暗号通貨

【 不動の地位に危機 】ビットコインマイニング・イーサリアムマイニングの違い

マイニング問題に一石を投じたイーロンマスク

いつかはやってくるであろうという内容に、ビットコイン支持者でもあるテスラ社CEOのイーロンマスク氏が一石を投じました。

日本経済新聞電子版より
テスラ、ビットコイン決済を停止 「環境負荷を懸念」
米テスラは12日、暗号資産(仮想通貨)「ビットコイン」を使った電気自動車(EV)などの購入手続きを一時停止したと発表した。「マイニング(採掘)」と呼ぶ計算作業で消費する電力を発電するために、化石燃料の使用が増えていることを懸念したためとしている。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN130GH0T10C21A5000000/

これを受けて、ビットコインや仮想通貨市場は大きく値を下げています。ビットコインでいいますと最高値1BTC700万円越えを記録したのが4月14日、5月14日執筆時現在、1BTC530万円台と、わずか1ヶ月で170万円幅の下落となっています。

今後このビットコインのマイニングは環境問題でネガティブバイアスとなると考えられますが、その代替えとして注目されそうなのが、イーサリアムです。今回はビットコインとイーサリアムのマイニングの違いを比較したいと思います。

大量なエネルギーを要する?ビットコインマイニング

世界は環境問題に力を入れる流れとなっています。菅総理は、2020年10月の臨時国会で「2050年カーボンニュートラル宣言」を行いました。2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すということです。

SDGs(持続可能な開発目標)などを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。SDGsは、国連が定める国際目標で、17の世界的目標、169の達成基準、232の指標があります。詳細は割愛しますが、これらを見る限りでもわかるように、エネルギー問題が注目されています。

そんな中で槍玉に上がるのが大量の電力、エネルギーを利用すると言われているビットコインのマイニングです。ビットコインのマイニングといえば、ブロックチェーン技術、そのブロックチェーン技術を維持するために、大量のコンピューターを稼働させます。その消費電力が莫大なものになるという課題が指摘されています。

推奨派と否定派の考えの違い

ビットコインのマイニングは大量のエネルギーを消費すると主張する、いわば否定派に対して推奨派の意見は全く異なります。消費するエネルギーは、従来の銀行システムに必要なエネルギーの10%以下であることがわかっています。ただ、まだまだ発展途上のビットコインと多くに知れ渡っている銀行システムのエネルギーの違いを訴えても聞く耳が持たれないのは確かでしょう。

一方で比較対象を変えると、スウェーデンやウクライナといった国の年間消費電力よりも多いという報告書がケンブリッジ大学から出ています。そしてビットコインマイニングの懸念点は、中国や新疆ウイグル自治区と関連性が高いということです。

ケンブリッジ大学が、ビットコインのマイニングが世界中のどの地域でどのくらい行われているかを可視化したマップを公開しましたが、全体の約65%を中国が占めています。中国は、法的グレーゾーンで操業しているマイナーを取り締まる一方、規則に準拠した大型マイナーがこの地域の豊富で安価な水力発電を利用することを奨励しており、環境問題に関しての取り組みに力を入れています。

しかし世界的に新型コロナウイルスのパンデミック、新疆ウイグル自治区強制労働問題など、批判の対象となっている中国。この国がビットコインマイニングを牽引しているという状況は、叩かれる材料であることも視野に入れておきたいところです。

イーサリアムのマイニングとは

いつかは叩かれるのは目に見えていたビットコインマイニングですが、イーロンマスクが発信したタイミングは絶妙だったのではないか、と個人的に考えています。ただ今後、ビットコインに対しての風当たりは強まる恐れがあります。そんな中、順調に知名度をあげている仮想通貨がイーサリアムです。

ビットコインのマイニングは、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)を用いています。高性能なコンピューターを世界中で稼働させています。これが膨大な電力が必要といわれる所以です。しかし、イーサリアムはこのプルーフ・オブ・ワーク(PoW)をプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行しています。

2020年1月の時点では、時価総額上位の暗号資産の中にPoSはゼロでした。今では、さらに多くのアルトコインが後に続く流れとなっています。プルーフ・オブ・ステークは、その暗号資産(仮想通貨)を多く持っているほど承認の役割を割り当てられる確率が高まる仕組みです。

そうなると、コインを多く保有しているお金持ちが権限を得やすい仕組みとなりますが、保有量だけでなく保有期間も考慮するタイプのプルーフ・オブ・ステークも存在します。ビットコインの運営の中で見えてきたプルーフ・オブ・ワークの問題点を解決するのがプルーフ・オブ・ステークで、それを牽引しているのがイーサリアムということです。

時代の流れと共に変化する仮想通貨情勢

ビットコインは、素晴らしい技術として世界中を驚かせました。しかし、サトシナカモトが作った技術を活かしてさらに今、直面している課題をクリアにしていくイーサリアムのようなコインが新たな時代を作っていることは否定できません。

イーサリアムは過去1度だけビットコインの時価総額を超え、1位になったことがあります。今後ビットコインを超える技術はどんどん出てくると考えられます。プルーフ・オブ・ステーク(PoS)メインになるといよいよビットコインの役割、不動の地位に終わりが近づいているのかも知れません。

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Hatanaka
Hatanaka
投資歴16年。過去には様々な投資案件を行ってきており、為替FX、暗号資産(仮想通貨)分野に精通しており、現在は、トレーダー講師としても活躍中。
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