新型コロナの世界での感染者数はどんどん拡大しており、その勢いは止まらない。特にアメリカの感染者数も一気に急増しており、感染拡大の中心となっている。コロナ収束後どうなるのか?について書いていく。
新型コロナが収束するまでに起こる事とは?
①移民制限が医療崩壊に繋がる
アメリカの感染拡大が止まらないひとつの問題はトランプ大統領の移民抑制がある。
フィリピン人看護師が大量にフィリピンで待機するも、アメリカのビザがなかなかおりずアメリカに渡航して医療に従事したくてもできない現実がある。
②アフリカ、途上国、スラム街では医療そのものが足りない
新型コロナの感染拡大は医療崩壊により大きく広がる点は幾つかの国で明確になっているが、新興国、途上国、アフリカ、アジアのスラム街など、そもそも医療が圧倒的に足りていない地域での感染拡大が起こったときには、広がりを止めるすべはない。
③最悪の場合、数千万人の死者が出ることを覚悟
感染者数は数億人規模、死者数は数百万人〜数千万人、この程度までの広がりは覚悟しておかなければならないのかもしれない。
④今後最低1年は人の移動は大幅に規制される
ウイルスが完成するまで早くて1年から1年半と考えると、それまでの間、感染は拡大し、人の移動は相当に制限されることになるだろう。
⑤世界がグローバルに協力する体制ができる
何よりもウイルスに打ち勝つには、世界中で情報を共有する必要がある。これにより人間はウイルスよりはるかに有利になる。医療機器、特にウイルス検査キットと人工呼吸器の生産とその配分については、グローバルに協力する必要があり、これが実行されていくだろう。
⑥市民のあり方が問われる
日本では、安倍首相、小池都知事がたびたび国民、都民に不要不急の外出への自主規制を促したが、コロナ疲れもあり、3連休は多くの人が外出をしていた。
しかし、日本で最も著名なコメディアンの1人である志村けんさんコロナに感染して亡くなり、これにより改めて、“ 新型コロナは他人事ではない ” この意識が深まったのではないだろうか。
そして非常に重要な事として、人々の科学への信頼、国政への信頼、行政への信頼、そしてメディアへの信頼が必要となる。
新型コロナ収束後に世界はどうなる?何が起こる?
①国家主義とグローバルな結束を選択する
新型コロナの世界的蔓延により、世界は危機感を共通する事は出来た。しかし中国のように、世界のルールとは違う独自ルールで感染者数をカウントしたり、情報を隠匿するような国もある。
世界がよりグローバル化するか?国家主義を取り孤立化するか?この選択が迫られるだろう。
②人はプライバシーと健康のどちらかを選択しなければならない
プライバシーと健康とどちらが重要かと問われれば普通は健康を選ぶだろう。しかし、これにより、個人情報は今まで以上に国民の健康を守るという大義名分のもとで収集されていくことになる。
③零細企業は資金繰りが尽きて廃業
・飲食店を中心に様々な業種業態で淘汰が進み廃業が進む。
・世界的に自殺者、アルコール中毒、うつ病等の精神疾患患者が大幅増加する。
・失業率は一時的に大きく上昇する。
④より強固な監視社会に突入
新型コロナ感染拡大を食い止めるには、全ての人が一定の指針に従わなければならない。至るところに設置したセンサーと強力なアルゴリズムが活用され、新しい監視システムが正当化されることになる。
しかし、これには非常に大きなリスクが伴う。企業や政府が個人の生体データを収集し始める恐れがある。AmazonやGoogleのリコメンデーション機能をみれば明確だが、彼らは自分自身よりはるかに、こちらの事を理解出来るようになり、感情を予測するだけでなく、感情を操作し、商品や特定の政治家など何でも売り込むことが可能になってしまう。
⑤物の生産に様々な規制が課される
アメリカでは既に国防生産法でGMに人工呼吸器の製造を命令している。
同様の規制、製造命令が世界各国で出ることになるだろう。
⑥人の移動に関するグローバルな合意
新型コロナの蔓延により長期間人の移動が規制された。
国家間の移動規制は更に厳しい規制が引かれたが、コロナ蔓延が収束したときには
改めて人の移動に対するグローバルな合意が行われることになるだろう。
⑦サプライチェーンの再構築
新型コロナの蔓延で中国を中心として製造業のサプライチェーンがずたずたに切り裂かれた。世界規模でサプライチェーンの国を越えた協力が必須となる。
統括
新型コロナ蔓延は何処かのタイミングで収束する。そしてワクチンが開発されることで、インフルエンザのように、人類は長く新型コロナとは付き合っていくことになるだろう。自国優先で世界との協力を阻むのか?世界はどうなる?グローバル化に結束していくのか?
どちらに向かうのかは今のところはまだ分からないが、グローバル化に結束していく事を誰もが願っている。そして、その時は人々の働き方は大きく変わっていくことになるだろう。
金融資本主義もこれだけ多くの金融緩和を世界中で行ったあと、どのようなことが起こるか? これは別の記事として改めてまとめてみることにする。
どのようなタイミングであっても必ず多くのチャンスは訪れてくる。
AI TRUST編集部として何処よりも早く大切なヒントを皆さんにお伝えし続けていく。この点にも是非期待してほしい。
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