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【コロナ不況がやってくる】今は生活見直しの絶好のタイミング

GDPがコロナで過去最悪の数字に

GDPをご存知でしょうか。ニュースでなんとなく聴いたことあるという方も多いのではないでしょうか。GDP=国内総生産といい、一定期間国内で生産された付加価値の総額のことをいいます。簡単にいえば、その国のその時期の経済の強さ、いわば国力です。

GDPの発表時期は世界各国でバラバラですが、日本では2020年8月17日8時50分に4月-6月期のGDP速報値が発表されました。4月〜6月の経済総まとめ速報です。これはそもそも発表前から想像を絶する数字が出るだろうと予測されていましたが、さらにその予測を上回る悪い数字となりました。

実質GDP:前期比7.8%減、年率換算27.8%減
→マイナス成長は3四半期連続
→減少率は比較可能な1980年以降で最大
(民間予測の中央値:前期比7.6%減、年率27.1%減)

名目GDP:前期比7.4%減、年率換算26.4%減
→マイナス成長は3四半期連続

なにが悪くて、なにがいいのかチンプンカンプンの方も多いでしょうが、これは専門家じゃない限り深く知る必要はありません。

ただ知っておいていただきたい部分が「統計を辿れる過去全てをさかのぼって、今回が1番悪い数字」ということです。

ということは当然、リーマンショックを超えました。今までの◎◎ショックというあらゆる事態が起こったとき全てを振り返っても、それ以上に悪いということです。ここに楽観視している時間はありません。メディアがどう報道しようが、事実の数字を真摯に受け止め、これからの生活を見直す機会にするべきです。」

悪いから諦めるのではなく、悪いなら悪いなりの生活の見直しを早急に体に馴染みこませる必要があります。

こちらの「高齢化による時代遅れが日本を衰退させる」の記事も合わせてお読み下さい。

新型コロナウィルスでの経済マヒだけではない

ここで理解しておきたいのが、新型コロナウィルスで今回のGDPの悪い数字が出たと理解する人が多いでしょう。しかしそれだけではありません。

日本は2018年10月に経済のピークを迎えていたとの報道が最近出されました。ここに違和感があります。理由は、2019年の10月-12月期のGDPはすでに悪化しており、専門家からは指摘を受けています。しか、2020年2月の国会で安倍首相はこう発言をしました。

「景気は緩やかに回復しております。」これは安倍首相を批判するのではなく、2018年の景気後退を知りながらも伏せ助言していた側近がいるのではないか?と考えるべき内容なのです。なぜ伏せる、逃げる必要があるのか?それは2019年の消費増税10%にあります。

ここからすでにGDPは悪化を示しており、誰でもデータで見ることが出来ました。そんな中でも首相の発言、メディアの報道で多くの国民は真実を捻じ曲げられて理解していたことを認識しておく必要があります。今後、「新型コロナウィルスの影響で、コロナが・・」などと聞くたびに思い出してください。

こちらの「消費税増税本格化、さらなる貧困化への追い打ちへ」の記事でも書いていますが、消費増税や緊縮財政で経済が低迷していた事実があるということです。

緊縮財政で公共工事が危険

生活の見直しといえば、目先の金銭面の内容もありますが、少し大きな話をします。ここ数年日本は豪雨災害が増えています。川の氾濫、決壊などが日常的に報道されるようになりました。

農業の被害では、1回の被害額が1000億円を超える被害が、4年連続続いています。7月にも熊本県を中心とした全国的な豪雨がありました。この被害も命や多くの人の生活を困難にさせ続けています。この問題の理由には、公共工事への投資を縮小したということがあります。選挙でなにかと「削減!削減!」と訴えると国民受けがいい時代がありました。

今もそうかも知れません。公務員削減、公共投資削減、無駄な税金を使うな!これは、あたかも国民の声を代弁しているように聞こえますが、実際病床数が足りないのはなぜ?人手が追いつかないのはなぜ?川が氾濫してしまうのはなぜ?

ここには、過去緊縮財政で削減されたツケが回ってきたと考えるべきでしょう。生活の見直しで非常に重要なのが、近くに川がないか?その川の歴史、氾濫記録など図書館に行けば調べることが可能です。僕自身、引越し前に行なうことにそのような地形を調べる行動があります。

公共工事を増やせ!と国民が訴えてもいつどうなるか不明です。ただし少しでも身の安全を考え、川が氾濫するのであればそこに住まない、住んでいるのであれば万が一の行動を家族で考えておく、これも生活見直しの大前提です。命あっての生活です。

コロナでこれからは倒産が増える

これから予測されるのが、倒産、大手でも倒産するメガ倒産もあり得ます。メガ倒産が出ると関連企業は軒並み大ダメージが出ます。そして失業。経済が低迷すると自殺率は増加します。

当然の流れですが、ここで焦らず構えておきたいのが、どれだけ今の仕事が安定していても、どれだけ蓄えがあっても、”他人事ではない”ということです。今のような状況下では、甘い誘惑の内容は一切避けるべきです。

仮に目先儲けが出ると思ってもお勧めしません。当然自己責任ですが、資産を守ること、投資をするとすれば無難な手堅い内容を選ぶこと、この辺がこれからの時代では重要ではないかと考えられます。

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コロナで生活の見直しをしてみるのがおすすめ

当然、未来は好転するでしょう。ただしどのタイミングで好転するかは不明ですし、現時点でいえば目先あり得ない数字が出ている、だれも経験したことのない悪い数字なのです。

それらを踏まえた上で、コロナのタイミングで今の生活を見直し、節約の意識を持つ必要があります。

例えば、外食数を減らす、自動販売機で買っていた缶コーヒーをスーパーに変えるなど、出来ることからストレスを感じない程度に行っていくことで、景気が戻ってきた際にも必ず役に立ちます。今は、節約、我慢と思う内容も慣れてしまえば、意外と無駄なことだったと気づかされることも多いでしょう。

最後に、生活困窮でそれどころではない、という方は、必ず各機関を活用されることが大切です。

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Hatanaka
投資歴16年。過去には様々な投資案件を行ってきており、為替FX、暗号資産(仮想通貨)分野に精通しており、現在は、トレーダー講師としても活躍中。
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