仮想通貨=暗号資産
仮想通貨の内容を投稿する際に必ず行なっているのが、仮想通貨=暗号資産であるということです。この徹底が、なかなかなされていないのが現状です。理由は、2017年にブレイクした仮想通貨バブルにあります。
当時は、今よりも法整備も緩く、メディアもある方の「仮想通貨」という発信を取り上げ、その後仮想通貨という言葉が飛び交いました。しかし、実際は通貨ではなく資産であると政府は認識してもらうことを目的に「暗号資産」となりました。ですので、同じことだということです。
ビットコインは?
仮想通貨と暗号資産は同じということはお分かり頂いたと思いますが、ではビットコイン(BTC)は?と頭が混乱する方もいるのではないでしょうか。ビットコインは、仮想通貨(暗号資産)の中の1つのコインということです。仮想通貨の中の基軸コインといっても過言ではありません。
仮想通貨=法定通貨、ビットコイン=米ドル、このような認識で覚えておくといいですね。その他、仮想通貨はプロジェクトが発行するコインが無数にあります。現在では、コインマーケットキャップで調べると7278のコインが存在しています。その中の時価総額ランキング堂々1位がビットコインです。
過去にイーサリアムという仮想通貨に1位を奪われたこともありますが、すぐに奪取しています。ビットコインは、仮想通貨の中の基軸であることは、ここ10年に及ぶ業界の歴史の中で揺るぎない事実です。
ビットコインのメリット①
ビットコインには、いくつかのメリットがあります。まずは、キャピタルゲインです。キャピタルゲインとは保有しているだけで資産が増えることですが、例えばあなたがビットコインを1BTC保有します。その1BTCですが、1ドルと同様に円やドルなどで現在の価値が分かります。
例
1BTC=10万円 のとき
10BTC購入、必要な日本円 → 100万円
その後
1BTC=200万円 のときに円に換金
10BTC×200万円=2000万円
100万円が2000万円になります。元手の100万円を引くと1900万円のキャピタルゲインを得るということになります。このビットコインの変動、金額が大きすぎて大げさでは?と感じた方にお伝えしておきますが、これは2017年1月から12月にかけて実際に起こった価格の上昇です。この行きすぎた上昇で、億り人と呼ばれる人が誕生し話題となりました。その後、2018年以降価格は下落しましたが、2020年10月現在も1BTC=110万円付近を推移しています。
ビットコインのメリット②
ビットコインは、キャピタルゲインも魅力ですが送金も実は非常に便利です。銀行を介さずに相手のアプリ(ウォレット・財布)に直接ビットコインを送ることが出来ます。これは、国境を越えて可能ですので、相手のアドレスさえ知っていれば、スマホさえあれば簡単にビットコインを送金出来てしまいます。
日本ではあまりピンとこないかも知れませんが、出稼ぎ労働者の方などは、海を渡って家族に送金する際に、銀行に多くの手数料を支払って仕送り等を行なっています。この辺りを払拭するのが、ビットコインや仮想通貨といわれています。日本でもビットコイン決済を扱う店もありますので、ウォレットから支払うことも今後ビットコインがブーム化すれば、増える可能性も考えられます。
ビットコインのデメリット①
メリットがあれば、デメリットはあります。特にまだまだ未知数の仮想通貨の業界は特にデメリットも考慮しておくべき必要があります。先ほどのキャピタルゲインの価格差による収益拡大、、、ですが、これは逆をいえば、それだけ大きく損失を出す可能性もあるということです。10万円のときに参加して200万になれば大きく利幅が出ますが、200万のときに参加して現在110万付近ですので、90万円幅の含み益を抱えている状態になります。10BTC購入であればその10倍ですので、900万円ですね。株や為替と変わりませんが、逆にいけば損失が大きく膨らむのがキャピタルゲインであること、そしてその中でもビットコインは投機的なボラティリティであることは自覚しておく必要があります。
ビットコインのデメリット②
送金にたいして、便利なビットコイン。では、送金先の国でビットコインを扱っているお店がなければどうでしょうか。当然使うことが出来ません。ドルに替えて使えばいいのですが、では仮想通貨取引所が規制されていたらどうでしょうか。ウォレットにはビットコインがあっても国によっては使うことが出来ない、換金できない可能性もあります。
これは、非常にリスクとなります。現在、先進国でも仮想通貨にたいしての向き合い方は非常に慎重になっています。理由は、自国通貨を破壊しかねない存在だからです。わざわざ自分の国の通貨がある、安定しているのにビットコインを取り入れるメリットは国にあるでしょうか?先進国では、あまりメリットはありません。発展途上国などでは、積極的に取り入れる流れも出ていますが、現時点で国次第では、コロコロ整備が変わるという理解はしておく必要があります。
ビットコインは金のような資産となる
最後に、持論ですが、ビットコインは金(ゴールド)のような資産価値を今後形成していくのではないか?と考えられます。コロナ禍で、世界の法定通貨が不安定になってきます。そうなると世界中の人は、資産のリスクを回避しようとする動きが出ます。
そんな中で考えられるのが金ですが、デジタルゴールドとも呼ばれているビットコインの知名度が上がれば、上がるほどそちらにも資産を移してリスクヘッジしようという流れは強まると考えています。当然、保有していてキャピタルゲインを得られるとそれはそれで喜ばしいことですが、今後ビットコインが安定感を増せば、各国政府も受け入れて法定通貨と共存していく道を模索するのではないでしょうか。
ビットコインのデメリットを理解した上でのリスクヘッジとしては、面白い資産となると考えられます。僕自身は、目先の価格は気にせず、月々決まった金額を円からビットコインに替えています。
お金の科学を分析する
・人はなぜお金に一喜一憂するのか?
・そもそもお金とはなんなのか?
・お金があれば本当に幸せになれるのか?
お金に対しての様々な不思議を 科学的に分析してみました。
無料レポートを今すぐこちらからご覧下さい。
毎週1回情報をまとめてお送りします。
AI TRUSTでは日々の金融市場に影響を与えるニュースを独自の視点から解説を行っています。是非ご自身の投資指標としてご活用ください!!