人生

起業家心得⑬

46歳:ビットコインマイニング

ビットコインへの投資

ビットコインへの投資は2009年から行っていましたので、日本でも本当に初期の段階でビットコイン投資をした一人だと思います。

リーマン・ショックがなぜ起きたのか?当時そのことを考えていたとき、金融業界のグリード(強欲)に原因があったというのがひとつの結論でした。既存の金融システムはどこかのタイミングで必ず壊れる事になり、それとは違う非中央集権の仕組みが重要であり、それがビットコインの本質にあると見抜き、ビットコインの投資をスタートしました。

まだ1BTCが1,000円しない時代でした。そしてその後、ビットコインの魅力を伝えるセミナーを随時日本で行っていくことになります。

ビットコインマイニング

ビットコインの投資を続ける中で、ビットコインの周辺になにかビジネスチャンスがないか?これを継続し思案する中で、ビットコインマイニングが非常に有望ではないかと考えるようになり、中国で数十台のマシンを使ったビットコインマイニングを開始しました。

既にそのタイミングでは、個人が自宅PCでマイニングできるレベルでは採算は合わず、専用マシンを使い、電気代を最低限に抑える必要がありました。中国内最初のマイニングでは、マシンを10台増やしただけでも30階建て以上のビルの電気が落ちたこともありました。本当に大量の電気を必要とするのです。

バーレーンへの進出

中国内でのマイニング事業というのは法的な問題もグレーでもあり、先々のリスクを考え、電気コストが安い様々な国を調査に回りました。サウジアラビアが世界で最も電気代は安いのですが、外国人が法人を作ることや入国ビザの手間などハードルも高いため、隣国のバーレーンでマイニング工場を作ることになりました。

バーレーンというのは中国に対してのマカオのようなもので、中東の中ではドバイと同様にお酒を飲むことができる国です。サウジアラビア内の規律が非常に厳しいため、息抜きをするために週末になると、多くのサウジアラビアの富豪たちがバーレーンでどんちゃん騒ぎをする。そんな街なのです。

マイニング立ち上げに四苦八苦

ビットコインマイニングに関しては昔からの投資仲間でもある友人と行いました。技術的な部分と現地管理はすべて彼に任せ、現地は信頼できるインド人技術者の会社に協力頂きました。バーレーンは電気代そのものは安かったのですが、砂漠の中にありますので、砂塵対策には本当に苦労しました。

最終的には基盤自体を水冷化することで解決しましたが、このときにはマイニング競合先が多数出てきていることもあり、マシンも新型が登場したため、追加設備投資とのバランスを考えた上で、撤退をすることになりました。数億円の資金を投入して行いましたが、これが無駄になったわけではなく、一定のビットコインの採掘はできましたし、なによりブロックチェーン関連での様々なノウハウを得たことが大きな財産となり、のちに繋がっていくことになります。

起業心得25:全く新たなジャンルへの挑戦は専門家パートナーと共に

長年の付き合いがある信頼できる専門家パートナーと新規事業にチャレンジする。
当たり前のことのようですが、重要なポイントがこの言葉には詰まっています。新たなチャンスにチャレンジする上で、素人が判断をして事業化するのではなく、コアな部分をわかっている人間に任せることは本当に重要です。

そんなパートナーを見つけるためには、やはり数多くの人との出会いが大切になります。今はオンライン上で幾らでもSNSなどを通じて、新たな出会い、チャンスを作ることができます。ただしそこにかける時間は、バランスを間違えればただの無駄になってしまいます。なにごともバランス感覚が重要なのです。

50歳:各国事業の分社化

マカオで事業の縮小、リストラを続ける中で、各国の各社の分社化も進めていきました。それぞれの会社は現地のパートナー社長が全て引き継ぐ形にして、一切の権利も放棄する形です。それぞれの国での良い思い出も悪い思い出もありますが、マカオから始まり、本当にあっという間の12年だったように思います。

この期間の間、アジアを中心とする新興国各国は大きく成長しました。その成長する一番最初のタイミングから海外投資の魅力、海外への進出、海外でのセカンドライフを、多くの日本人に提唱し続けたことは、とても大切な役割であり、その橋頭堡を果たす役割を担えたと思います。

軸を自分の中心に置くこと

ただし数々の投資の失敗もありますし、そこで多くの資産を失った人も数多くいます。投資に大成功を収めた人たち、現地に会社を作り大成功している人たちもいます。様々な人を見ている中で、やはり重要なことは “ 軸を自分の中心に置く ” ということだと思います。自ら解決策を求めて工夫をする人には活路が開かれますし、何もせずなすがままでいれば、結果は人に委ねられることになります。

起業心得26:海外起業のチャンスはまだあるのか?

成長する国にはまだまだ幾らでもチャンスはあります。特にアフターコロナの今のタイミングでは、新興国各国から資金がどんどん逃げ出しており、機能不全に陥る企業も多数でてきますので、M&Aのチャンスもあります。

ただし、それぞれの国にはそれぞれの法律やルールがあり、時には政権が代わり作り上げた人脈全てがほぼ無価値になるようなこともあります。そのリスクも許容し、起業を楽しめるのか?

それが成功に導く秘訣であることは間違い無いと思います。

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チャーリーTAKA
チャーリーTAKA
日本を代表する投資家兼実業家でもあり、グローバル・チーフ・ストラテジストとして活躍中。
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