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テスラ株大幅下落の原因を深掘りしてみると?

昨日のNY株式市場でテスラ株が一時14%の急落となり2020年9月以来の大幅安となりました。

テスラの株価は12月には37%下落し、昨年1年間では65%下げています。12月頭から考えれば、たった1ヶ月で半値までの急落です。

10-12月期の世界納車台数は40万5278台と四半期ベースとしては過去最高を記録しましたが、新しい組立工場を昨年2カ所開設したにもかかわらず、納車を5割拡大するとの目標は未達となりました。

中国で値下げと減産を実施し、米国で7500ドルの大幅値引きを提供したにもかかわらず届きませんでした。

テスラ株価急落の要因を並べてみると?

テスラ株価急落の要因は大きく分けると7つあります。

① Twitter買収での混乱

テスラ事業へのマスク氏の集中ができなくなることが嫌気され、機関投資家はリスク回避の売りを行います。

② Twitterの必要資金確保のためのマスク氏によるTesla株売却

Twitterは大手広告主が広告掲載を控えていますので売上は激減しています。

資金確保のためにマスク氏が自ら資金をTwitter社に入れる必要があり、Tesla株を継続して売却し、今後もその可能性が高いことから嫌気され売られます。

↓↓マスク氏の売却でTesla株急落↓↓

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③ ショート(売り)急増

Tesla株ではショート勢がー昨年までは大きな損失を出していましたが、昨年はショート勢が大きく利益を上げました。12月からの株価急落時には更に売り手が主導権を握り売り浴びせをしています。

個人投資家に人気のあるTesla株ですが、株価急落で信用取引の強制ロスカットが発生し、売りが売りを呼ぶ展開になっています。

④ 需要急減・競争激化

2022年で電気自動車に対しての優遇策は米・中でかなり小さくなります。2023年以降、電気自動車を購入するメリットは大幅に減速しますので需要自体が減ります。

そして、更には中国の電気自動車メーカーの台頭もあり、競争は明らかに激化します。今までのような高い成長を続けることへのハードルはかなり高く、成長神話が止まれば、すでに高値から70%下落したTesla株ですが今の株価でさえ、決して割安とは言えません。

⑤ アメリカ人の貯蓄急減

アメリカの各世帯のコロナ禍に蓄えた余剰貯蓄が現在急速に減少しています。コロナ前から増加した余剰貯蓄は、早ければ今年の夏には全てなくなります。

購入する優先順位は生活に必要なものが中心になりますので、高額なTesla車の購入はハードルが高くなります。

⑥ 世界的な住宅価格下落

コロナ禍の過剰流動性バブル、テレワークもあり、世界的に住宅価格は上昇していました。

しかし、急速なインフレが世界的に進む中で、世界の中央銀行は急速な利上げを断行しました。借入金利が急激に上昇したため、住宅需要は大きく冷え込み、不動産価格が下落しています。

これにより、資産の含み益が大幅に減少したことで、高額・高級品購入の需要は急速に減少しています。

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⑦ Teslaの中古車価格の急速な下落

実はTesla車は過去の長い期間、中古車市場でプレミアムがついていました。オーナーは新車で購入したTeslaを中古車市場に転売して利益を上げることができていました。

テスラ製中古車の平均価格は、2022年11月時点で5万5754ドルでした。ピークだった7月の6万7297ドルに比べるとすでに17%の下落しています。

この期間の中古車市場全体の下落幅は4%にとどまっています。他の車の4倍の下落率ということです。

12月には新車購入で10%の割引が受けられたわけで、これが中古車市場の下落に拍車をかけました。

今まではTesla車の購入の一定の割合は転売して利益を上げる目的の購入者も一定以上いましたので、この需要がゼロになりましたから、新規需要は大きく減少する可能性が高いです。

以上、7つの要因をまとめてみましたが、Teslaに対しての向かい風は相当に厳しいと言えると思います。

この後のTeslaの株価は?

ただし、この後も一方的に下落が進むのかと言えばそうとも言えません。ショート(売り)を行っている投資家はどこかのタイミングで買い戻しをする必要があります。その時点では株価は当然反発します。

ドル円が昨年の151円台の円安から一気に昨日の129円台まで円高が進んだように、積み上がったポジションが整理される段階では、急速に相場は動くのです。

為替については自動売買(EA)でポンド円の売買を繰り返していますが、昨日のポンド安円高もショートポジションを取っていましたので大きな含み益が上がっています。

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Tesla株は世界中の投資家が注目している銘柄でもありますし人気株です。反発時には下落が厳しかった分だけ、上昇も非常に大きなものとなる可能性が高く、そこでは短期的な大きな投資チャンスが生まれると思います。

引き続き注目し、値上がり局面と判断できるタイミングでは記事にまとめてみたいと思います。

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