暗号通貨

【2022年5月10日】今週の暗号通貨市場動向

こちらはクリプトトレンドリサーチの会員向けに昨日アップしたレポートですが、とても大切な内容ですので、AI TRUSTの記事としても抜粋してアップいたします。

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【 今週の暗号通貨市場動向 2022年5月9日 】

非常に弱い暗号通貨市場

日本時間の9時20分時点でBTCの価格は34,098ドルとなっており、直近高値から15%程度下落しています。今の市場は買い手不在のままでずるずると下がっているイメージが強く、この後もこの傾向は続くと考えられます。

※BTC過去チャート

BTCは1月22日の安値である35,030ドルを簡単に抜けてしまいましたので、このあとは次の節目の昨年7月22日の29,807ドルに向かう公算が非常に高く、そしてその価格を簡単に下回った場合、ショック安が続くことになり、2万ドル割れまで向かう展開が予測されます。

BTCが15%下落した場合、アルトコインはどうなるか?

次の節目である29,807ドルまでBTCが下落した場合、今の価格よりも12.5%程度の下落となりますので、主要アルトコインは20%、時価総額の低いアルトコインは30%〜50%下落すると考えた方が良いと思われます。

市場が上昇することは当然のことながらありますが、今はマクロ経済でのマイナス要因が大きすぎ、新規でまとまった資金が暗号通貨市場に入る要因が見当たりません。土曜日にアップしたレポートを改めて確実に読み直し理解を深めてください。

⇒URL(会員限定向けのコンテンツですのでAI TRUSTの記事では省略します)

LUNA UST問題

一昨日、 UST/USDT に attack (ハッキングではなく仕手的な売り)がはいり、一時 0.985ドル付近までペグが外れました。0.985ドルなので外れ方は浅いと言えば浅いです。

一応USTの均衡化の仕組みが働いて戻していますが、まだ0.9968 あたりをフラフラしていて、まだ戻りきってはいません。USTのペグが外れたのは今回だけではなく、問題ないと関係者はアップしています。

過去にも何度か同様のことはありましたが、過去3ヶ月のチャートを見ると、4月以降プラスを超えることがなく、常にマイナス圏に推移していることが非常に大きな気がかりです。

現時点では、USTのペグが破滅的に崩壊する兆候は現時点でまだ出ていません。しかし、今後も維持できるかどうかはよく分からないという人がコミュニティでは多い感じがしています。

ペグ防衛のためのLUNA売り

ペグ防衛の必要が出ると、まずはLUNAが売られます。 そしてLUNAは激しく下落する可能性もあり前例もあります。過去数日で既に25%以上LUNAは下落しています。

Luna Foundation Guard が買い持ちしているBTCもUSTのペグの維持に使われることになると考えられますが、そもそもまだそのAMM的な仕組みが完成していないので、現時点ではBTCは売られていないという観測の模様です。

そして仮にこれから継続的にLUNA&USTがおかしくなる場合、BTCはまだまだ売られることになります。USTのペグが完全に崩壊した場合は、現状のクリプト市場全体に大きな影響があり、昨年のTITANの100倍以上の規模になります。LUNAの時価総額は220億ドルで時価総額9位。USTの時価総額は186億ドルで時価総額10位です。2つの時価総額を合計すれば406億ドルとなり、1兆5,891億ドルの暗号通貨時価総額に占める割合も大きいです。

LUNA&USTがおかしくなるかは、まだわからない状況ではありますが、10万ドルポートフォリオで保有するLUNAについては、今のマクロ経済リスク要因を考えた結果、全て損切りし売却を行います。もしUSTのペグが外れた場合、昨日のレポートでのリスクとは全く別な形で暗号通貨市場の崩壊がここから始まると考えられます。

USTの換金のために財団が持つBTCが大量に換金された場合、現在の買い手不在の市場に与えるインパクトは非常に大きく、売りが売りを呼ぶ展開は加速するでしょう。途中の段階ではレバレッジをかけているロング投資家のストップロスも発生しますので、フラッシュクラッシュが起こる可能性が非常に高く、更なる下げを呼び込む可能性が高いです。

※LUNA 過去1ヶ月チャート

非常に秀逸にできているLUNA:USTの価格形成モデルですが、外部からのアタックと、世界のマクロ経済のマイナス要因が重なる中で、崩れてしまう可能性があります。ただし完全に崩れ去ることがないようであれば、やはり今の市場の中では秀逸なモデルだと思いますので、その時点で改めて買い直すことも当然の選択肢として考えています。

一度崩れたチャートは戻らない!!

先日のレポートでも紹介したKyberですが、1月以降非常に綺麗なチャートを示していました。

しかし、チャート上の下値を割れた段階からは下げが加速しています。チャートのスタート地点である、1.5ドルを割り、さらに今の市場環境を考えると、そこから下落は止まらないと思います。

※Kyber チャート

Kyberについてはプロジェクトの優位性等ではなく、あくまでもチャートでの妙味で買いを入れましたが、短期で損切りして終了となりました。今の市場は本当に難しいです。基本的にショート戦略のみが正解だと考えます。

ちなみにKyberは下落段階でショートを行おうとしましたが、MeXCではショートできず、ただ下落を手をこまねいてみていただけになりました。ショートができていれば損失を取り戻した上で大きくプラスになりましたので残念ではあります。時価総額が小さい銘柄はショートができませんので、そういう意味でも今の市場では触らないのが得策に思います。

昨年春高値銘柄はまだまだ下がる!!

