恐慌特集

【 南海トラフ地震分析 】南海トラフ地震が起きたら?日本のリスクとは?

南海トラフ地震の確率は80%超え

現在、国民は非常にネガティブな発想になっています。これはある意味良いことです。

“ 備えあれば憂いなし “

大丈夫だろ?という根拠のない自信が今回の新型コロナウィルスが打ち崩したのではないでしょうか。

大丈夫だろで痛い目にあった米国、そして現在痛い目にあっているロシア。感染が大爆発しています。

幸い日本は対策がしっかりとしていたとは言いきりにくいですが、感染はある程度抑えることに成功し最近はメディアがしつこいくらい発信しています。

ここで生まれた危機意識が南海トラフ地震に向かいつつあります。

「もしこの状況で大震災で被災し集団生活となったら?」

考えただけでゾッとします。
クラスター連発ですね。

今回は南海トラフ地震について深堀りしてみたいと考えています。

南海トラフ地震とは

南海トラフ地震とは、南海トラフ沿いが震源域と考えられる巨大地震のことをいいます。
専門家が警笛を鳴らすのは定期的に起こっていることです。

日本で平成の間に起こった大きな地震といえば。。

1995年:阪神淡路大震災
2000年:鳥取県西部地震
2004年:新潟県中越地震
2008年:岩手・宮城内陸地震
2011年:東日本大震災
2016年:熊本地震

ペース的にいえばこれだけの大きな地震が全国各地で5年に1回のペースで起こっているということです。

そして、南海トラフ地震が懸念されているのが、東日本大震災以上の地震になる可能性が高いと懸念されており、西日本を中心にM8 – 9クラスが起こると言われています。

東日本大震災は観測史上最大の地震です。

それを超えると言われる南海トラフ地震には、珍しくNHKなどでも早くから特集が組まれるなどして国民に対しての意識付けが始まっています。

南海トラフ地震が起こる確率

地震は避けられません。しかし、地震を予測する精度は日々人類の進化とともに上がってきています。

そんな中で、南海トラフ地震が起こる確率はどれくらいあるのか?興味深くそして驚きの数字が公開されています。

” 今後30年以内に起こる確率70%から80%へ引き上げ ”

M8 – 9クラスの巨大地震での発生確率が80%という数字は今回が初めてのようです。これがいかに恐ろしいことか?

普通に考えればほぼ起こるだろうと想定しておくレベルです。

南海トラフで発生した地震は歴史が深いです。年代でいえば684年の白鳳地震から記録されています。

最近でいえば、1946年の昭和南海地震。この昭和南海地震の2年前に昭和東南海地震が起こっていますが、この684年〜1946年の期間中南海トラフで起きた地震は実に13回数えられます。

気になるのが地震の感覚年数。最も短いのが同年に起こっており0年、最長の間隔が262年。

これから計算すると現在2020年で1946年の最後に起こった昭和南海地震から74年が経過しています。全ての南海トラフ地震を合計し起こった年数で計算すると平均97年。

ここから推測されるのが今後30年以内に起こるという意味ではないでしょうか。

世界恐慌、金融ショックのスパンでも歴史は繰り返されている

地震ではありませんが同じように興味深いデータがあります。現在世界恐慌レベルの危機が世界中を襲っています。

しかし、これは偶然でしょうか。

実は細かい金融ショックでいえば2、3年に1度起こっています。そして、リーマンショックのような中堅レベルのショックでいえば10年に1度スパン。世界恐慌でいえば100年に1度。

今回のコロナショックは2020年として

・世界恐慌は1929年
・リーマンショックは2008年

この辺りから考えられることです。

地震同様に歴史は繰り返されています。もちろん絶対ではありませんが確率でいえば起こらないと考える方がむずかしいということです。

南海トラフ地震が起こったらどうなる?

常に想定しておくことは大事です。そして、仮に南海トラフ地震が今、起こったらどうでしょう?

この記事を書いているのが、2020年5月中旬。

日本のテレビはどこをつけても新型コロナウィルス一色。
ここに大震災が起こればまずはメディアが追いつかなくなります。

あらゆることが分散されてしまい対応がさらに後手後手になるでしょう。

・情報の分散
・政治の分散
・医療の分散
・役所の分散

新型コロナウィルスだけでも医療崩壊が起こるといわれている中で震災でのダメージははかりしれないものが考えられます。

南海トラフで仮に西日本で限定的に起こったとします。

日本の支援も被災地に回るのかは現状を見る限り疑問です。

今は平時ではありません。
そんな中で、人手不足や対応の遅れで今まで以上の被害は出ることは間違いありません。

海外も助けてくれない、日本の経済損失

では、海外は助けてくれるでしょうか?東日本大震災の際は多くの人たちが海外ヘルプに向かってくれました。そして、支援物資、支援金などもあり日本をバックアップしてくれました。

しかし今は世界中自国を守ることで必死です。

日本でも同様です。食糧危機に陥っている途上国にたいして国連が今呼びかけても支援の輪が広がらない現状です。

東日本大震災の被害総額は内閣府の推計によりますと約16兆9000億円。

仮に南海トラフ地震が起こっても同様の数字で済むでしょうか。

オリンピックの延期

現在オリンピックが延期されています。オリンピックの経済効果は7兆円に及びます。

このオリンピックが延期にもできず中止、そして震災での被害となると非常に厳しい状態となります。

相次ぐコロナ倒産

新型コロナウィルスによる倒産が5月頭の段階で100件を越えました。経営破たんのみですので、その他の撤退を含めると何倍も隠れているでしょう。雇用も今回の緊急事態宣言の影響で77万人が失業するという数字が出ています。

さらに南海トラフ大震災。これは一気にダメージを与えます。意識を失いかけて倒れかけている日本にたいしてさらに上からハンマーで叩くような衝撃になることになります。

震災だけでなく大雨による異常な災害も増えています。災害大国日本で生き続けるにはそれなりの覚悟が必要となります。

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Hatanaka
投資歴16年。過去には様々な投資案件を行ってきており、為替FX、暗号資産(仮想通貨)分野に精通しており、現在は、トレーダー講師としても活躍中。