お金の話

今さら聞けないお金の話 ②

お金の話

前回、「今さら聞けないお金の話 ①」では、お金の基本的な性質などを書いてみたが、今回は、お金が向かう先について書いてみる。

お金はどこにいくのだろう?

資本主義社会にはゼロサムゲームという別名がある。

ゼロサムゲームとはなにか?

1を足して1を引けばゼロに戻るということ。誰か得をした人がいれば、別の所で同じ額を損した人がいるということだ。サム(SUM)、得と損の合計がゼロ(ZERO)になるからゼロサムゲームなのだ。資本主義社会というのは経済のゲームであり、投資もゲームと似ている点が多いのだ。

資本主義全体から見れば、お金の量は変わらず、部分的にお金の量が変化をしているということである。Aさんが得をすればBさんは損をしている。Aさんがお金を拾えば、Bさんはお金を落としている。全体として、お金は増えたり、減ったりしないということだ。

インフレは既に起こっている

しかし、実は現在の金融資本主義はゼロサムゲームではない点が多く、世界中の国々がどんどんお金を刷っているのでお金が全体で増えているのだ。

価値の裏付けのないお金がどんどん刷られればどうなるか?

お金の価値がどんどんなくなっていくことになる。これがインフレである。
月50%、年間1,000%〜100,000%というお金の価値の下落が起こればハイパーインフレとなる。

ハイパーインフレなど歴史の中の話でしかないと思われる方もいるかも知れないが、現代社会でも実は定期的にハイパーインフレは起こっている。

直近のハイパーインフレの歴史

アルゼンチン:1988年に年間5,000倍に
ブラジル:1984年〜1994年の8年間で2兆7,500億倍に
ロシア:ソ連崩壊後のロシアでは継続的なハイパーインフレに
ジンバブエ:2000年〜2007年 物価は650万倍に上昇
ベネズエラ:2018年 インフレ率が10,000倍、100万%に上昇

これ以外でもイランや北朝鮮など多数の国で近年にハイパーインフレは起こっており、これは日本にとっても他人事ではないのだ。

シニョリッジとは?

なぜインフレが起こるのか? 紙幣を刷りすぎているからインフレは起こる。

なぜ紙幣を刷りすぎるのか? 紙幣を刷っても国は損をしないのだ。

なぜ損をしないのか? シニョリッジで紙幣を刷れば刷るほど得をしてしまうのだ。

シニョリッジとは、政府・中央銀行が発行する通貨・紙幣から、その製造コストを控除した分の発行利益のことをいう。1万円の製造原価は20円程度であり、100ドルの製造原価も20セントでしかなく、本来価値の500倍でそれぞれの国民が受け取る。ドルに関して言えば世界中が喜んで受け取っているのだ。

新型コロナの蔓延で、世界中でドルが足りなくなっている。本来20セントの価値しか無い100ドル札を世界中が求めている。アメリカはドルを刷れば刷るほど儲かってしまう。世界の基軸通貨は米ドルであるから、世界中の国々からドルが必要とされる。

アメリカがなぜ世界NO.1で有るかといえば、米ドルが基軸通貨であるということが軸となっているのだ。

しかし現在の新型コロナに対する金融対策で、世界中で550兆円もの規模の紙幣をどんどん刷って市場に開放すればどうなるか?

紙幣の価値はどんどん下落するのが当たり前だと考えなければいけない。そしてそれは全て各国が借金、国債を発行して刷られる紙幣であり、最終的にはそれぞれの国民ひとりひとりが払わなければいけないお金だということも改めて理解をする必要がある。もしインフレやハイパーインフレが起これば、国民の生活基盤は全て破壊されることになる。

お金の流れを考える

さて、お金の流れの話に戻そう。お金をたくさん稼ぐ人は、お金の流れが良い。お金をたくさん稼ぎながら、稼いだお金を使っている。人との繋がり、社会との繋がり、取引先との繋がりを良くするためにお金を使う。しかしお金を使っても、またお金を稼ぐからお金の流れ、循環が良いのだ。

もっと良い仕事をしようと自己投資をし、本を買いお金を使う。仕事ができるようになれば、さらにお金を稼ぐことができるようになる。たくさん使うことで、たくさんお金が入ってくるようになるのだ。

投資の話もお金の流れを考えるのが大事

お金にお金を確実に稼いだもらうためには、投資に対しての知識を深めなければいけない。

お金のことをもっと理解しなければならない。

お金自体に働くこと、稼ぐことに慣れてもらわなければならない。

自らもお金を動かすこと、投資をすることに慣れなければならない。

最初は小さく、無理なく、少しずつ。

お金、投資に慣れていくことが大切なのだ。

続きは下記からどうぞ。

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チャーリーTAKA
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日本を代表する投資家兼実業家でもあり、グローバル・チーフ・ストラテジストとして活躍中。
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