ビットコインは、資産として再ブレイクする可能性
今回はビットコイン初心者の方向けに書きますが、ビットコインは、2017年に日本で大きく盛り上がりました。しかし認知度は83%、保有率は11%に留まりました。要するに「なんか知ってるけど、保有していない」という人が殆どだったのです。
当時は、仮想通貨バブルともいわれ、一気に価格は急騰しましたが、実体のない価値の上昇は投機対象として扱われ、ネガティブ要因とともに大暴落を招きました。2018年は仮想通貨界隈にとっては超氷河期で撤退を余儀なくされたプロジェクトも多くありました。
バブル期のビットコイン価格は、1BTC約220万円から35万円台まで下落。その後2019年には、150万円付近まで盛り返すも再度コロナショックもあり、46万円台まで下落。ジェットコースターのように感じるビットコインですが、資産としてコツコツ購入を続けている人は、下がっても上がっても買い増しを行なっています。
僕自身その中の一人です。2019年1月からとにかくビットコインを買い増しし続ける宣言をメルマガ等でも発信していますが、急騰すればたまに資産を円に替えることも行いながら、保有を継続しています。
現在1BTC=125万円台。世界の法定通貨にも新型コロナによって、動きが出る中、今後2017年とは違った意識で、ビットコインを見る人が増えるでしょう。今回は、そんなビットコイン(暗号資産)の買い方とポイントを解説します。
買うときの行動①:暗号通貨取引所を理解する
ビットコインなどの暗号資産の購入は暗号資産取引所で買うことが可能です。ということは、暗号資産取引所に口座を開設しなければ購入できません。株を買うのであれば証券会社に口座を開設します。それと同じで、暗号資産専門の取引所の口座開設が現時点では必要です。ビットコインとその他のコイン(アルトコイン)これらを暗号資産といいます。
数年前は仮想通貨でしたが、名称の変更がありました。ここはそこまで深く考える必要はなく、なにも変わっていない中で、呼び方だけが変わった程度で覚えておけば問題ありません。暗号資産取引所の口座開設は最初は国内口座を個人的にオススメしています。数年前は、海外も開設していましたが、法規制などに振り回されることも多く、初心者の方はしんどいのではないか?と考えます。
アルトコインを多く保有したいのであれば、海外の暗号資産取引所の口座開設が必要となりますが、法規制を十分理解した上で行なってください。海外や国内であっても金融庁お墨付きの暗号資産取引所でないと、例えば、ある日突然資産が取引出来なくなった、、、となっても対応はむずかしいことを認識しておく必要があります。
買うときの行動②:暗号通貨取引所の探し方
暗号通貨取引所の探し方ですが、なによりも重視しているのが取引所の実績です。例えばコインチェックという暗号資産取引所があります。
しかし、コインチェックは2018年ハッキングにあっています。それをどう捉えるか?は、それぞれの判断ですが、その後マネックスグループの傘下となり、黒字転換しています。国内大手でいえば、ビットフライヤーやGMOインターネットグループ関連のGMOコインなどがあり、これらも、それぞれ実績は違えども暗号資産業界で根強い活動をしています。
また、暗号通貨取引所によっては、「開設キャンペーン」などもしていますので、選び方は好みも入ってきます。どのお店で買い物をするか?が人によって違うように、フィーリングがありますので、実績面などを理解した上で、ご自身の基準を設け判断されるのが一番ではないでしょうか。
買うときの行動③:暗号通貨取引所口座開設手順
口座開設手順は、簡単です。
ステップは以下の通り
1:口座開設フォームからメールアドレスの登録
2:パスワード、二段階認証の登録
3:個人情報の登録
4:本人確認の手続き
5:口座開設コードの入力
これは、国内の GMOコインの流れですが、その他も似たような流れです。特段むずかしい内容ではなく、問い合わせサポート体制も充実していますので、理解出来ない場合は、サポートを活用するのもいいですね。
買うときの行動④:暗号資産購入
ビットコインとその他のコイン(アルトコイン)は、口座開設が済み、日本円が入金されたらいつでも購入することが可能です。2020年8月21日時点で暗号資産は世界中で、6525存在(コインマーケットキャップ調べ)しています。
ただしコインマーケットキャップ上でも存在していないコインは無数にあります。その中のどのコインがオススメか?以前、ICOといって取引所に上場すれば、どんなコインでも何倍にも資産が増えるような時代がありましたが、今はその流れはむずかしいでしょうし、法規制が厳しくなっています。国内でいえば、10種類程度のコインが売買出来ればいいところではないでしょうか。
特にそこまで知識や推しコインがない場合は、普通にビットコインを保有することをオススメします。法定通貨で例えるとビットコインはドルのような位置付けです。基軸コインということですね。トルコリラは大丈夫か?といわれていますが、その他のよくわからないコインはトルコリラのようなリスクが高いということです。
購入は、販売所・暗号資産FXとありますが、初めは販売所で購入してみるのがいいのではないでしょうか。これは、自分が周囲の人からビットコインの買い方を聞かれて説明している中で感じたことです。あれこれいってもむずかしい・・ と頭がフリーズしてしまいますので。念のため紹介しておきます。
販売所(現物取引):日本円を暗号資産に交換する取引
暗号資産FX(差金決済取引):売買のレートの差額のみを受け渡し
差金決済取引?なんだ?なんだ?となった方は、素直に販売所でいいと思います。日本円を使ってビットコインを買う、仮に価値が上がってもういいかなと思った時点で、そのビットコインを日本円に戻す、それで資産が増えます。
ビットコインはデジタルデータです。それを保有するということです。形がないので保有した感じがなく、ちまたで出回っているBマークの入ったコインを持っていると錯覚している人がいますが、あれはあくまでもイメージです。価値があるデジタルを円で買う、その価値が上がれば円に戻したときに日本円が増えているというとお分かり頂けるでしょうか。
買うときの行動⑤:余剰資金で購入
最後は、購入方法とは違いますが、どの投資も絶対はなく、特にビットコインなど歴史が浅いものはこれからどうなるか?など不特定要素が増えます。理由は、過去データが少ないからです。とはいえ、これから資産価値として世間に認知され、保有者が増えるのであればビットコインを欲しがる人は増えるでしょう。
ビットコインは、発行枚数が2100万枚と決まっています。これは、2100万枚しかないということです。法定通貨のようにいくらでも国債を発行する訳ではありません、ここがゴールドと似ています。ゴールドの歴史をデジタルゴールドが辿ればどうなるか?
この辺はわくわくするポイントですが、常にリスクは考え余剰資金で行うことをお勧めします。少額1000円ほどから購入が可能です。どの投資にも絶対はありません。この辺を念頭においてビットコイン、暗号資産の取引を検討されてみてはいかがでしょうか。
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