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【福祉の現場崩壊】高齢者介護を襲った新型コロナ、今後どう感染症と向き合うか

福祉の現場を襲った新型コロナウィルス

新型コロナウィルスはあらゆる業種を襲っています。医療の現場や飲食業などもよく取り上げられますが、福祉分野も同様です。

福祉は大きく3つに分かれます。

・高齢者(介護)
・障害者
・児童(保育)

このカテゴリーからさらに細かく分類するされており各分野で専門家が日々福祉の現場を支え得ています。

余談ですが僕自身、障害者関連に7年務めその後自身で法人を立ち上げています。

法人も軌道に乗り6年が経ちました。今は、アドバイザーという立場にいますが、今回はそんな経験を元に「高齢者介護」の現場について書きたいと思います。

障害者分野と少し違いますが、入所施設や通所施設など様々な観点から似ている部分は多くあります。

高齢者福祉、介護施設とは

福祉の仕事をしていると人に話すと大抵このような返答が返ってきます。

「お年寄りの世話をして大変だね、えらいね」

多くの方は福祉=高齢者という印象が大きいようです。ただその高齢者福祉といっても一括りに出来ないくらい存在します。

比較しやすいのが病院。

「病院に行きました。」といっても色々とありますね。

・大学病院
・内科、外科、整形外科
・歯医者、眼科

このように高齢者福祉介護の現場も複数存在します。

・介護付有料老人ホーム
・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設
・介護医療院(介護療養型医療施設)
・サービス付き高齢者向け住宅
・シニア向け分譲マンション
・軽費老人ホーム/ケアハウス
・認知症ケアが対応可能な施設

多くの現場が存在しそこにスタッフや利用者、その家族と様々なドラマがあります。

福祉施設はどのように成り立っているのか

福祉施設の運営はなにで成り立っているのでしょうか寄付などもありますが、基盤となっているのは民生費です。

民生費とは、地方自治体の歳出において福祉などに支出される費用のことをいいます。

民生費が使われるのは以下の通り

・生活保護に関する費用
・高齢者福祉に関する費用
・障害者福祉に関する費用
・児童福祉に関する費用
・母子福祉に関する費用
・国民健康保険・介護保険特別会計への繰出金

高齢者福祉でも公的施設と民間施設に分かれます。月額は様々ですが、かかる費用としては介護保険対象であったり、対象外であったりと様々です。

福祉とはいえ善意の気持ちだけではそこで働く人たちの雇用は生まれません。毎月の利用者の利用により経営が成り立つことは違いありません。

新型コロナウィルスが高齢者施設を襲う

高齢者施設だけでなく毎年意識されているのが、感染症。年によってはノロウィルスであったり、インフルエンザであったりと毎年冬は特にシビアな季節です。

特に入所施設は一気に感染が広がりやすく冬場などは換気もむずかしくなってきます。そしてその感染の多く、いえほぼ全てが外部からの持ち込みです。

外出時に感染してしまうケースもありますがごく稀です。職員であったり、利用者の家族であったりと外から入り込んだときに感染し施設を襲います。

これは別に新型コロナウィルスにはじまったことではありませんが今回は高齢者にとっては感染すると致死率が高いのが高齢者でしたので一層シビアな内容となりました。

フランスで課題、死者の4割が高齢者施設で死亡

日本は比較的死者数も抑えられていますが、もちろん高齢者施設や病院でも感染は広まりました。そんな中、課題となった国がフランス。

フランスでは全国に7000ある高齢者施設の半分近くで感染が確認され、4月27日までに8654人が亡くなりました。これはフランス全体の4割に及ぶ驚きの数字です。

マスク不足や習慣などが海外は日本と比べて指摘されていますがこの現状を日本の高齢者施設も重く受け止め周知することが大切です。今回は今のところ海外と比べて大事に至ってはいませんが、日本でも別の感染症が広まらないなどといいきれません。

外出自粛で気になる高齢者の運動機能の低下

海外ではロックダウン、日本でも緊急事態宣言が発令され外出を控えようという流れが出ています。もちろん当然のことですが、これを高齢者に用いると極度に運動機能の低下につながります。

施設にしっかりと通われている利用者の方は問題なく室内での運動が行われていますが、こんないを気に利用を控えるデイケア、デイサービスなどが気になるところです。

同じ通所型介護サービスですがこの2つは違いがあります。

デイケアとは:医師を置くことが義務、理学療法や作業療法、言語療法などをグループで行う
デイサービスとは:医師は常駐していない、高齢者の外出や社会交流を目的

デイケアの方が専門性が高いというのはお分かりでしょうが高齢者にとってデイサービスも立派な社会の場所です。このリズムが崩れると運動やその他の機能の衰えが懸念されます。

どうしてもメディアなどは子どもの預かり先などを強調されがちですが、高齢者も同様に深刻な問題であることには違いありません。

今後の対応が問われる

新型コロナウィルスは第二波が秋に襲うともいわれていますが、高齢者施設で懸念されるのは今回だけではない人手不足。

この改善、そして今後起こるであろう世界恐慌の不況のあおりで保険料が気になります。仮に民生費が削られることが生じれば人件費などへさらなる負担が懸念されます。

フランスのような崩壊は絶対に避けたいところですが、課題は山積みです。

命に関わる業種、高齢者は感染症に弱いということを自覚してどう対応していくかが各施設の課題となります。

確実に高齢者の楽しみ、受け皿になっているだけに家族からの期待も大きい現場であることには違いありませんが現場スタッフの疲労が懸念されるところです。

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Hatanaka
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