人生

世界中で行った様々な投資⑤

37歳 モンダビ家との出会いと投資

これも37歳の時の話です。アメリカのナパバレーは世界的なワインの名所となっていますが、日本ではオーパス・ワンという赤ワインが最も有名で多くの人が名前を聞けばわかるワインです。

このワインを作ったのが、当時のモンダビ家の当主のロバート・モンダヴィ氏とフランスの5大シャトーのひとつであるムートンを作る、ロスチャイルド氏です。両名の合作ということで、交響曲第一番という意味合いでオーパス・ワンと名付けられました。

当時は知人から紹介され、モンダビ家を何度も訪れていました。ナパの赤ワインは大好きで、当然オーパス・ワンの大ファンでしたから、モンダビ家を訪れることは夢の実現です。モンダビ家の自宅のワインセラーもいくたびに入らせてもらい、夜は好きなワインを開けさせてもらっていました。

そしてモンダビ家が手掛ける化粧品ビジネスへも投資をすることになったのです。ダビスキンと言う化粧品会社ですが、葡萄のポリフェノールがアンチエイジングに良いということで評判にもなりました。韓国では有名になり、コリアンエアのビジネス、ファーストクラスのアメニティとして、更には香港のペニンシュラホテルのアメニティとしても採用されましたが、残念ながらその後は鳴かず飛ばずです。

ナパワインにハマる

モンダビ家との出会いのあとはナパワインそのものにハマりました。ロバート・モンダヴィ氏の孫である超イケメンのカルロ・モンダビの案内で、ナパの著名なワイナリーは全て案内してもらい、通常は買えない特別なワインも数多く手に入れることもできました。

モンダビ氏の息子であるティム氏(コンティニュアム・ワイナリーの当主)とはナパバレー周辺の酒屋にも案内してもらい、いつも土産用の良いワインを選んでもらいました。その時の1本に1945年のラフィット・ロートシルトがあります。5大シャトーの中でも筆頭、別格と言われるワインの中で、1945編は最高の出来栄えの年です。このワインを当時たった1,000ドルで購入することができました。

現在は1本100万円程度で取引されています。ナパワインにハマり、日々ワインを1本、2本と開ける日々が続き、コレクションも増えていきましたが、ワインというのは管理も大変です。今までに1万本以上のワインを飲みましたので、ワインに対しての知識だけは無駄にありますが、今はコレクションはほぼ手放し、ジャパニーズウイスキーに夢中です。

37歳 ハワイでレストランを買う

ハワイのワイキキにあるウェスティン系のW HOTEL。現在はホテル名も変わりましたが、2階にあるダイアモンドヘッドグリルというレストランは、週末はクラブ(踊る方の)としても有名でした。ハワイで10年以上NO.1の輝かしい人気クラブです。

ホテルの所有者がレストランを売却希望しているという話を聞き、早速打ち合わせをし、2Mで購入することにしました。飲食店など全く経験がありませんでしたが、当時のビジネスパートナーがクラブ運営に携わっていることもあり、彼に任せるということで買収を決めました。

愚かな投資は続かない

買った理由は愚かです。“ カッコいいから ”この一言です。ようは見栄、見栄えです。

当時はハワイに住もうと考えていましたし、住むのであれば、ハワイで一番著名なクラブのオーナーであれば、なにかとハワイでも役に立つだろうと考えたのです。

世界中の俳優や女優、モデル。そして日本の芸能人の間でも有名なクラブでしたので、そのオーナーになるのには2M ,当時ちょうど2億円だったと思いますが、充分に価値ありと考えました。

しかしこの投資は完全に失敗に終わります。毎月赤字の垂れ流しで、シェフやマネージャーの入れ替えなども行いましたが、自分自身ハワイに長期間居続けることもできず、結果的に中途半端な状態が続き、リーマン・ショックの直前、2018年8月に1ドルで手放しました。毎月赤字が続く中、賃貸契約が15年残っていたため、そのリスクを考えて手放すことを決めました。しかしその後のことを考えればこの決断は正解でした。翌月にはリーマン・ショックが起こり、ビジネスは長期間冷え込みましたので、売却などできず、赤字を垂れ流し続けることになりましたから。

37歳 ビバリーヒルズの家

カリフォルニア、ハワイ、ニューヨークでのビジネスが広がる中、ビバリーヒルズに家を買う話が出てきました。ダビスキンのCEOだったパリッシュ氏がリチャード・ギア氏との親友で、ロスではモンダビ家のカルロも一緒に食事を共にしました。パリッシュ氏はビバリーヒルズに家を持ち、その家はもともとリチャード・ギア氏が住んでいたところでした。

彼らの勧めもあり、著名ジュエリーデザイナーである、ローリーロドキンさんを紹介され、彼女がビバリーヒルズの自宅を売却したいということで、その自宅を拝見させて頂きました。流石に世界でも超一流のデザイナーだけあって、本当に素晴らしい家でひと目で気に入りました。カルロもロスには家が無いということで、半分ずつ出して一緒に買うこととなりました。価格は4ミリオンということで、自分自身はOKを出したのですが、交渉は任せてほしいということでカルロが行ったのですが、思いっきり値引き交渉をしたため、ロドキンさんが怒りだし、絶対にあなた(カルロ)には売らない・・と残念な結果となりました。

その後何度かロスにいくたびにビバリーヒルズの不動産を見て回りましたが、当時は不動産価格が上昇している真っ最中で、価格に見合った物件を見つけることができず、結局家を持つことはありませんでした。もし当時、ロドキンさんの家を買っていれば、今なら最低でも12M〜15Mにはなっていますので、非常に惜しいことをしました。これも投資ですね。

投資心得5:見栄は投資の最大の敵

まとまったお金が急にできれば、特に親から受け継いだ資産ではなく、自らが作り上げた資産だと、ついつい自分で稼いだお金なんだからという気持ちも強くなり、浪費をし、見栄にお金を使いだします。

そして見栄で使ったお金は一切戻ってくることはなく、知らない間に消えてなくなります。お金を使う楽しさも知っておくべきですから、一度は見栄を張った生活も良いと思いますが、それを繰り返したらただの愚か者ですのでご注意を。

世界中で行った様々な投資⑥に続きます。

世界中で行った様々な投資⑥34歳 上海でのマンション投資 話は38歳から3年前に遡る35歳の時のことです。 当時日本でコンサルティング先だった今は著名な上...
ABOUT ME
チャーリーTAKA
チャーリーTAKA
日本を代表する投資家兼実業家でもあり、グローバル・チーフ・ストラテジストとして活躍中。
AI TRUSTメルマガへ登録しませんか?

毎週1回情報をまとめてお送りします。

AI TRUSTでは日々の金融市場に影響を与えるニュースを独自の視点から解説を行っています。是非ご自身の投資指標としてご活用ください!!