経済ビジネス

【人間拡張の時代】テクノロジーの力人間の能力が強化出来る時代に

時代の進化、変化はここにきて著しいなと感じることが多いですが、今回は人間拡張の現状についてまとめてみることにします。

これを利用するしないは、人それぞれの考え方にもよりますが、不便さが解消され、いつまでも若く健康であった時と同様、それ以上の効果を得られるのであれば、一考に値すると思います。

人間拡張とは?

人間拡張(Human Augmentation:ヒューマンオーグメンテーション)は、VR(仮想現実)/AR(拡張現実)やAI(人工知能)などのテクノロジーの力で、人間の能力を人間単独のときよりも強化することを指します。

たとえば、腕や頭などにウェアラブルデバイスを装着することによって視力を矯正したり、うつを改善したり、意思疎通のための伝達力を上げたりということです。

人間拡張の研究者は、継続的にテクノロジーを使うことで、人々の拡張した能力を開花させたり、さらなる能力を拡張することを目指しています。この人間拡張の技術を利用したAIは、HAI(Human Augmented Intelligence)の開発も進んでいるようです。

コンピューターと人間の能力をつなぎ、共有するこのアイデアは「IoA(Internet of Ability)と呼ばれ、IoT(モノのインターネット)やIoH(ヒトのインターネット)に続く新たな概念として世界から注目されているのです。

人間拡張の可能性はどこにあるのか?

次世代の人間拡張テクノロジーがこれまでのものと異なるのは、AI(人工知能)、情報工学、ロボット工学を組み合わせ、これまで厳然と区分けされていた現実と人工的なデジタル空間(仮想現実)、体と機械を融合することで、人間の可能性を劇的に広げようとしている点にあります。

バイオテクノロジーやナノテクノロジーを駆使して内部から改造し、人間の身体能力、知的能力を拡張させる試みも既に始まっています。そのため最近の人間拡張テクノロジーは超人化テクノロジーとも呼ばれています。SF作品に登場するバットマン、アイアンマン、スパイダーマン、ガンダム、エヴァンゲリオンなどを実際に作りだすテクノロジーと言えば分かりやすいかもしれません。SF映画の主人公の持つ特技、特徴がひとつずつ現実化に近づいていると言うことです。

今後、人間拡張テクノロジーを利用した製品、サービスが次々に生まれてくることが予想されますし、これにより既存のビジネスの幾つかは淘汰されるものも出てくるでしょう。

高齢化が進む日本には「人間拡張」は必須となるのでは?

日本では人間拡張テクノロジーが今後必須となるのではないかと考えられます。日本は急速な高齢化が進み、労働人口そのものが急速人減少していくからです。現在の生産年齢人口は7400万人程度と言われていますが、2040年には5978万人、2065年には4529万人となると推計されています。(日本の将来推計人口から)

外国人労働者の受け入れ拡大、女性や高齢者の活躍推進など、今、生産年齢人口の減少分を補うための施策が急ピッチで進められています。制度改革や意識改革も進んでいますが、新型コロナの影響で研修生として入国した外国人が働く先がなく、仕方なしに子豚などの畜産動物を盗難するなどの被害も出ており、課題も山積みです。

生産性が向上できれば生産年齢人口の減少問題の解決につながります。1人が2人分、3人分の仕事をし、1人当たりの生産性を向上させることができれば、その人に対しての報酬を大きく上げることもできますから、日本人の平均所得増加にもつながるのです。だからこそ、人間の身体能力、知的能力を伸ばす人間拡張テクノロジーが日本で受け入れられる可能性は高いと考えられるのです。

遠隔作業での利用

地理的に離れた場所にいる2人が、体を介して共同作業をしたりすることもできます。何かの作業の仕方について自分から離れた場所にいる誰かに教えようとするとき、例えば電話を使った口頭説明だけではうまく伝えられないことがあります。

そのような場合でも、口頭説明だけでなく、ロボットアームで適宜指さしたり、相手の手を取ったりして、身体的に情報を伝達することもできます。

ドローンと連動

「フライング・ヘッド」と呼ばれるシステムでは、ヘッドマウントディスプレーを装着した人の動きに合わせて、ドローンを操縦できるので、装着者が頭を右(左)に向ければドローンも右(左)を向き、装着者がしゃがめばドローンも高度を下げます。頭をぐるりと回せばドローンのカメラを通して自分の姿を見ることもできます。

装着者はまるで自分がドローンに乗り移ったような感覚を得られることになります。軍事転用のリスクは少し怖くもありますが、この技術など応用できる部分は非常に大きいと感じます。

人機一体

人と機械とが1つにつながって一体的に動く状態が人機一体です。人機一体と呼べるほど人と機械とが密に連携できれば、機械の拡張がそのまま人間の拡張になります。

望遠鏡や顕微鏡で覗く視力を得られたり、今までの10倍、20倍の重さのものを運べるようになったり、マラソン選手よりも早いスピードで走り続けても疲れることもなかったり・・・・。そんな自分をイメージしてみてください。可能性の大きさが理解できると思います。

そしてこの分野は今後確実に大きく成長していきますから、この分野での成長企業への投資は非常に効果的なものになると思いますので、皆さんそれぞれ様々な企業についても調べてみてください。

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チャーリーTAKA
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日本を代表する投資家兼実業家でもあり、グローバル・チーフ・ストラテジストとして活躍中。
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