投資

ソフトバンクGは何処に向かうのか?

ソフトバンクGの株価が冴えない

ソフトバンクG株が2カ月ぶりの安値をつけています。米ハイテク株のデリバティブ取引で含み益を得ていると伝えられていますが、直近の米国株式市場では主要ハイテク銘柄の下げがきつく、先行きを懸念する売りが先行した形となっています。ソフトバンクGは何処に向かっているのか?最近の動向をまとめてみました。

ソフトバンク株価
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コールオプションで40億ドルの買い

SBGが大規模に取得していたのはコール(買う権利)と呼ばれるオプションで、あらかじめ決めた値段で個別銘柄などを購入する権利を指します。8月にコールの買いを増やしたとみられ、金額は約40億ドル分に達しています。現物株に換算すると500億ドル規模の買いとなります。上昇相場でコールを買い持ちすれば、レバレッジをきかせてより大きな利益を確保できますが、市場が下落すれば権利自体全てを失くすリスクもあります。

SBGは上場株への投資強化を打ち出しており、6月末時点で米アマゾン・ドット・コム株約10億ドル、グーグル親会社の米アルファベット株約4億7500万ドルのほか、テスラなどの米企業株を多数保有していることを開示していますが、オプションは開示の対象外となっていますので詳細は不明です。

市場上昇をSBGが演出?

ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は8月に10%近く上がりました。個別でみるとテスラは74%、アマゾンは9%、マイクロソフトは10%それぞれ上昇しています。これらの銘柄ではいずれもコールの買い持ちが増えていますので、SBGが所有している可能性が高いと見られます。

3日の株式市場ではハイテク株の多いナスダック総合指数が5%下落しました。4日も乱高下し、1%安で引けました。SBGが直近でどの程度のオプション残高を抱えているのかは不明ですが、株価が調整色を強めるなか、市場ではSBGの損益動向にも関心が寄せられています。英紙フィナンシャル・タイムズによれば、SBGは「一部の内部関係者を不安にさせる」ほど大量のオプションを購入している模様です。FTはまた、直近のオプション取引について知るバンカーの話を基に、ソフトバンクGが購入を再開する見通しだと伝えています。

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過剰流動性バブルの恩恵を受けたSBGだが

ナスダック市場のコロナ危機以降の株価上昇は過剰流動性バブルで、ソフトバンクはそれに乗っかって投資していましたが、今月に入り、先行きが不透明になってきています。ナスダックの下落に伴い、SBG株が売られる形となっています。

孫正義社長は8月の決算会見で、自ら約200億円を出資する投資運用子会社を設立し、既に実験として約30社の米IT企業株を取得したことを明らかにしていました。新会社の資本金は600億円で、出資比率は孫社長が33%、ソフトバンクGが67%です。孫社長は、出資により「自らリスクを取る」とし、流動性の高い上場企業に投資すると述べています。

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吉と出るか凶と出るか

ユニコーン企業群に投資するよりも、今は過剰流動性相場の資金が流入するGAFAMを始めとする大手IT企業への投資のほうが格段と確率も高いという判断を孫社長自体がされているのだと思いますし、投資会社としては決して間違っているとは思えません。しかし企業体としてみた場合、孫社長の考えで市場そのものを動かすまでの資金を使い、過剰流動性相場そのものを動かすような売買を行うことは、如何なものだろうというのが個人的な感想です。

ユニコーン企業郡への投資でも、最初にある程度まとまった金額を安価で投資し、途中からは他の投資会社と比較して、圧倒的に高い企業価値を見せかけの上でつけた上で追加投資をし、上場時には相当高いプレミアムをつけて売り出した上で市場価格形成をしていく。この事自体が詐欺的だということで金融業界内では多くの批判を受けてきていました。投資というよりもマネーゲーム的な様相が途中からは強くみえていました。これと同じことをナスダック市場で行うのか?そう思えてしまいます。

そうなったとき、たとえそこで大きな収益が上がったとしても、SBGという企業そのものとして継続的な価値向上が可能なのか?といえば、疑問符がつくことになりますし、求めるものの中心がマネーであるならば、過剰流動性バブルが崩壊したときには、また大きなしっぺ返しを受けることにもなりかねず、リスクも高いのではないかと感じています。

短期的な売買先としては魅力が高いですし、自ら投資先を選定するよりも孫社長に任せるというような人にはSBG良い投資先かもしれません。今回の40億ドルのコールオプション購入については社内でも相当な議論があったと言われていますし、孫社長の考える方向性に疑問を持ち、SBGを離れる主要なメンバーもこのあと改めて増えるのかもしれません。このあたりもSBGへ投資を行う上でのリスクとして考えておく必要もあるでしょう。

過剰流動性相場、アフターコロナバブルへの戦略は?
世界中の株式市場は、過剰流動性資金によって、企業業績とはかけ離れた形で上昇が続いています。しかしこれは何処かのタイミングで必ずショック安が来ます。

基軸通貨のドルに円から分散させること。そして長期的な視点から成長株をドルコスト平均法で分散投資を行うこと。これが今最も正しい投資戦略となります。

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チャーリーTAKA
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日本を代表する投資家兼実業家でもあり、グローバル・チーフ・ストラテジストとして活躍中。
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