まっても必要となってくるお金が学費以外にも色々とあります。

親に頼れない、奨学金制度

昔と比べ、経済的理由から奨学金制度を使う学生が増えています。奨学金制度は、高校の進路相談で多くの先生が勧めるようですが、ここは親子でじっくりと相談するべき内容です。奨学金は聞こえはいいですが、「あなた(家族)が背負う借金」です。

特別な奨学金もありますが、一般的に卒業して社会人になっても奨学金を返し続けている人は多くいます。そしてそれを支払えない場合は、親に負担がいったり、中には支払いを諦め自己破綻をするケースもあります。奨学金が頭によぎったり、先生等にアドバイスされた場合は、じっくりと調べて検討することをお勧めします。

4年間の学費を何十年間もかけて返すリスクがあるのです。付き合っている人同士が、奨学金の返済に追われていて、結婚どころの話ではない、などの声もあります。ただ、百聞は一見に如かずですので、文部科学省のサイトでじっくり見てみるのも大切です。

アルバイト、投資、ネットビジネスで稼ぐ

学生の中には、アルバイトをしながら奨学金を返している人がいますが、アルバイト以外にも投資やネットビジネスなどを始める人も増えてきました。これは、近年の情報の普及によるものが大きくあると考えられますが、一長一短であるということは理解する必要があります。

・アルバイト:時間働ければ給料は約束されているが一定額
・投資:リスクはあるが、お金を回転させ増やすことが可能
・ネットビジネス:時間がかかり全く利益にならないこともあるが、一気に収益アップも望める

欧米では、子供の頃からお金の教育が盛んで、学校だけでなく家庭でも同様です。ただ日本の場合は、投資=悪、損をするというイメージが先行しているのは確かです。当然投資とアルバイトを同じ概念で考えるとそうなりますが、リスクを十分理解した上で情報をフル活用することで、学費を回収することも可能な世界です。

ただし無理は禁物。毎月●万円などと上限を決め、アルバイトで貯めた資金の中からいくらかのお金を回転させるイメージで投資を学ぶというのは、投資をやっている身からするとお勧めしたい方法です。大きくお金が増える業種には、必ず落とし穴がある、このような考えを持ちながらも前向きに考えるのもいいですね。

新型コロナウィルスの影響、風評被害

2020年は、私立大学のみならず、大学生にとっては悪夢の年となりました。入学はしたけど、未だに一度も大学に行くことなく、オンライン授業で課題をこなす日々を送る大学生もいます。新しい友達もSNSで繋がり出来るには出来たけど、顔を見たことがない。教えている教授は実在するのか、など疑心暗鬼になる学生も少なくありません。ただ、今は異常な状態だと考えましょう。

小中高が再開して行く中で、大学は過去に、クラスター発生や、感染者が出た大学の学生全員にたいし世間が、「バイトは控えてくれ」「教育実習には来ないでくれ」などの被害が出ているようです。

このような空気が一度出てしまうと大学側も積極的に策を出来ないのが現状です。大学生は、大人数が集まる場所、移動経路が広範囲に及ぶことなど懸念材料が多く、どうしても現時点(2020年8月)では前向きになれない大学も多いでしょう。しかし、少しずつですが再開する大学も出ている流れです。世界経済、日本も進んで行く中で、外出自粛が解消する流れが加速すると、大学生活も元に戻ると考えられます。

最後になりますが、学費にたいしての知識を十分に深め、卒業後のライフスタイルも考慮した上での進学を検討され、より良い将来を歩まれることを願っています。

お金について思うこと①お金についての興味や欲は誰にでも当然あるものですが、自分は人よりこれが強く、だからこそ様々な投資やビジネスで実践を数多く積み上げてきたわ...
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Hatanaka
投資歴16年。過去には様々な投資案件を行ってきており、為替FX、暗号資産(仮想通貨)分野に精通しており、現在は、トレーダー講師としても活躍中。
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