暗号通貨

【 ビットコイン爆上げ 】新たなステージ入り ~3つの理由~

ビットコイン、仮想通貨(暗号資産)市場が爆上げ

株や為替のボラティリティが上昇し、ゴールドが動いても不思議と静かな動きだったビットコインを含む、仮想通貨市場。どちらかといえば、動きが出ていない方に牽引されているような不思議な状況が5月末あたりから続いていました。

ただ、そのような状況が長く続けば続くほど、動き出すと一方向に動きます。これは、ビットコインだけでなく、為替などでもいえることです。収縮した値幅が解き放たれると一気に動く、過去のチャートからも分かる内容です。

今回は、ビットコインが爆上げした3つの理由とそして、これから新たなステージ入りした可能性について書きたいと思います。

ビットコインが爆上げした3つの理由とは?

ビットコインが爆上げした理由は下記の通りです。

 

①ゴールドがリスク回避資産
②トレンドラインブレイ
③1BTC=10000ドルの壁

それでは、順番に説明していきます。

ビットコイン高騰理由その①:ゴールドがリスク回避資産

現在、2020年7月28日執筆時、ゴールドが史上最高値を更新、そして現在も継続中です。現段階で、1974ドルをつけています。2011年9月につけた高値を超えているのですから、これはゴールドにとって、歴史的な状況です。

世界情勢、通貨のバランスが崩れる中で、リスクの逃避先として常に取り上げられているゴールドですが、今回はその傾向がなお一層強いと思われます。一度、下押しはあったとしても、まだまだ上値余地が高いという見方が多く、僕自身も2500ドルくらいはつけるのではないか?と考えていますが、専門家の中には、3000ドルという見方もあります。

これは、世界情勢そして大統領選などの流れが終わるまで続くのではないか?と考えています。ただそれが終わる翌年辺りは、逆に暴落も視野に入れておく必要があると見ています。


*ゴールドドル週足

ビットコイン高騰理由その②:トレンドラインブレイク

これは、チャートを見ての判断ですが、ビットコインは2017年12月につけた史上最高値(画像赤丸)から、その後昨年の2019年6月の高値(画像青丸)をラインで結ぶと右肩下がりになっているのが、視覚的に見て捉えられるでしょう。

そして、今年2020年6月(黄丸)に再度この部分をタッチしにいっています。少しフェイク(騙し)的に抜けたように見せかけて、下落、その後1ヶ月以上値幅が固まってパワーが溜まった状態になりました。それが逆に抜けました。

これをラインブレイクといいますが、どの時間足で見てもラインブレイクは起こりますが、月足、週足、日足といった長い足の方が、より信頼性が高まります。今回でいえば週足(1週間に一回表示される足)をブレイクしています。

ここを抜けたというのは、「何らかの流れが変わろうとしている」と考えて問題はありません。では、すぐに上昇トレンドに入るのか?といえば、まだ時間が経たないと分からない点も多いです。ただ、2017年の高値から抑えられていた頭を上に抜ける力が働いたと考えています。流れの移りかわりに関しては、またタイミングが来たらこちらのサイトでお伝えします。


*ビットコインドル週足

ビットコイン高騰理由その③:1BTC=10000ドルの壁

個人的に投資をする上で、重視し観察し続けているのが、節目です。これは、ドル円なども同様ですが、1ドル=100円や110円などのキリのいい節目は、意識されるポイントとなります。売り買いの攻防が起こりやすいポイントです。

ビットコインもビットコイン円でいえば、1BTC=100万円を挟み売り買いの攻防がよくあります。今回は、ビットコインドルに注目です。こちらの画像をご覧ください。1BTC=10000ドルの壁がいかに超え難いかがすぐにお判りいただけると思います。


*ビットコインドル週足

10000ドルより上ゾーンがいかに短い期間であるかということです。2017年のビットコインバブルと呼ばれた時期でさえ、10000ドルより上をキープしていた期間は約2ヶ月でした。上昇が早かった分、下落のスピードも早かったということです。

そして、2回目は、2019年の6月。これも約3ヶ月ほどで終了しています。今年に入り、2月に一度抜けることがありましたが、わずか1日で叩かれて下落しています。先ほどのトレンドラインのフェイク(騙し)となった部分です。

ですので、この2017年、2019年を合わせてもビットコインは、10000ドルより上にいた期間がわずか5ヶ月ほどということになります。ビットコインは、誕生して10年を越えますが、それでも10000ドルより上というのが、それだけの短期間です。

そこに今回、入り込んできました。トレンドラインブレイクの勢いにのって10000ドルを越えてきたことは、今後非常に注目するべきポイントです。

この10000ドルより上のゾーンを勝手に天国ゾーンと呼んでいますが、この天国ゾーンにビットコインは居続けることが出来るのか?

ビットコインは今後どうなる?

ビットコインの将来性はないという人もいますが、今後また暴落するかどうかは現段階ではどうなるかわかりません。

ビットコインが今後どうなるかは、3つのパターンが考えられます。

パターン1
・二度と10000ドルを割り込まない

パターン2
・数ヶ月10000ドルで推移し以前同様、10000ドルより下に下落

パターン3
・何らかのショックで一瞬にして、10000ドルを割り込んでしまう

先のことは、だれにも分からないというのが投資の本来のあるべき基本の考え方ですが、過去と照らし合わせることで、少し目先予測はこのように可能です。絶対など著名投資家ですら分かっていないのですから。

世界で通貨、資産の位置付けに大きな変化が出ている

ビットコインやその他仮想通貨は、暗号資産としての位置付けとなり、「通貨」としては認められていません。確かに送金面、マネロン懸念など課題は山積みです。

しかし、資産としての位置付けとしたらどうでしょう。ゴールドが注目されている中、デジタルゴールドと呼ばれるビットコインにも注目が集まっているのではないでしょうか。そして、現在過去のケースにない、ドル安や予期せぬ円高が起こり、新型コロナウィルスからの世界情勢の悪化による通貨の位置付けが、大きく変わろうとしており、また過去のパターンが通用しなくなっています。

そこに新たな資産といわれる、” ビットコイン “ が、投資家にさらなる脚光を浴びるスペースは大いにあるのではないでしょうか。

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Hatanaka
投資歴16年。過去には様々な投資案件を行ってきており、為替FX、暗号資産(仮想通貨)分野に精通しており、現在は、トレーダー講師としても活躍中。