トレーダーなら1度は夢見るFXトレードライフ
FXで稼ぎたい、いつかは専業トレーダーになりたい、このように考えている方がいる反面、あんなものはギャンブルだ、ただの丁半博打、くだらないと揶揄する人もいるでしょう。
ただどちらにしても、FXを語るのであれば強くいえることですが、なにを発するにも「徹底的に自身が体験しないといけない」こう考えています。
今回は、FXトレード歴10年以上の経験から、いい部分、危険な部分をお伝え出来ればと思います。最近多くの、トレーダーとして稼ぎたいと希望を持って参入されてくる方の、お話を聞いている中で感じていることは、厳しい言葉になりますが、” 考え方が甘い “ というのが現状です。甘いというか、ズレともいえます。
まずはFXトレードライフを夢見る前に、心得、考え方のズレを修正して向き合っていただければと思います。
チャートが急変した翌日、電車が止まる事実
いきなり恐怖を助長するような内容を書きますが、FXで稼ぎたいと思って始めたところ、あれよあれよと資金が目減りし、さらには借金・・。家族にも相談できずに命を絶つというケースがあります。個人的になんども経験しているのが、株や為替が急落、急騰した翌日。人身事故の電車の遅延アナウンスなどを聞くと「もしかして・・」という考えがよぎります。借金苦や経済的理由で命を絶つケースは、FXだけではありませんし、毎日のようにあります。
ただ、FXに手を出したがゆえに取り返しのつかないことになってしまうということがあることは、まずFXで稼ぐ前に、FXで稼げなかったらというケースとして想定しておくべきです。
これは資金管理で解消出来ることなのです。FXで稼ぎたいという気持ちが大きければ大きいほど、損失を出した際に、カッとなって損を取り返そうという意識が働きます。デイトレーダーでいえば、その日のうちに、損失を取り返したいという自分勝手な都合が入ります。そうなると冷静な判断が出来ずに、さらに損失を膨らませる、なんならレバレッジをかけすぎて大きく損失を膨らませるということにつながります。
仮にその日は、運良く取り返せたとしても、その考え方でトレードを行なっていると必ず痛い目にあいます。なぜ分かるのか?、、、僕自身がなんどもそれをやらかしている、経験者だからです。
ポイント:熱くなりすぎない
簡単にFXで稼げたらだれでも億万長者
冷静になれば分かることですが、FXでみんなが簡単に稼げたらだれでもやりますよね。それを前提にネット情報を見るべきです。SNSなどが普及されている昨今、大きく利益を上げた収益画像を見かけます。中にはあり得ないロット数でのトレード、しかしそれは本当の画像でしょうか? これに関しては、本人以外分かりません。
2008年頃、FXブームで有名になった人気トレーダーがいました。しかし、彼はFXで売り買い同時に行なっていました。そして、利益が出ている方のみ画像でアップし集客をする、要するにセミナーや商材などへの誘導目的です。両建てといって、売りと買いを同時に行うことは可能です。仮にドル円100円で売ったときに買いを入れます。
どちらに行くなど分かりませんよね。ということで利益が出た方の画像を残します。101円になったら買い画像がプラス、99円になったら売り画像がプラスですね。そして、両建てを同時に決済すればどうでしょうか。手数料等は取られますが、ほぼプラスマイナスゼロで後は、集客用の画像がリアルで得ることが出来ます。
詐欺のような(詐欺ですね)やり方ですが、これで集客できたのが現状で、再度ブーム化している今も、昔と似たような切り口で行なっているのではないか?という内容を見かけます。当然、中にはリアルタイムで本当に稼いでるトレードを生配信などでアップされている方もいますが、だからといってそれをすぐに自分自身と重ねるのは危険です。稼ぐようになるには、多くの時間や出費を費やしているという事実もあります。
ポイント:簡単に稼げるものではないと認識
経験は、必ず武器となる
僕自身は、リーマンショック前からFXトレードを行なっています。ただ古くからやっているというだけですが、痛い目も良い目も経験しました。痛い目でいえば、リーマンショック時、訳も分からず下落する中で、買いを繰り返していました。
実は買いしか出来ないと思っていたんですね。笑 そして利益が出れば、すぐ利確、損失は放置でさらに買い増し、これを繰り返した結果、ある朝取引所にログインすると、数百万円という大きな損失が確定されていました。たいていの人は、そこで諦めるでしょうが、冷静に考え、資金管理を意識しながら以前に比べ少ない資金であらためて開始し、その後2012年のアベノミクス相場では、ある程度波に乗ることが出来ました。
2020年でいえば、コロナショックがありました。FXでいえば、意識しておくべき恐ろしい内容が、”フラッシュクラッシュ”です。フラッシュクラッシュは、突然値が飛びます。薄商いの中で起こりますが、2020年は東京市場で起こりました。急な円高です。これは正直どうしようもありません。このリスクは必ず理解しておくべきです。
ただ経験していると値が飛んだ際の対処もわかりますし、今回でいえば利益を伸ばすことが出来ました。過去の経験やチャートを見ていて起こったことで学んでいたからです。ですので、FXで稼ぐことを考えている方は、日々のチャートに振り回されるだけではもったいないです。一気に動いたら、ヘッドラインは出ていないか?なぜ動いたのか?その後はどうなったか?など、日々検証を繰り返して見てください。
ポイント:過去の経験、検証は活きる
FXで稼ぐ=派手なイメージを捨てる
昔と比べて、有益な情報が無料で手に入ります。ここを上手に活用してトコトン利用して見てください。危険なのは、あらゆる情報に振り回され、地に足がついていない状態に陥り、気づけば資産がなくなってしまうことです。
どうしても派手なイメージが先行しがちなFXですが、実際は決して派手ではありません。下記、以前つぶやいた内容、twitterをご覧ください。
トレードでうまくいったとき
→いつもと同じやり方トレードでうまくいかなかったとき
→いつもと同じやり方「うまくいく」という定義を ” 資産が増えた” という考え方にしている場合が多いです。
僕は、” ルール通りできた=うまくいった ” です🐒
— はたなか@投資道 (@hatanaka_angou) August 21, 2020
派手なことをして資産が増えると、心地よい感じになります。これは一種の麻薬のようなものです。ギャブルですね。しかし、同じトレードルールであれば、絶対のないFXはつまらないものとなります。この辺を理解するまでにかなり時間を要しました。
ですので、派手な考えは捨て、淡々と同じルールで行う、これを機械的に繰り返す意識をして見てください。損切りが出ても利益が出ても感情が揺れないようになってくると変化が生まれます。
ポイント:地味な継続は力なり
FXで稼ぐ最終的な理想は、そうなのかなとまだまだ僕自身も感情に左右されることがあり、道半ばですが最近強く思います。やり方によっては大きく人生が変わります。ぜひ、興味がある方は地に足をつけて挑まれて見てはいかがでしょうか。
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