新型コロナの世界での最新の感染者数は16,607,223人、死亡者数は657,643人となりました。新型コロナの世界的な蔓延の中で、経済の大きな落ち込みを避けるため、世界中の中央銀行が大規模な金融政策を行い、新たに国債を発行し、紙幣を刷りまくり、過剰流動性資金が金融市場に入り続け、アフターコロナバブルが発生しています。

マイナス金利はいつまで続くのか?
なぜこれだけの国債を新規で発行できるのか?
世界中の多くの先進国が、ゼロ金利、実質マイナス金利で新規国債を発行できるからです。
今日は世界に拡大するマイナス利回りの現在の状況について、そして、マイナス金利はいつまで続くのかについて話を進めてみたいと思います。
AI TRUSTでは、昨年の12月30日に、マイナス金利による金融破綻リスクを記事として警告し、これが見事に的中し、1月後半以降には株価が大暴落することになりました。まず最初にこちらの記事もご確認下さい。
マイナス利回り債権は15兆ドルまで拡大
昨年の9月末段階でのマイナス利回り債権は17兆ドルで過去最高を記録していました。
そして、その後は減りつつも、大規模な金融政策によって拡大し、現在の世界のマイナス利回り債券の残高は15兆ドル(約1,580兆円)に近づいています。新型コロナ危機と中央銀行による資産購入で、世界の債券利回りは低下しています。ピークだった2019年の17兆ドルには届かないものの、マイナス利回り債の残高は4カ月連続で増加しています。
マイナス金利の債券総額はさらに膨れ上がる
新型コロナの世界での蔓延は拡大し続け、収束の気配は見せない中で、世界での失業率は高止まりしたままで、春先に行った様々な支援策も終了期限に近づいているものも多くあります。アメリカなどでは既に期限を延長し、追加支援策も発表していますが、それはすなわち新規で国債を発行し続けることにつながります。そしてゼロ金利・マイナス金利の債券総額が更に膨れ上がることになり、このまま行けばマイナス利回り債券は年内にも過去最大を超えることになるでしょう。
マイナス金利で国債もマイナスに
マイナス利回り債券増加の中心は欧州で、ドイツ国債は全ての年限で利回りがゼロを下回り、ユーロ圏で高リスクと見なされるイタリア債ですら一部は利回りがマイナスとなりました。米国債は今のところプラス圏にあるものの、期間短めの利回りはゼロになっており、実質的には既にマイナスになっているとも捉えられます。
そして行き場を失う資金はよりリスクを取った行動にも向かうことになります。
マイナス金利拡大で貴金属価格上昇
現状、過剰流動性は3月の段階で為替証拠金取引に向かい、主要通貨の取引高は過去最高を記録しました。そして世界中の新興株式市場に流入し、その後の株高を演出しました。そして現在継続的に貴金属市場に流入しています。
金には利息が付かず、保管リスクもあることから、債券市場に魅力があれば買いが限定されますが、現状の債券利回りだと、希少性を考えても金への投資妙味が増していることから、価格上昇に拍車がかかっています。昨日の日本の金価格は1g:7,354円と過去の最高値を更新しました。
ドル価格の下落も上げ幅を加速させる要因となりました。今年の春先からスイスのプライベートバンクでも金購入を顧客に推奨する動きもでていましたし、世界各国が金を積みまし需要が増加したことも要因にあります。AI TRUST、ACBサロンでは金銀価格差の乖離から銀の購入を推奨していましたが、昨日は96.03円と高値を記録しました。
過剰流動性資金が暗号通貨市場にも
先週後半から暗号通貨市場にも過剰流動性が流れ込み、ビットコインの価格が急騰しています。7月21日は9,160ドルだったビットコインの価格は、昨日は11,150ドルの高値まで上昇し、昨日は1日で10%を超える上昇となりました。主要アルトコインの価格も軒並み高騰し、株式市場、為替市場、貴金属市場を活況化させた資金が、ビットコインを中心とする暗号通貨市場に流れ込んできたわけです。そしてビットコインの過去の出来高、上下動を考えた場合、しばらく暗号通貨市場は活況化し、この先はビットコインの大相場が来ることも予想されます。
過剰流動性相場は継続する
新型コロナワクチンの開発は世界各国で進んでいますので、来年にはコロナ蔓延、拡大は一定の封じ込めはできるでしょう。新型コロナの感染拡大に歯止めがかかるタイミングはワクチンの完成次第になりますが、現在の金融市場はそれをある程度読み込んできています。
今後も経済の落ち込みに対しては、各国中央銀行は追加の支援策を出し続ける以外に手はないため、継続的な国債発行が続き、微妙なバランスの中で、先進諸国ではゼロ金利、マイナス金利は続くことになるでしょう。そして運用先を探すリスクマネーは金融市場に継続的に入り込むことになり、アフターコロナバブルは当面の間、続くことが予想されます。
ただし、逃げ足の速い資金ですので、ボラティリティが非常に高い状態が続くことが予想され、市場の動きには常に注意を払う必要があります。そしてこういうタイミングでは、相場の高値追いは絶対に避けることが懸命です。大きなショック安は必ず来ることを前提にして投資を行う事が大切です。新興国については今はあまりにリスクが高いので、利回りに魅力を感じたとしても避けるのが懸命です。

刷り続けられる紙幣のその先は?
紙幣への信頼がなぜここまで続くのか?正直言って理解を超えている部分もありますが、大多数の人がまだ大丈夫だと思い、信頼が続く限り、今の金利水準は保たれるということでしょう。
市中金融機関等での国債の買い手がいなくなっても、中央銀行が継続的に買い続けているわけですから限界はありません。
過去の金融の常識論で言えば既にこれは破綻した状態にありますので、必要以外の現金については、紙幣を信頼するのではなく、紙幣よりも価値の下落しないものに資産分散することが正しい方法だと考えます。相対的にこのあとも、紙幣の価値は継続的に下落し続けることになると考えるからです。

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過剰流動性資金がようやく暗号通貨市場に入ってきましたので、ビットコインの上昇は暫く続くでしょう。
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