株式

【 アメリカ株おすすめ 】初心者におすすめの米国ETFとは

アメリカ株か日本株か

アメリカの株式市場は、コロナの影響を受けた後にもS&P500、ナスダック総合指数と史上最高値を更新しています。NYダウは少し遅れているものの、コロナ下の影響での下落は帳消しにする動きです。日本株といえば、日経平均も戻していますが、そもそも新型コロナウイルスの打撃から考えるとどうでしょうか。

新型コロナウイルスの影響:9月17日現在

アメリカ(総人口:3億2,716万7,434人)
・感染者数:664万人
・死者数:19.6万人

日本(総人口:1億2,652万9,100人)
・感染者数:76,448人
・死者数:1,461人

圧倒的に、アメリカが、新型コロナウィルスの影響を受けていることは一目瞭然です。アメリカの人口は、日本の約3倍ほどです。しかし、堅調な米国株。これは、アメリカの迅速な金融政策、財政政策にポイントがあります。

株価を選ぶ場合でも各国政府の対応は、非常に重要となってきます。日本株の場合は、ウォーレンバフェット氏が、割安感を示唆しており、この辺りはプラス材料とも考えられますが、安定性でいえばアメリカ株が上ではないでしょうか。

アメリカ株を個別で投資するリスク

株価を個別で投資するリスクについて考えてみましょう。例えば、Aという企業。成長もしており、利回りもよく誰もが絶賛する企業だとします。当然投資すれば、儲けが出そうなイメージですよね。高配当で株価が右肩上がりだとしても注意点があります。

それは、1つの銘柄に投資をすると、右肩下がりになったときのリスクや減配する可能性も考えておく必要があります。減配とは、業績悪化などを理由に配当を減らすことをいいます。無配といって配当がなくなるケースもあります。そうなってくると仮に、狙いをつけて個別銘柄を1つに絞って保有していたとすれば、非常にリスクがあるということです。

アメリカ株を分散して保有する

どんな銘柄であってもリスクはあります。当然企業業績等も見る必要はありますが、それ以上に投資の基本として覚えておくべきことが、分散投資です。最低10銘柄程度に分散して企業を選別して投資しておくことで、先ほどのようなリスク回避になります。

A企業の突然の業績悪化が出て、株価下落、減配となったとします。A企業のみに投資していたら、これで厳しい状況ですね。しかし、10銘柄投資していて、その他の企業が好調であればその分を補ってくれます。1つの銘柄の状況が悪化しても、その他がカバーしてくれるように選別する、それが分散投資です。

個別銘柄分散投資には資金が必要

分散投資に関してのリスク回避はご理解いただけたかと思いますが、では10銘柄を一気に買えるのか?といいますと、資金が必要となってきます。

割安の銘柄にはそれ相応のリスクも潜んでいますので、堅調な銘柄となると最低購入額が高い場合があります。そして銘柄選定や管理も手間がかかります。よほど真剣に株式投資をしていない人以外、道のりは長く感じてしまい、興味を持つ前に挫折してしまいかねません。この辺を踏まえた上で、初心者の方にもおすすめのアメリカ株を保有する方法があります。

米国ETFで分散投資

ETF=Exchange Traded Fundは、日本語で上場投資信託といいますが、これがおすすめです。それの米国版ですね。米国ETFの構成銘柄はさまざまなので、米国ETFを1本購入するだけで自動的に分散投資が出来ている状態となります。

ETFは、証券会社に口座を開けば、株式同様手軽に売買が可能です。個別投資とは違い、少額で数銘柄を保有することが可能です。ただ、利回りは個別での購入よりも下がります。ETFと投資信託がごっちゃになりがちですが以下の違いがあります。

ETF
・取引先:証券会社
・上場
・取引機会:証券取引所の取引時間中力

投資信託
・取引先:銀行・証券会社等
・非上場
・取引機会:1日1回

ETFは、自由度が高いということがお分かりいただけると思います。

米国ETFを取引可能なおすすめネット証券

国内の取引所でも簡単に取引が可能です。実績ある証券会社を選ぶことがおすすめです。

・楽天証券
・マネックス証券
・SBI証券

配当利回りやセクター別によっても異なりますが、高配当重視や成長性重視などで変わってきますので、この辺はアメリカの現状、今後の成長をイメージしながら行うと良いでしょう。個人的には、極力セクター別、あらゆる業種に分散されているものを選ぶことで、さらにリスクは分散されると考えています。

同業種が多いとその業種自体が落ち込むと厳しいということです。直近でいえば、コロナの打撃を受けている航空関連などがイメージしやすいのではないでしょうか。

以上が、アメリカ株のおすすめですが、ピンポイントで狙ってあてにいくなどということは、投資では不可能です。リスクを分散させつつ、成長見込みがあるアメリカに分散して投資というのが、米国ETFということです。

*投資は常にリスクがつきものです。ご理解を深められた上で最終自己判断で行われてください。

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Hatanaka
投資歴16年。過去には様々な投資案件を行ってきており、為替FX、暗号資産(仮想通貨)分野に精通しており、現在は、トレーダー講師としても活躍中。
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