欧州(ヨーロッパ)は東欧に長期間投資を行っていることもあり、経済状況、為替状況は常に状況を確認しています。
昨年のウクライナ戦争後は、特にその影響を深刻に考え、より慎重に、欧州からどのように資金を引き上げるか?
この点が常に懸念材料としてありました。
インフレ率も10%を超える国が多く、中には20%を超えハイパーインフレと言える国々もあります。
↓↓欧州各国の10月のインフレ率↓↓
欧州株上昇の不思議
しかし、実は欧州株は非常に強い状況が続いています。欧州主要株で構成するストックス欧州600指数はドルベースでは過去3カ月で24%上昇しました。
その一方で、アメリカのS&P500種指数の上げ幅は6%にとどまっています。
欧州は株式も通貨ユーロも好調という珍しい状況にあります。正直なところ、欧州株がなぜここまで強いのかが理解不能です。
24日発表された1月のユーロ圏総合購買担当者指数(PMI)速報値は50.2と、昨年12月の49.3から上昇しました。
業況拡大・縮小の分かれ目である50を上回ったことで、欧州経済が6カ月にわたる後退を経て、今年に入りわずかながらも成長に回帰した様子を示しました。
暖冬が好影響
昨年夏の段階では、今年の欧州は寒波に襲われる可能性が高く、エネルギー不足ににより、多数の凍死者が出るようなリスクもあるとニュース、報道では伝えられてきました。
そのために夏・秋に大量の天然ガスを溜め込み冬場を乗り切るための準備を整えてきました。
しかし、実際に寒波は訪れず、記録的な暖冬になっています。ちなみにロシア内陸部は記録的な寒波となっており対照的です。
天然ガス価格は急落、半年前と比較すると60%下落
エネルギーに余裕が出たことで天然ガス価格は急落しており、半年前と比較するとなんと60%も下落しています。
エネルギー価格がここまで落ちてくると、欧州各国の先々のインフレ率もかなり落ち着いてくることは予想できます。
しかし、アメリカに比べてインフレ率は相対的にまだまだ高いですので、ECBの利上げには注目する必要があります。ラガルド総裁は2月は0.5ポイントの利上げを実施することを示唆しています。
3月は利上げ幅を0.25ポイントとする案に支持が集まりつつありますが、これはこの後の各国のインフレ率の推移を見る必要がありそうです。
ロシア財政が深刻、これはリスクとして頭に入れておくべき
ウクライナ戦争はまだまだ長期化しそうですし、ドイツの戦車のレオパルドをポーランドがウクライナに提供するのは既に決定事項のようですし、ロシアがより強行的な手段に出るリスクもあります。エネルギー価格が下落したことにより、ロシアの財政悪化は深刻です。
ロシアの12月の財政収支は3兆5000億ルーブルもの赤字との報道もあります。戦争を長期化させようにも、軍需品不足も深刻になり、内部から崩壊するリスクも考慮する必要があります。
エネルギー価格下落 → ロシア財政悪化 → 強行手段or内部崩壊
ウクライナ戦争についてはリスクが一段増していると見るべきかもしれません。欧州株に投資をしている人は、今が利確の良いチャンスと考えるのが正解かもしれません。
そして、今後の米国株、日本株、暗号通貨の動きを見通す上でも、ウクライナ戦争の動向は市場を動かす大きな要因となりますので日々注視していきましょう。
石油の価格は昨年末が底で今年は上昇
天然ガス価格は欧州の暖冬により大きく下がりましたが、石油価格に関しては、中国経済の回復により2023年は過去最大の需要が見込まれています。
WTI先物の価格は現在80.43ドルですが、昨年末が大底のように思います。中国のゼロコロナ政策をやめたことが契機となり、価格は上昇に転じています。昨年の高値圏は120ドルを超えたあたりになりますが、ここまでの上昇は十分にあり得るでしょうね。
その場合、日本のインフレ率は高止まりするリスクも高くなります。東電もこの夏から30%の電気代を上げるようですが、日本人にとっては今年の夏はさらに厳しいものになりそうです。
↓↓東京のインフレも4%台のせ↓↓
銅価格は順調に上昇
中国経済の回復もあり、中国株は大きく上昇しましたが、資源の上昇には投資妙味が2023年は非常に高いと思います。
昨年11月の段階から銅への投資を行っていますが、非常に綺麗なチャートを描いて上昇しています。
↓↓中国コロナ感染拡大と資源価格の相関性↓↓
銅は様々な工業製品での需要がありますし、数年後には世界的に致命的な不足になることが、様々な資料から読み解けています。
相当大きな相場、上昇になっていくのではないかと考えており、プラチナポジションとして大事に保有しておきます。
本日はテスラの決算発表
昨日のマイクロソフトの決算はまずは上出来。株価も時間外で上昇しています。そして、今日はいよいよテスラの決算発表です。暗号通貨市場はリスク回避の動きからこの24時間は売りが先行しています。
CTRのレポートでは利確のタイミングはマイクロソフト・テスラの決算発表前がベストと
先々週のレポートでは発信しています。
ベストのタイミングがいつが良かったのか?この後の動きをみて、後日改めて検証してみたいと思います。
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