為替

【 ドル円見通し 】104円割れで大きく動き値動きが加速する理由

動く為替のマーケット、動かないドル円

FX(外国為替証拠金取引)をやられている方はご存知と思いますが、少しずつ為替市場にもボラティリティが戻っています。そんな中で、初心者の方や日本人に馴染みのあるドル円だけは、怠慢な動きとなっています。FXとは、通貨を売買して利ざやを得ることで収益が上がりますが、ボラティリティが出ないとなかなか利ざやは得にくくなるのが、現状です。

そんなドル円もいよいよ動き出しのタイミングが近づいています。理由は、過去のチャートはもちろんですが日米の関係にもあります。今回は、ドル円が動き出すタイミングについて解説します。

リーマンショック付近のボラティリティ

まずは、ドル円の、リーマンショック付近に注目して見ましょう。リーマンショックといえば2008年に大暴落が起こっていますが、その1年前の高値から見てみると、高値と安値を結ぶと期間的には以下の通りになります。

リーマンショック付近のドル円
・2007年〜2011年
・4年ほど
・123円後半〜75円前半
・約49円幅

アベノミクス付近のボラティリティ

アベノミクスといえば、安倍首相が掲げた政策ですが、この時はドル円も含む円が売られる円安となりました。ドル円でいえば上昇が続くことになります。アベノミクス付近のドル円は以下の通りです。

アベノミクス付近のドル円
・2012年〜2015年
・3年ほど
・77円〜125円半ば
・約48.5円幅

リーマンショック、アベノミクスのトレンドの出たスパンは、3年〜4年でその間の値幅は50円弱となっています。では、今年2020年、コロナショックで大荒れといわれた年のドル円を見て見ましょう。

2020年(コロナショック)ドル円ボラティリティ

2020年は、1月初旬に米軍によるイランのソレイマニ司令官殺害から始まりました。新型コロナウイルスで記憶が薄れている方、ご存知ない方もいらっしゃるかも知れませんが、これで第三次世界大戦が起こるのか!?というほどの緊張感となり、金融市場は、一気にリスクオフに傾きました。なんとかこの件は落ち着いたのですが、さらには世界を巻き込む感染症、新型コロナウイルスが猛威を振るい、現在でも感染者数、死者数は後を絶えません。

そんな中、3月には株式市場ではサーキットブレイカーが発動され取引ができない期間が多々生じたり、為替市場でもフラッシュクラッシュ以来の大幅急落が3月9日に起こりました。とはいえボラティリティが上昇したのはその前後でそれ以外は落ち着いており、今年のみでいえば約10円幅程度です。

近年のボラティリティの低下

2017年からドル円市場は、ボラティリティが一気に低下しています。リーマンショック、アベノミクスと比べてみるとわかりやすいですが、半分以下となっています。

・2017年〜2020年現在
・3年ほど
・118.3円〜101円
・約17.3円幅

さらには、先ほどの3月9日の急落は1日で戻しましたが、3円幅あります。ですので仮にそれを抜くと約14.3円幅とさらに低下します。リーマンショックやアベノミクス相場がただボラティリティが高かったのでは?と考える方もいるでしょうが、それは違い、3年スパンでボラティリティが高いときは70円近い値幅、比較的動きがおとなしいときでも22円以上の値幅となっています。

・1995年〜1998年:約70円幅
・1999年〜2002年:約35円幅
・2005年〜2007年:約22円幅

日米でなにか約束しているのか?

専門家の中には、こう考える方もいます。「2017年以降のボラティリティの低下、そして104円台になると急反発する様子を見る限り、なにか強い力でコントロールされているように見える」と。強い力とは、2017年という年がキーワードとなります。それは、米国でトランプ大統領が誕生した年です。

その後、日米の関係は、トランプ大統領と安倍元首相によって作り上げられてきました。この辺りから、もしかしたら日米でなにか約束ごとがあったのか?と考えても不思議ではありません。ドル安を好むトランプ大統領、行き過ぎた円高は勘弁して欲しい安倍元首相、この二人の取り決めであったとしたら、もうすでに日本の首相は、菅首相に変わっています。

そして、米国の次期大統領は、トランプ氏の再選か、バイデン氏のどちらかです。どちらにしてもここ数年のドル円の動きが崩れ、一気に動き出すということを視野に入れておきたいところです。

104円を下に抜ければ大きく下落することも想定に

これだけ値動きがないと売買のパワーが溜まった状態となります。そうなると、節目を超えると一気にチャートは走ることが考えられます。そのポイントが「104円」とみています。過去に何度も反発し、壁があるように感じます。

コロナショックのおかしな下落でも1日で押し返している部分です。日米の新しい時代の幕開けと共にドル円が、次なるボラティリティの時期到来かに注目です。大きな流れが出れば過去のチャートから見ても2年以上は継続すると考えています。逆に104円を再度耐えることがあれば、目線をひっくり返すことも大切です。

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Hatanaka
Hatanaka
投資歴16年。過去には様々な投資案件を行ってきており、為替FX、暗号資産(仮想通貨)分野に精通しており、現在は、トレーダー講師としても活躍中。
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