Telegramグループにあげましたが、昨年春高値をつけた銘柄をチャートで比較してみたところ、一時的な戻りが途中であったとしても、売り圧力に負けて、市場の下落以上に下がっていることがわかります。一度チャートが崩れると、相当なことがないと元に戻らないということです。

下記のFILの1年間のチャートを見ても、暗号通貨市場が大きく上昇した昨年の秋には一定の反発を見せていますが、その後ダラダラとした下落が続いています。


※FIL 過去1ヶ月チャート

そして、過去1ヶ月のチャートを見てもほとんど反発することなく40%以上下落しています。


※FIL 過去1年チャート

このあとも下落基調が続くと考えられる暗号通貨市場では、ショート銘柄としては最適ではあります。自分自身もFILのマイニングは大きく行っていましたし、トークンは一定数持っていますので、価格は上昇してほしいと思っていますが、現実的な問題としては下がる可能性の方が圧倒的に高いと冷静に判断すべきでしょう。

下落はどこで止まるのか?

土曜日のレポートでは、暗号通貨バブルが崩壊する確率は60%とかきましたが、今は80%まで高まったと考えています。この数日で20%も高まった要因はどこにあるかと言えば、答えとしてはLUNA:UST問題です。

秀逸なBurnの仕組みを持ち、ステーキングによって多くの流動性を抑えているLUNAでさえ、市場心理が悪化すれば圧倒的に売られ、数日で30%以上下落します。LUNAを信用取引でレバレッジをかけて買っていた人は損失が圧倒的に大きくなり、他のトークンも売らざるを得なくなり、暗号通貨市場全体の売りが売りを加速させるのです。

ライブドアショックの時は、マネックス証券がライブドア株の担保率をゼロにしたことで、都内のサラ金のATMの前には長蛇の列ができました。信用取引で他の銘柄を買っていた分の追証が発生したためです。

追証の支払いができなければ、強制的に株は売却されることになり、売りが売りを加速させ、新興株市場は大暴落し、ライブドアショックが起きたのです。自分はこの時は日本株資産を全て失うことになりましたので、今の金融市場については非常に恐ろしく感じています。

最悪の場合、どこまでアルトコインの価格は下がるのか?

2018年の暗号通貨バブル崩壊の時は、時価総額上位100位のうちの半分程度はほぼ無価値化し、価格が戻ることはありませんでした。それ以外の多くも大暴落しました。

今回仮に最悪のケースで考えた場合、BTCの価格が過剰流動性バブルのスタートの5,000ドルまで下落するとしたとすると、現在価格の1/7ほどになります。アルトコインは最低でもBTCの倍は下がると考えられますから1/15程度までの下落は覚悟すべきですし、時価総額100位以下のアルトコインについては1/30以下まで。そして時価総額が300位にも入らないトークンについては、ほぼ無価値化すると考えておく方が良いと思います。これはあくまでも最悪のケースですが。

まとめ:今はリスクが非常に高い

今週のレポートは先週の土曜日のレポートに続き、非常に重い内容になってしましましたが、そのくらい今はリスクが高いということなのです。10万ドルポートフォリオでも一度大きく損切りすることになりますが、この先は超短期ではなく、数ヶ月単位の中期的なショート戦略を中心に行っていきたいと思います。

○○○トレードは完成していますが、ショートについてのテストはもう少し行いたいと思いますので、一般公開は今しばらくお待ちください。

そして人工知能でディープラーニングを繰り返すBOT(自動売買システム)については引き続き運用を行なっていますので、こちらは6月1日には利用開始できると思います。

AI BOTが有効なものになれば、ここで生み出される利益、USDTを継続的に積み上げつつ、BTC,ETHをドルコスト平均法で買い続けていく。

これが将来的な資産を作る上では非常に有効な方法になると考えています。今回仮にバブルが崩壊したとしても、必ずその先に新たな成長があり、その時にはやはりBTC,ETHは最も高い確率で大きな価値化をすると考えていますので。

・・・・・・・・・・・・・・ここまで・・・・・・・・・・・・・・

内容を読んで頂いて感想はいかがでしょうか?

見事に市場を的中させています。

そして、クリプトトレンドリサーチの利用者の皆さんには昨日午後からBTC,ETH,SOL,FILを大きくショート(売り)を行うことを専用SNSグループでアップし、その後市場は見事に大きく下落をし、昨日損切りを行った損失の多くを1日で回復させることができています。

今何が起こっているのか?その全貌を今週土曜日にお話します。

ABOUT ME
チャーリーTAKA
日本を代表する投資家兼実業家でもあり、グローバル・チーフ・ストラテジストとして活躍中。