日本の物価上昇が止まりませんね。昨年12月の物価はいよいよ4%上昇です。
40年8ヶ月ぶりの高水準の数字です。
マックのハンバーガーは22年で約3倍に!!
2月、3月も食料品をはじめとして値上げラッシュが続きます。今年値上げが予定される食品や飲料は7300品目を超え、その半数以上が来月に集中します。
マクドナルドは約8割の商品・メニューを対象に1月16日から値上げすると発表しました。値上げ額は10円から150円です。
2022年にも2度にわたって商品を10円から30円の幅で値上げしているため、消費者にとっては立て続けの価格上昇です。
今回の値上げで代表的なものを上げると
ハンバーガー150円→170円
ビッグマック410円→450円
マックフライポテトSサイズ160円→190円
プレミアムローストコーヒーSサイズ100円→120円
2000年の頃は、平日のハンバーガーの価格は65円で売られていましたので、そこからは3倍近い上昇です。
身近なものでの値上がりはより日々の出費を意識してしまいますね。
価格転嫁はこのあと本格化する!!
昨年は企業の仕入れ価格が10%程度上昇の高い水準で推移したものの、それを商品の価格転嫁を最低限に抑えてきました。
しかし、ここにきて、政府の賃上げ要請などもあり限界が来ています。
価格転嫁はますます進みますので、物価高は継続することを覚悟しましょう。
↓↓2023年以降、日本のインフレは加速する↓↓
為す術もない日銀?
日銀の本来の一番の役割はインフレを抑えることにあります。
日銀が17、18日に開く金融政策決定会合における政策対応と新たに示す経済・物価情勢の展望(展望リポート)に注目が集まります。
いまだ次の総裁が決まらず迷走状態ですが、もう一段踏み込んだ対応。ようは利上げが早々に市場から求められるかもしれません。
日本の10年債チャートの現在は0.499%です。
5%以下には戻りましたが、ほぼ日銀の許容上限で張り付いています。外資の売り仕掛けが起こればやばいことになります。
日本円の暴落はいつでもあり得ます。
↓↓日銀 実質債務超過状態に!↓↓
可処分所得のマイナス幅拡大はさらに続く!!
ここのところ、日本人の可処分所得のマイナス幅が拡大し続けています。2022年11月の実質賃金は3.8%減り、8年6カ月ぶりの下げ幅となりました。
物価高に、賃金の伸びが追いついていない状況です。
12月の物価はさらに上昇したわけですので、12月の実質可処分所得のマイナス幅はさらに広がることが想像できます。
日本人の懐は日々継続的に厳しくなってきており、既に多くの家庭では米櫃の底がついている状況にもかかわらずさらにこの後厳しくなるわけです。
日本は本当に貧しくなりました。
リフレ派やMMTを振りかざす連中は本質的なことが全く見えず愚かだと思います。日本、日銀が破綻することはなくても、国民生活は破綻するのです。
結局最後に全てのツケは国民に回ってくるからです。マクドナルドの価格がそれをわかりやすく教えてくれています。
日本人は年々貧しくなっているということです。
いくら借金を積み上げても問題は一切解決していないのです。
日銀は絶対に行ってはいけないタブーを行っている
岸田総理はリフレ派から距離を置く姿勢を見せており、この点は評価できます。財源の裏付けがなく、国債のほとんどを日銀が保有するのは財政ファイナンスであり、絶対に行ってはいけないタブーです。
日銀の12月の長期国債の買い入れ額が17兆円を超え、月間の購入額として過去最大となっています。これまでの最高額だった6月の16兆円を上回りました。そして、12月は10年新発債発行額を超える金額の買入を行っています。
これを財政ファイナンスと言わずに何が財政ファイナンスなのか?日銀の政策は既に終わっています。
金利が上がれば日本円の急落も現実化する可能性が高くなる
インフレ率がいよいよ4%台に乗せ、更に上昇が続くようになれば、日銀は0.5%の上限を0.75%、さらに金利上限を上げるでしょう。それがそもそもの日銀の役目なのですから。
ただし、その時点は膨大な保有資産の含み損が表面化しますので、外資、ヘッジファンドの大量の日本国債ショート、売り浴びせにより金利急騰が止まらず、日本円の急落も現実化する可能性が高くなります。
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1月12日の米CPI発表に注目!!
12日の日本時間22時30分にはアメリカのCPIが発表されます。先月の数字を見ると、就業者数は予想を超えて伸び、平均時給は下がるという、金融市場にとっては後押しされる状況になっています。
アメリカの根強いインフレの多くの部分は高い人件費の伸びにあります。これが落ち着いたことで、インフレ率はさらに一段低下が予想されます。
これを好感し株式市場は上昇し、暗号通貨市場も上昇しています。CPIの伸びが想定を下回ると、今までエネルギーが溜まっていた株式市場、そして、暗号通貨市場は急騰する可能性も高いと考えています。
可処分所得が減り、インフレが上昇する中では、個人個人が投資力を養い、実践し、稼ぐ力を持たなければ漠然とした不安を解消することはできません。
混迷とするこの後の時代は、自分自身で将来を切り開くより他に道はないのです。現在の日本はかなりリスクの高い状況に置かれています。
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