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【 年収700万手取り 】勝ち組?負け組?結婚と独身で比較

日本人の平均年収 最新版

どんな仕事でも給料が継続的に上がる時代がありました。正確にいうと僕は当時学生でしたので、そんな時代があったようです。それはバブルの時代のことです。バブルは平成が始まり崩壊しましたが、その後の日本人のお給料は全く横ばいです。

現時点の最新平均年収は、国税庁の民間給与実態調査によると、日本人の平均年収は441万円(平成30年度)のようです。正規、非正規雇用の格差が開いているので、一概にこの平均の数字はなんとも言い難いところです。

直近の平成30年度は441万円が平均年収ですが、10年前の平成20年度と比べるとわずかながら上昇しています。平成20年度の平均年収は430万円ですので、11万円アップですね。平均年収を知った上で、今回は手取り年収700万について少し深掘りしていきましょう。

年収 700 万手取りを得るには

年収といっても数字のマジックといいますか、手取りをベースに見たいところです。年収にたいして手取りは、社会保険料、所得税、住民税を引いたものですので、このギャップは覚えておく必要があります。特に新卒で採用され、その後お給料をもらった後に、なんとなく少ない・・ と違和感を覚えるのは、この社会保険料、所得税、住民税を考慮せずに、求人で書かれているお給料として手元に入ると思っているからです。

さらには40歳以上は介護保険料も追加され引かれることになります。

・手取り年収 = 年収(総支給額) – 社会保険料 – 所得税 – 住民税

年収960万円で手取り年収700万円になる

年収(総支給額)700万円の場合は、手取りでいえば529.5万円になります。

手取り700万円(正確には708.2万円)の場合は、年収960万円となります。全く変わってきますね。ですので、年収700万円と聞いても、それは手取りなのか?という確認は必要です。あ、あくまでも結婚相手の年収を知りたいケースですかね。

あとからあれ?と違和感を感じるかも知れませんので。そして年収が上がれば上がるほど、会保険料、所得税、住民税も上がりますので、高収入には、高収入の悩みがありますね。

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年収700万円の手取りの結婚生活

年収700万円の手取りの人と結婚したとします。そして、片方は専業主婦(主夫)。婚活市場の年収を少し見てみましょう。全国の結婚相談所2470社が加盟する日本結婚相談所連盟というものがあります。2020年7月も3709名もの会員が入会しています。その日本結婚相談所連盟で公開されている男性の公開年収は以下の通り

*2020年4月時点

年収
〜399万   :4525名
400〜499万:5752名
500〜699万:9626名
700〜999万:5500名
1000万〜  :3157名

一目瞭然で、500〜699万の方が多く、結婚相談所に登録していますね。これらのデータから見えてくるのは、700〜999万の結婚生活は、比較的高嶺の花であるということです。

しかし逆にあなた自身が、年収700万円を稼いでいる側とすると、結婚生活は当たり前ですが、家族を養っていく必要があるということです。子供が出来る、子供が大きくなると家も広いところが必要になってくるなど、お金はいくらあっても足りません。

そして意識しなければいけないのが、独身時代と同じ年収700万円の手取りであっても、一人で全て使える訳ではないということです。ここに始めは息苦しさを感じる人もいるでしょう。ただ、結婚は愛する人やその子供が出来ることで、独身時代とは全く違う生活が待っています。

そして、年収700万円の手取り以外にも、結婚相手にたいしてチェックしておく必要があるのが年齢と貯金です。若ければ貯金が少なくてもまだまだこれから蓄えていくことができます。しかし、30代、40代にもなって貯金が少ない、なんならゼロという人も年収700万円でもざらにいます。

これはある意味でいえば、これからの結婚生活のバロメーターとなる大切な数字ですので、焦って結婚する前に、パートナーとなる相手の貯金や今までの生活等も把握しておく必要があります。あとは、年収700万円の手取りがあれば、それぞれがよほどの浪費家じゃない限り、平均以上の結婚生活を送れることは、年収のみだけ見ても言えるでしょう。

年収700万円の手取りの独身生活

年収700万円の手取りで単身者というのは、大手企業や自身でビジネスを展開し、ある程度成功している部類の方でしょう。独身の場合、外食や使えるお金に余裕があるため贅沢な暮らしが可能です。少し貯めて高級車を購入することも独身生活ならではの楽しみ方ではないでしょうか。

人によっては、実家暮らしであれば全くお金を使う必要がなく、年収をほぼ貯金に回すことも可能です。手取りが700万円で、仮に半分貯金に回せれば、毎年350万の貯金が可能となり、10年間で3500万円の貯金が出来ます。当然、現時点で手取りが700万円の人ならば、さらに年収アップも期待できるところです。

最終的に重要なもの

最終的に年収が手取り700 万であっても、結婚、独身であっても必要なものは、支出と収入のバランスがあっていることです。これは、いくら年収が高くても出来ていない場合は、苦しい人生となります。年収が日本人の平均やそれ以下の方でも上手にやりくりをして、人生を謳歌している人はたくさんいます。

勝ち組み、負け組みと数字、お金のみで決めるのはなかなかむずかしいことです、一概にこの年収で結婚しているから勝ち組み!とも言いきれない部分もあります。全てはバランスですし、何よりも自身がその生活に満足しているかが大切ではないでしょうか。

しかしそのバランスを考える中でも年収が高いというのは、優位に人生を進められる位置にいることには違いありませんね。

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Hatanaka
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