経済ビジネス

テスラに引き続き注目!!S&P500にも採用

テスラがS&P500にも採用されて継続的な価格上昇も続いています。スペースXの打ち上げも成功し、ますます注目されるイーロンマスク氏ですが、今後もテスラの動向に注目すべき点は、温室効果ガスゼロ化の世界の流れにマッチしており、継続的にそこに関わる製品が発売されることが予測できるからです。

テスラの最新動向も含めてこの辺りを今回はまとめてみました。

ちなみにイーロン・マスク氏の資産は11月18日、フォーブスの世界の富豪ランキングでフェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグを抜いて、4位に浮上しています!!

発売間近?テスラ製エアコン

9月22日に行われた株主総会で、イーロン・マスクが「来年家庭用エアコン事業を始めるかも」と発言しています。これまでテスラは、技術は違えど自動車のエアコンはもとより、家庭用の太陽光パネルに充電池、そして新形コロナウイルスが猛威を奮った時に作った人工呼吸器を作った経験があります。

また最近では、スマートホームのためのHVAC((Heating, Ventilation, and Air Conditioning)という暖房、換気、空調システムも手がける動きもありますので、エアコンを作るのも当然の動きと考えられます。

2年前に、メディアによって「Model Y」の中にヒートポンプ式のエアコンが発見された時、イーロン・マスクは静かで効率的で、湿度管理とHEPAフィルター内蔵の家庭用HVACを作る意欲を見せたことがありました。おそらくは、そのアイディアもエアコン開発の下地になっていると考えられます。

結露の再利用も可能

様々な最新技術を合体させて作られるエアコンは、太陽光発電で運転し、空気を清浄化し、さらに進化する過程では、排熱なども利用した効率的なものになる可能性があります。更には結露についても濾過されて再利用されるかもしれません。世界的な水不足が深刻化する中で、ソーラーで充電された車、エアコンから飲み水が得られれば世界中にとって画期的な仕組みとなります。

イギリスで始まったテスラ電力

英国で、テスラから電力を購入したい人は、テスラのパワーウォールを自宅に設置する必要があります。これまで、パワーウォールは、停電時のバックアップ電源として販売されて来ましたが、これからは「電気代を安くする」ための道具として販売されることになるのです。

テスラから電力を購入すると、月々の基本料金が無料になる上に、1kWh あたりの値段が2~3割安くなるため、全体では電気料金が半額以下になると試算されています。その恩恵を受けるためには、パワーウォールを設置する必要がありますが、その初期投資分は約10年で元が取れる計算になるそうです。

テスラは、契約している家庭に設置してあるパワーウォールを蓄電施設として利用し、電力の安い時には購入して蓄積し、電力が高い時に取り出して売却することにより、その差分で利益を上げるのです。パワーウォールを提供している消費者は、安い時の価格(パワーウォールだけを持っている人は1kWh あたり11ペンス、テスラ車も持っている人は 1kWh あたり8ペンス)で電力を入手できるので、テスラと顧客の間に win-win の関係が生まれるのです。8ペンスは日本円に直すと 10.8 円で、東京電力の価格 1kWh あたり 19.88 円(最初の120kWh、それを超過した分は 26.48円)と比べると大幅に安いことが分かります。今後このビジネスモデルがテスラが進出する各国で展開されることになるかもしれません。日本での展開にも期待できます。

テスラから得られる様々なヒントを活かす

テスラは今、単なる自動車メーカーから、ソフトウェアとサービスで継続的な売上をあげる高収益企業に変化しようとしています。

テスラという企業への視点は、常に新しく更新していかなければいけません。テスラが行っている進化、変化からは様々な活かせるヒントがあります。

投資先としての継続注目はもちろんのことですが、テスラ製品を使いこなすことが、先々は強く賢く生き抜く上での大切なツールとなるかもしれませんね。

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