新型コロナのパンデミックに振り回された1年でしたが、明るい話題もあります。2020年という年だったからこそ改善されたこともあります。今回は今年起きた明るい話題をまとめてみました。
短期間でのワクチン開発の成功
新型コロナワクチンが実用化にこぎ着けるまでにかかった時間は1年足らずでした。これはワクチン開発史上でも異例の早さです。通常であれば短くても3年〜5年ほどかかり、この分野の進化は今後の様々なウイルスが発生したとしても、同様に対応できると考えられますし、世界経済の継続的な悪化を最小限に食い止めることにもつながります。
ドイツのビオンテックと組むファイザーのほか、モデルナ、アストラゼネカとオックスフォード大学、シノファームなどが既にワクチンを完成させています。ファイザーやモデルナがメッセンジャーRNA(mRNA)技術を用いて体内で人工的にウイルス構成物質を作り出すことに成功したことで、将来的にはがんや心臓病などの治療法発見につながると期待されています。医療分野の進化は2020年は歴史的な発展を遂げたと言えるでしょう。
関連分野の株価は大きく上昇しましたし、その恩恵を受けた投資家も多かったでしょう。ワクチンが世界中に供給されるまでには時間もかかりますし、各社の業績への継続的な寄与も大きく、今後の株価の上昇にも期待できますね。
脱炭素社会への加速
コロナ禍で旅客機の運航の多くは停止され、自動車の利用も減少しました。そして人々は外出を長期間自粛し、これによりCO2の発生量は減少しました。そして脱炭素社会への意識は世界中で加速度的に高まりました。日本でも菅政権の政策の柱にもなっています。
世界では既にクリーン電力へのシフトが加速しています。原油需要は急減し、石油時代の終わりを主張する専門家もでてきています。再生可能エネルギーの中でもより安価な風力や太陽光への切り替えが進み、需要の増加により、業界内での競争も激しくなり、これによって設備価格も継続的に低下し、より良い形での循環が起こっています。
今後は継続的にこの分野での補助金、助成金も期待できますし、長期的に成長する分野になりますので、この分野の上場企業への投資は有望です。そして個人の分散投資の一環として、改めて太陽光発電には注目していきましょう。家庭でかかる電気代をゼロにする方法は、屋根に取り付けるソーラーパネルと蓄電池により可能にもなります。上手に活かすことで、強く賢く生き抜く方法を得ることにもなります。
新しい働き方、住まいの選択
新型コロナにより、世界中で数億人、十数億人規模で在宅勤務が行われました。勤務形態の急激なシフトで、パンデミック後の働き方も過去とは違ったものとなるでしょう。フレックスタイム制や通勤・出張の減少、在宅とオフィスで勤務時間を分ける形態がニューノーマルとなる可能性が高いです。
都心に住む必要もなくなり、地方に住まいを移す人も増え、都心と地方と2つの拠点に住まいを持つ人も増えています。魅力ある地方都市は活性化し、不動産価格も上昇しています。通勤時間がなくなったことで、その分時間に余裕ができ、家族との時間が増え、新しい趣味に時間を割けるなど、豊かな生き方ができるようになってきたとも言えるのではないでしょうか。
環境の改善
人の流れや工場の稼働が一時的に止まったことにより、地球環境にとっては良い1年となりました。大気汚染が劇的に減少し、人のいないビーチは透明度が増しており、魚たちも戻ってきています。人の行動が抑えられることで、生態系が急速に回復する可能性が示唆されたことは、地球環境を回復させるひとつのヒントとなったのではないでしょうか。
テクノロジーの進化
コロナ禍でのテレワークの導入も、テクノロジーの進化があったからこそできたわけです。そしてコロナ禍だからこそ、さらに必要とされるテクノロジーの進化がありました。室内にとどまる人間に代わり、ドローンや自律型ロボットが緊急医療物資や食料品などの配達に活用されるようにもなりました。
この分野の上場企業の株価は大きく上昇しましたが、過剰流動性市場はまだまだ継続しますので、今後も大きく成長する企業の株価には注目していきましょう。
そしてテクノロジーを活用できる人、できない人の二極化も顕著に現れた1年とも言え、最新のテクノロジーへの理解と徹底活用は、今からでも遅くありませんので、馴染み、使いこなしていきましょう。それによって様々なヒントを得られ、次のチャンスを掴むことにもつながりますので。
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