投資

バフェット氏の投資に変化が?銀行株を売却して、金鉱山株を取得

バフェット指数に注目

ウォーレン・バフェット氏が推奨する株価指標が30カ月ぶりの高水準になっています。これは、世界の株式が過大評価されており、調整局面が迫っているかもしれないことを示しています。世界の株価をGDPと比較する「バフェット指標」世界版は、2018年2月以来初めて100%を超えました。

バフェット氏は、2001年にドットコム・バブルが崩壊する前の数カ月間にこの指標が記録的な高水準に達したことは、非常に強い警告だったと述べています。バークシャー・ハサウェイ社の保有銘柄にも変化が出てきていますので、この点にも注目し、今後の株式投資への注意点をまとめてみることにしましょう。

銀行株の売却、金鉱山株の新規保有

ウォーレン・バフェット氏が率いる米バークシャー・ハザウェイは、第2・四半期にウェルズ・ファーゴやJPモルガン・チェースなど米大手行の株式を一部売却したほか、米ゴールドマン・サックス・グループの株式をすべて売却しました。そして届け出によると、バークシャーは新たにカナダ産金大手バリック・ゴールドの株式2,090万株、5億6,360万ドル相当を取得したこともわかりました。バリック株はこのところの金価格上昇の恩恵を受けており、バークシャーの発表後には株価が時間外取引で3.2%上昇しました。

AI TRUSTではWBL指数という独自指数を出していますが、こちらも3月23日の100から既に166を超えるまで上昇しており、この5ヶ月間での上昇率は非常に高く、中長期的な相場のトレンドを読むうえで、バフェット氏の今回の行動には重要なヒントが隠されていると考えるべきでしょう。

なぜ金鉱山株を今のタイミングで買うのか?

「国の借金から自らの資産を守るため、77年前にゴールドに投資しても大した成果は得られなかった」。バフェット氏は2018年の「株主への手紙」でこう言及し、株式投資の有効性を強調していました。それからわずか1年あまりで、バフェット氏は銀行株を売り・金鉱株を買いに動いたわけです。金鉱株買いにしても、バークシャーの保有株の時価総額全体(2,000億ドル)でみれば額は小さいですが、これまでの投資スタンスを考えると大きな変化があると考えるべきでしょう。

世界中でのゼロ金利、マイナス金利が長期化する中で、バフェット氏自身が、いままでの
少なくとも数%の金利が存在し、上げ下げを繰り返しながらもPER(株価収益率)が上昇する右肩上がりの経済成長を前提としたバリュー(割安)株投資の成功体験が変わりつつある状況を認めていると考えられます。バフェット氏は利益の蓄積は成長投資に回した方が効率的と考え、自社株買いを好みませんでした。しかし株主の圧力で、現在はそれも難しくなっています。

バフェット氏の父親は “ ペーパーマネーは経済に混乱と崩壊をもたらす。償還可能な金こそが人間の自由を維持する ”という金本位主義者であったことは有名です。バフェット氏が父の遺言に耳を傾けているのだとしたら、世界の投資家に与える影響は小さくありません。紙幣の価値下落が継続的に続くだけでなく、加速する傾向にあるとバフェット氏も考えているのではないでしょうか。

紙幣からの逃避は何処に?

バフェット氏が今後、資源株への投資比率を増やすようであれば、有力資源株への投資は有効なものだと考えるべきでしょう。

自社株買いを継続するようであれば、現在の株価は既に高値圏にあり、新規に買う魅力に欠け、かと言って紙幣の価値は下落すると想定するのであるならば、自ずと手元資金は自社株買いに向かうことになるわけで、株式市場の調整局面を予測すべきでしょう。

Apple株への投資比率は大きく、Apple社への中長期成長への信頼は揺るぎがないように感じますので、GAFAM株については、株式市場の調整局面での利確売りでの下落はあるでしょうが、中長期的な目線で考えた場合、継続保有が正しい選択であると考えるのが正しいように思います。

バフェット氏自身は自らが理解できないものには投資をしないという信念もあり、ビットコインや暗号通貨への投資を行うとも考えにくいですが、国債の実質ゼロ金利、紙幣価値の継続下落、そこからの資金逃避による資産価値の上昇は予測しているわけで、ビットコインの継続上昇は今後も底堅い動きをし、価格形成をしていくものと予測できます。

バフェット氏の動向には今後も注目し、自らの投資にも上手に活かしていきましょう。そしてバフェット氏の投資を自ら上手に活用すれば、より確率を高めた株式投資も可能となっていくわけです。

過剰流動性相場、アフターコロナバブルへの戦略は?

世界中の株式市場は、過剰流動性資金によって、企業業績とはかけ離れた形で上昇が続いています。しかしこれは何処かのタイミングで必ずショック安が来ます。

基軸通貨のドルに円から分散させること。そして長期的な視点から成長株をドルコスト平均法で分散投資を行うこと。これが今最も正しい投資戦略となります。

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チャーリーTAKA
チャーリーTAKA
日本を代表する投資家兼実業家でもあり、グローバル・チーフ・ストラテジストとして活躍中。
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